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【大晦日】星ヶ丘のSPECIAL DAY & NIGHT
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●カウントダウンの、その瞬間
すっかり飛ばせる状態になったスカイランタンを多くの人々が手にして、カウントダウンの合図を今か今かと待ち望んでいた。星呼祭のスタッフ達もその瞬間を待ち望むように固唾を呑んでいる。
『お待たせしました! さぁ皆様スカイランタンの準備はバッチリですか? それではお渡ししてあるライターで固形燃料に点火してくださいね!』
あちらこちらで炎を灯す音がする。そして、地上にいくつもの星が広がっていく。
『よろしいですか? もし困ったことがあったら、お近くのスタッフにお声掛け下さいね!』
地上に広がった星が溢れんばかりになったころ、カウントダウンの声が掛けられた。
『それでは、いきますよー! 59、58、……』
開始時間まで年越し蕎麦を食べたり、温かい飲み物を手にねこったーを覗いてみたり、ナンパをあしらったりしていた
城山 水樹
もスカイランタンを手にしていた。
一人で参加している人も多く、水樹はちょっとほっとしたり、クリスマスの夜に出会った彼とその体温をを思い出したりしていたけれど、カウントダウンの声に少し緊張しているようだ。
来年は高校三年生になる
三宅 葉月
は少しだけ離れた、ケータリングに近い場所でスカイランタンが夜空に放たれようとしているのを見ていた。
甘酒を手に、乗り越えなければいけない壁の存在を考える。自分の望む進路へと進むには、その壁を乗り越え……いいや、乗り越えるだけでなく、打ち壊さないといけないのだ。夜風に吹かれ、物思いに耽る葉月の耳にも、カウントダウンの声が響いている。
キャンドルが作った地上の星を、次は空に返す番……そんなイメージのイベントだと星呼祭に参加した
ジェレミア・ベルトーニ
も、その手にスカイランタンを持っている。肩に乗った猫のすみが、みゃう、みゃう、と楽しそうに鳴くのをジェレミアは笑みを浮かべて聞いている。
「今年ももう終わってしまうんですねぇ、今年は寝子島に来て、色々あって……うん、本当に今までで一番楽しい日々でした」
音無 文
が目の前のスカイランタンの灯りを眺めながらそう言った。
「そうだねー……今年はとても面白い一年になったよー」
三ヶ島 葵
も、それに頷くように言葉をのせる。
「今年もお世話になりました、来年も宜しくお願いします! かな?」
結梨亜・カールシュテイン
が二人に向かって、えへへと笑ってみせた。非公式・寝子高新聞部の仲良し三人娘を照らすスカイランタンの灯りはとても優しい色をしていた。
『30、29、……』
御巫 時子
は、カウントダウンの声に合わせて自分も声に出してカウントダウンを取っていた。隣にいる
五十嵐 尚輝
は、いつもの事だけれど少しぼんやりとしてランタンの灯りを見つめている。きっと熱気球の原理だとか、ボイル・シャルルの法則だのを考えているのだろう。
それでもスカイランタンの灯りに照らされた尚輝の横顔は、時子にとって心をときめかせるには十分だったし、何か考え事をしているなら、自分が尚輝を見つめていても気が付かないだろうからずっと見つめていられる……なんて考えていた。
だから、不意に尚輝がこちらを向いてふわりと笑った瞬間、時子はうっかりスカイランタンを持っていた手を離してしまいそうになったのは仕方のないことだった。
『……5、4、3、2、1、0! ハッピーニューイヤー!!』
一斉に地上から解き放たれるスカイランタン。それに合わせるかのように寝子ヶ浜海岸の方で打ち上げられる花火。その光景に人々が空を仰ぎ、ただ素直にそれを綺麗だと称える声で満ち溢れた。
無数のスカイランタンが空へ舞い上がる光景に、
伊賀 解理
と
北風 貴子
は魅入ったように空を見上げていた。
解理は、この光景を彼にも見せたかったと少し残念に思ってから、こういう時こそ文明の利器だとスマホを取り出して写真を撮ることにした。
カシャッと鳴る音、そしてディスプレイに映し出された光景に貴子も、
「意外と綺麗に撮れるものなのね」
と、関心を寄せている。解理は、そうだ先輩! と貴子にランタンをバックにツーショットを撮ろうと提案する。
「せっかく一緒なんですから、思い出作りの一つとして、ぜひ!」
「そうね、いいわよ」
自撮りに少し緊張した面持ちの貴子に、顔をギリギリまでくっつけて解理はシャッターボタンを押した。それは思ったよりも綺麗に、自分達と空を飛んでいるスカイランタンの灯りが撮れていて、解理にとって今年最初の思い出の一つとなったのだった。
ふわり、ふわりと空へ飛んでいくスカイランタンを手で追いかけるように、ちょいちょいっと前足を動かしているすみに、
ジェレミア・ベルトーニ
は微笑ましいとばかりに口角を持ち上げる。
「綺麗だね、すみ。こうやって空へと飛んでいく姿が新たな年明けに相応しいね」
ジェレミアのそんな言葉に、すみはみゃーうと弾んだ鳴声を返した。地上の星が空へと帰っていくようなその美しい光景を、ジェレミアはすみを撫でながら暫くの間楽しんだ。
三宅 葉月
はその目の前に広がる美しい光景に、考えていた全てを忘れて見入っていた。
その一瞬一瞬で姿を変えていくスカイランタンの煌く灯りは、葉月の少し疲れていた心を癒してくれるようだった。
美しいという言葉では表しきれないこの光景を、感動なんて言葉だけでは表しきれない自分の心から溢れるこの想いを、今すぐ部屋に帰ってキャンバスに表現したい、そんな感情に身体を支配されるような気がした。
だから、葉月はこの光景を忘れないように心へと刻み込む。きっと、この先何があっても負けないように、挫けないように。
自分の力にするように息を吸って、白い息と共に吐き出すと自室へ向かう為に人混みを避けて葉月は歩き出す。その足取りはどこか軽やかで、美しかった。
「なんて綺麗……!」
水樹は空へと昇っていく無数の灯りの美しさに、思わず感動の涙をその目に浮かべていた。そして、なんだか心の中にまでスカイランタンの優しい灯りが点されたような気がして、急に彼に会いたいようなくすぐったい気持ちになる。
今年は、去年以上のいい年になる、そんな予感を胸に、スカイランタンの灯りを見つめていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月05日
参加申し込みの期限
2016年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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