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寝子島高校
【大晦日】星ヶ丘のSPECIAL DAY & NIGHT
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●星ヶ丘寮で忘年会、ビンゴもあるよ!
今年最後となるこの日、寝子島はどこかそわそわとした賑やかな雰囲気に包まれていた。それは星ヶ丘も例外ではなく、朝から大なり小なり、様々なイベントが開催されていた。
そんな中、ここ星ヶ丘寮でも寝子島高校の理事長、
桜栄 あずさ
が主催する大規模な忘年会が行われようとしていた。会場は星ヶ丘寮のレストランを11時から16時まで貸切にして行うというもので、参加者も多種多様だ。
三宅 葉月
がふう、と息を吐いて会場の壁に目をやれば、時刻は12時過ぎを示していた。特に参加する理由や動機はなかったのだけれど、葉月が何故ここにいるのかと言うと、それは今回の忘年会発案者であるあずさが原因である。
思い返せば数日前、寝子高の美術室で絵を描いていた時のことだ。突然あずさが現れて、何か頷きながら葉月の絵を眺めていたかと思うと、
「ねえあなた、大晦日の日に星ヶ丘寮で忘年会があるんだけど、気が向いたらビンゴゲームの景品に……そうね、絵葉書でも描いてみないかしら?」
と、声を掛けられたからだ。
何故、自分に? と問えば、なんとなく気に入ったからだと返された。その時のあずさの笑顔は綺麗で嘘を言っているようにも思えなかったし、気分転換になるからいいかと了承したのだ。
無地の葉書に季節や来年の干支である猿、それからなんとなく猫だったりと、思いつくままに様々なタッチで色鉛筆を葉書に滑らせていく。気が付けば絵葉書は1ダースほどになっていた。
「……気分転換のつもりだったけど、悪くなかったわね」
そう自室で呟くと、会場へ絵葉書を届けるように誰かに頼もうかと考えてから、せっかくだし自分で届けようかとクローゼットを覗き込む。
今日は天気はいいけれど真冬だ、気温は低い。温かめのアンダーウェアを身に付け、細かいフリルがあしらわれた白いブラウスに袖を通す。黒いストリングコルセットのスカートを穿き、スカート部分の紐を結んでドレープを作り少し豪奢にしてみせた。
ベルスリーブのショートコートを羽織って、会場へと向かうと、丁度受付けのところにあずさが見えた。
「理事長、これ……」
「あら、ありがとう! うん、思った通り素敵ね。あなたも参加していくでしょう? ほらほら、入って!」
「いえ、私は」
受け渡しだけのつもりが、あれよあれよと会場の中へ押し込められた。本当なら、納品したらそのまま自室に戻って寮の部屋で着る為の服の縫製をしようと思っていたのだけれど。
「……まあ、せっかくだし」
気分転換の続きだと思えばいい、ついでにお昼ご飯を食べていこう。そう葉月は心のうちで納得して、会場の中を回ることにした。
忘年会会場であるレストランは、今回立食形式を取っていた。もちろん座って食べれる席も用意されていたけれど、いくつもの円形のテーブルに色鮮やかな料理が載せられた皿が所狭しと並べられている。見事な花も活けられていたけれど、花より団子とばかりに料理へ熱い視線を送っているのは
巫部 紫苑
である。
「理事長が美味しい物を食べさせてくれるらしいですけど、何があるのかしら?」
そう、にこにこしながら会場へやってきた食べる事が大好きな彼女にとっては、まさにパラダイスと言っても過言ではないだろう。
けれど、料理へ手を出す前に紫苑はぐっと踏み止まった。
「まずは理事長にお礼ですね…こんなにたくさんの料理を用意してくれたんですもの」
それは生来の彼女の性格の良さが垣間見える一言だった。名残惜しそうに料理から目を離すと、あずさを探す為に視線を巡らせる。何度か辺りを見回せば、簡単に見つかった。ちょっとした人だかりの中にあずさはいた。
紫苑は邪魔にならないように近付くと、あずさに向かって礼儀正しい挨拶と忘年会を開いてくれたお礼を述べた。
「ふふ、今年あったことを忘れず来年へと繋げていってくれたらいいのよ。楽しんでいってちょうだいね」
ふわりと笑ったあずさに、軽く頭を下げると紫苑はいざ出陣! と料理が並ぶテーブルへと向かう。白く綺麗な皿を手に取って、まずは前菜とばかりに野菜を載せていく。生ハムで巻かれた多彩な野菜、小さな器に盛られたタコとパプリカのマリネ、アボカドとマグロのサラダ……目に付いた美味しそうなものを皿に乗せ、そしてその口へと運んでいく。
「年の最後にこんなに美味しい物が食べられて幸せですぅ……」
感無量といったその呟きは、会場のあちらこちらから聞こえてくる楽しげな声や音楽に掻き消されて耳にした者はいなかったけれど、彼女のその幸せそうな表情からその気持ちは見て取れるようだった。
時折、給仕のボーイやメイドが皿を取り替えてくれたり飲み物を渡してくれる。それにも、ありがとうと一言声を掛けるのを忘れない。そうやって、紫苑は花を渡り歩く蝶のようにまだ食べていない料理を求めて会場内を歩くのだった。
「今日は私の傍に控えて、一緒にいなくちゃ駄目だよ?」
着替えを手伝ってもらいながら、そう念を押すのは
桜 月
だ。対して、言われている方の人物……
北条 冬華
は少しきょとんとしながら月の腰に結んだ水色の大振りのリボンの細かい部分を直している。それでも、雇い主である月の言うことはよっぽどじゃなければ否はなく、冬華は承知しましたと頷く。
今日は大晦日だけれど、星ヶ丘寮で行われる忘年会に予定がなければ一緒に同行して欲しいと言われ、特別手当も付くとなれば特に予定もなかった冬華に断る理由もない。まあ、大晦日という日に仕事は少し辛いところではあったけれど、そういう仕事でもあると納得してここにいるのだ。
けれど、何故そう言われたのかを心の中で考えを巡らせる。もちろん月の支度を手伝う手は止めない、スカートの裾のフリル部分を綺麗に整えながら一緒にいなくてはいけないと言われた理由を考える。確かに、メイドが主の傍を離れすぎては仕事にならないし当然のことなのだけれど……ふむ、と思いながら裾を綺麗に仕上げて立ち上がった。
月は鏡の前に立ち、そっと冬華を見ながら胸の内でこっそりと呟く。
冬華さん、偶にふっと居なくなっちゃうから、と。だから心配なのだ、自分と一緒にいる時は出来るだけ自分の傍にいて欲しいのだと思う。身体を重ねたけれど、まだ言葉にしていない自分達の曖昧さが残る関係。だから、雇い主としての体裁を持って彼女はそう冬華に言うのだ。
着物をベースにしたドレスの着付けも終わり、二人は星ヶ丘寮のレストランへと向かう。冬華はメイド姿のまま、日差しが苦手で日傘を差す月の隣を歩いていく。
会場に着くと簡単な受付を済ませて中へと入る。見慣れたレストランのはずだけれど、テーブルの配置や人の多さに違う場所に来たように感じられた。それは決して嫌なものではなく、楽しさを感じるもので月は冬華と来れてよかったと少し笑みを零した。
「お料理取ってきますね、ここで少し待ってて下さい」
人が少なめのテーブル席に月を座らせ、冬華が料理が並ぶテーブルへと向かう。月はその姿を眺めながら、冬華の主人として恥ずかしくない立ち振る舞いを心掛けなければと改めて思う。他にもメイドや執事を連れている者もいたから、余計にそう思ったのかもしれない。
失望はできるだけされたくないし、させたくない。
「お待たせしました、美味しそうなお料理がいっぱいでしたよ」
戻ってきた冬華に意識を引き戻され、月はありがとうと頷いた。皿に盛られた料理は、月好みの料理ばかりでちゃんと、自分の好みを把握してくれているのだと彼女の心を少し嬉しくさせた。
「うん、とても美味しい」
冬華さんも一緒に食べよう、と言い掛けて月は口を噤む。今の彼女は友人としてではなく、メイドとして自分に付いてきているのだから、それはきっと彼女のメイドとしての矜持が許さないだろう。
埋め合わせはあとでちゃんとしよう、と思いながら冬華が取ってきてくれた料理を口に運んでいると理事長のあずさが歩いてくるのが見えた。
口元を拭き、冬華が椅子を引いてくれるのに合わせて立ち上がると、月はあずさに向かって挨拶をする。冬華もそれに倣い、頭を下げた。
「楽しんでる? お料理も美味しいでしょう」
「ええ、楽しませてもらっていますよ。料理も期待通りです」
空になった皿に視線を移して、あずさが微笑む。
「それなら良かったわ。そうそう、あとでビンゴゲームもやるのよ。豪華商品もあるから、ぜひ参加していってちょうだいね」
「ビンゴですか、当たるかな?」
当たるといいわね、と笑いながらあずさは軽く手を振って違うテーブルへと歩いていく。軽く頭を下げて見送って椅子に座りなおすと、冬華はメインを取ってきますねと甲斐甲斐しく動き始めた。
もう暫く、料理と冬華が自分の世話を焼いてくれることを楽しもう。月はそう思いながらグラスに入った水を飲み干した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月05日
参加申し込みの期限
2016年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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