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幽かな願いを、雨に乗せ
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●戦いの外側で
「このっ、やったな!」
「当たるかー! わっぷ!?」
「ほら、こっちにも居るよ」
中庭で、濡れ鼠になりながら繰り広げられる水鉄砲の銃撃戦。
杏子と翡翠他数名が興じる中、月詠と鋭二はをテラス席に座って眺めていた。
「皆元気だな」
「風邪をひかないといいが」
「……」
「……」
「なあ、俺にはどうしてもひっかかるんだ。霊感の弱い俺でも見えるし、彼女は本当に幽霊なのか?」
至極最もな疑問。霊感がなくても見えれば、触ることも声を聞くこともできる。これだけ考えれば、幽霊と思えないのも無理はなかった。
「少なくとも、死んだ日のことについては幽霊らしい反応が返ってきたよ」
先の、スケッチ中のやり取りを思い返す。
「……そうか」
やはりどこかで一度、じっくりと話を聞く必要はありそうだ。そうしないと、どうにもハッキリしなさそうだ。
そんな事を考えていると、不意に後ろから声。
「彼女はここに居ましたか~」
へらっとした明るい声。
添木 千唐
だ。
「昼休みぶりだな」
「どうも、お昼休みぶりです旅鴉月詠さん」
そんなやり取りをしていると、千唐が増えたことに気付いた杏子が近づいてきた。
「あれ、二人のお友達さん?」
「こんにちは。美しいお嬢さん。水も滴るいい女という言葉があるけど、君の為にあるような言葉だね」
「なっ、えっ!?」
すらすらと流れ出る口説き文句に、杏子は顔を真っ赤にして動揺する。
「おっと、名乗ってませんでしたね。僕は添木千唐。どうぞよろしく、千草杏子さん?」
「あっ、はい、よろしく!」
相変わらず顔を赤くしたまま、ハッとした表情になる。
「あれ、何で私の名前知ってるの?」
「人伝てに聞いたんですよ~」
へらへらとした笑顔を向けながら、どのタイミングで件の話を切り出しに行くかを思案する千唐だった。
●つりますかつりませんか
水鉄砲の銃撃戦も終わり、今度は外へということになった一行。
外と言っても、色々ある。どこへ行こうかと話しながら歩いていると、一台の自転車が向こうからやってくるのが目にとまった。
乗っているのは、
溝口 竜馬
。釣りに行くつもりなのか、竿を持っている……が、何故か二本。
竜馬も皆に気づいたらしく、自転車を停め、
「おう、お主らそんな連れ立ってどうしたんじゃ……ハッ!」
集団のほぼ中央に居る杏子に気づくと、とてもわかりやく驚きの表情を見せた。
「どうしたんだ?」
轟の問いに、竜馬はじっと杏子の方を見ながら、
「その子があの噂の……幽霊かの?」
「幽霊? 何を言ってるんだ」
「幽霊って、この子が? まっさか~、半透明だったりみえねーもんじゃん? だから違うって。んー、噂の子って言うのは間違ってないけどな?」
「おう、そうじゃったか」
修とラッセルから同時に否定され、すんなりと納得する竜馬。ポンと手を打ち、
「そうだ、せっかくじゃ。お主らもワシと一緒に釣りにでも行かぬか?」
「……」
想像だにしていなかった釣りという選択肢の浮上に、一行は顔を見合わせる。そして、当然の様に杏子に視線が移っていく。
杏子の為に集まったような皆である、彼女の意見が気になるのは自然な流れではあった。
みんなの視線に気付いた杏子は、何度か竜馬と釣竿の間で視線を往復させた後、
「よし、じゃあお魚さん釣りに行こー!」
その答えを聞き、竜馬は豪快な笑い声を上げた。
「ガーッハッハッハ!! ならワシが案内してやるわい! そうじゃ、ワシは溝口龍馬じゃ! よろしくのう!」
自転車を押して歩き出した竜馬の後ろをついて行った先は、猫又川の河川敷だった。
「んー、ここって魚釣れるのか?」
ラッセルの疑問はもっともと言えば、もっともだった。現在地は住宅街を走る、猫又川の下流。
上流ならともかく、という気は確かにしないでもない。
「安心せい、ちゃんとここでも釣れるからのう。まあ数は少ないがの!」
「あ、やっぱ少ないんだ」
豪快かつさらっと言われた事実に、つい突っ込んでしまう翡翠だった。
まあでも釣れるなら問題ないよね、とすぐにあっけらかんと笑う。
「とりあえず、千草さんと溝口さんが釣りをすればいいんじゃないですか?」
『わたしたち けんがく』
竿が二本しか無い以上、ほとんどが見学になるのばっかりはどうしようもないことだった。
「じゃー、一番手もらっちゃうね。ありがと!」
「すまんのう、もっと持ってくればよかったの。して千草、やり方はわかるかの?」
「ごめん全然わかんない」
ナノ一秒ほどの即答だった。
「そうかそうか、ならワシが教えたるでのう」
普段からやりなれているからだろうか、竜馬の説明はかなりわかりやすいものだった。
実際竿を手にしていなくても、何となく感覚がつかめそうになるくらいに。
「ほいっ! と、こんな感じじゃ。さあ、やってみい」
「はーい!」
龍馬に説明してもらった通りに、釣りを始める杏子。勿論、竜馬もその隣に立って自分の分の釣りを始めた。
しばらくは竿になんの反応もなく、そこはかとなく、やっぱりここ釣れないんじゃという雰囲気が漂っていたが……。
「おお、来たっ!?何か来たよっ!?」
「わしもじゃ! 千草気張れよぉ!」
突然のダブルヒットに、観衆も沸き立ち始め――、
「つ、釣れたーッ!?」
「こっちもじゃ! ガーッハッハッハ!!」
二人が同時に釣り上げたその瞬間。
「ほんとに釣れた!?」
「溝口も千草もすげえぜ!」
「溝口の教え方は、余程上手かったようだな」
「へえ……釣れるものなんだね」
「住宅街の川でも、魚って釣れるんだな……」
主に、千唐を除いた男性陣が盛り上がっていた。
その後、折角だからと代わる代わる竜馬に釣りを教えてもらった結果。
「そろそろちょっと……休まない? いいお店を知ってるんだけど」
そう天野が提案する頃には、意外な量の魚が釣れていたのだった。。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月18日
参加申し込みの期限
2013年04月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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