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【大晦日】星ヶ丘のSPECIAL DAY & NIGHT
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「もーうひーとつー寝るとーお正月ー♪」
「おや、今夜はいい子で寝る気ですかい?」
可愛らしい替え歌を歌う、可愛らしい恋人に
骨削 瓢
はニヤリと笑う。対する
天馬 ひびき
は瓢の二重に籠められたその言葉に気付く様子もなく、年越しがしたいから寝ないかな! なんて答えている。そんな様子を眺めて目を細くして笑うと、瓢はひびきをエスコートするように会場へと入った。
今日は忘年会といえどパーティ、そして瓢とのデートだと思って、ひびきはいつもよりうんとお洒落をしてみた。ノースリーブの白いワンピースは上半身はシンプルで身体のラインにそった形、スカート部分は膝上丈でオーガンジーが何枚にも重ねられてふんわりとしたフリルになっている。
首にはボアのマフラーを巻いていて、肩にかけられた少し大きめの可愛らしいポシェットに入ったペガサスのぬいぐるみであるはやぶさにも同じものが巻かれていた。靴はローヒールのパンプスで、ワンポイントとして飾られている小さなレースのコサージュが可愛らしい。
ウェディングドレスみたいだと思ってから、瓢は緩みそうになる口元を羽織の袖で隠した。小さく深呼吸して、どうしたの? なんて聞いてくる恋人になんでもないと平然を装ってみせながら、ドリンクの入ったグラスをひびきに渡す。
洋服で合わせるべきかとも考えたけれど、自分の一張羅はこの羽織袴だしと結局こっちにしたのだが、どっちの方がひびきが喜んだだろうか? なんて考えてしまうくらいには瓢は彼女に入れ込んでいると思う。
「それも、悪くはないけどねぇ」
「え? なになに、どうしたのー?」
「このジュース、悪くない味がするって言ったんだよぃ」
「うん、おいしーね! えへへ」
グラスの中のジュースを一口飲んで、ひびきがにこにこと笑う。なんだか嬉しそうなその笑顔に、今度は瓢がひびきに向かってどうしたのかと聞いてみた。
「楽しいなって! あ、あとね……じゃーん! 今日のはやぶさはスーツなのです!」
おめかしはやぶさなのですよ、とポシェットからはやぶさを出して瓢へと見せる。白いドレスワンピとお揃いなのか、白いスーツにひびきのマフラーとお揃いの衣装だ。
「……あっしもスーツの方がよかったですかい?」
思わずぽろりと漏れた言葉に、しまった……あっしとしたことが、と思ったけれどひびきは笑って首を横に振る。
「ううん、着物姿の瓢さん、かっこよくって素敵だよ」
照れたように笑うひびきの言葉に思わず瓢も軽く照れくさくなったけれど、ぐっと堪えてそいつは何よりと笑って手を繋いでみせた。
そのあとは料理を皿に取って、海が見える窓辺の席に座って料理に舌鼓を打つ。
「海がロマンチックで、空が綺麗で、お料理が美味しくて、幸せだよー」
「確かに、こりゃ中々いいお味ですねぇ」
たっぷり食事を楽しむと、スイーツは別腹と目に付いたスイーツをひびきがお皿に載せてもぐもぐと食べている。瓢もいくつか取ってきていたが、ひびきには敵わない。
「んん、このストロベリームース美味しい~~」
「こっちの抹茶とチョコのケーキもイケてるよぃ」
どちらともなく目線を交わし、どちらともなく自分の皿のスイーツを載せたフォークを差し出せば、あーんと口を開けて互いのフォークに載ったスイーツを口にする。傍から見れば立派なリア充バカップル、周囲からすればボス 決して走らず 急いで歩いてきて そして早く僕らを 助けて、略してボスケテ状態だけれど、その幸せ空間を邪魔することは誰にもできないのだった。
一通り食べると、少し落ち着いて上品な香りの漂う紅茶を頂く。ひびきが少し暑くなったのか、巻いていたマフラーを外せばそこには不揃いの貝で作られた首飾りがあった。
「……それ、付けてきてくれたのかい」
「ネックレス? うん、だって私の宝物だもの」
大事なものに触れるように、貝殻に触れる指先はまるで桜貝のように艶やかで瓢は目を奪われる。嬉しさと愛しさで頬が緩むのをそのままにして、瓢はそういえばと
二人の馴れ初め
を思い出すように口にする。
「あの時のひびき嬢のお弁当は美味しかったねぇ」
「えへへ、また作るよ」
「仲良しさんになってくださいって言った時のひびき嬢は可愛らしかったねぇ」
「あ、そ、それは、ええと!」
照れて顔を赤くしながらしどろもどろに喋るひびきを堪能しようと思っていたのだけれど、思いのほか自分も照れくさくなって瓢はそれ以上言うのを止めてひびきの頭を撫でるのだった。
「突撃! 寝子高新聞部、忘年会潜入なのです!」
こっそり忍び込んだなどではなく、きちんと参加しているし理事長から取材許可も貰っているのだけれど、気分的に
椿 美咲紀
はそう言いたくなったので、取り合えず言ってみた。
口に出すと意外と気分も盛り上がるというもので、取材用のカメラとレコーダーを手に会場を回っていた。ちなみに今日の衣装は朝のTVで言っていた、今日のラッキーカラーであるダークグリーンの色をした、左右に寄せたドレープのシルエットが綺麗なワンピースだ。
「うーん、どれもこれも美味しそうなお料理ばかりなのです……!」
テーブルに並べられた料理の写真を撮り、自分のお皿に料理を盛り付けて撮り、いただきますと口へと運んでいく。腹が減っては戦は出来ぬ、とばかりにもりもりと料理を食べていくが、料理の写真も忘れない。
「あとで見返したら、お腹が空いちゃいそうな写真がいっぱい撮れたのです」
満足そうにお腹をさすると、今度は楽しそうな人々の様子をカメラに収めていく。見たことのある顔も、見たことのない顔も、丁寧に許可を取りつつシャッターを切った。
そうやっていると、よく見知った顔がものすごい幸せオーラを振り撒いて彼氏と思わしき人物と一緒にいるのが見えた。
「あ、ひびきちゃんです」
取材を、と足を向けかけて美咲紀は真顔になる。
「ち、近付けないのです……!」
人の恋路を邪魔するものは馬に蹴られてなんとやら。そんな言葉が脳裏に浮かぶほど、二人の幸せオーラは美咲紀を圧倒した。これが、リア充……! そんな言葉を噛締めながら、近付くのを断念した美咲紀はその幸せそうな姿だけ写真に収めることにした。
「許可は後ほど取りましょう、消せといわれたら即刻消せばいいのです」
そう頷いて自分を納得させると、その場を離れたのだった。
それから暫くの間、同じように写真を取ったり、取材に応じてくれた人に今年の思い出を聞いて回った。
「うん、なかなかいい話が聞けました。これならいい記事が書けそうなのですよ……あ、俊介ちゃんセンセです」
美咲紀の視線の先には、寝子島高校の教頭である
黒崎 俊介
がいた。あまり知られていないことだが、俊介は美咲紀が所属する新聞部の顧問でもあるのだ。
これは取材するしかないと、美咲紀は俊介のいる方へと駆け寄る。
「俊介ちゃんセンセ! こんちにはなのですよー」
「やあ、こんにちは椿さん。楽しんでいるかい?」
「はい、とても! 今、取材をして回ってるのですよ。そこで! 俊介ちゃんセンセの今年の思い出を聞かせて欲しいのです!」
軽く首を傾げて、そうだなあと俊介が考える。
「今年は色々あったけど、皆の楽しそうな顔が見れたのが一番の思い出かな。椿さんの思い出は?」
少々気障な答えだったけれど、それも俊介の魅惑の声で言われては頷かざるを得ない。そして、自分はどうだったのかと問われれば――――。
高校入学で初めての一人暮らしを経験……厳密に言えば星ヶ丘寮住まいなのでメイドがいるから一人というわけではないが親元を離れての生活というのは楽しみ半分、寂しさ半分で少し不安がなかったと言えば嘘になるだろう。
けれど、この寝子島ときたら毎日が楽しい日々で不安も心配も吹っ飛んでしまうほど。それに、色々と楽しい行事も盛り沢山だし変わった出来事だって盛り沢山で。入学してから1年も経ってないなんて信じられないほどだ。
道端で猫達と戯れられるのも楽しいし、ハムスターを飼い始めてその可愛さにきゅんきゅんする日々。花だけを育てるはずの花壇はいつの間にか野菜まで育てるようになっていたし、採れ立て野菜の美味しさにまで目覚めてしまった。
「……寝子島であったこと、全部が大切な思い出なのです!」
黙って美咲紀の話を聞いていた俊介は、我がことのように嬉しそうに笑っていたので、美咲紀も一緒になって笑った。
「ああ、そろそろビンゴ大会が始まるみたいだよ。参加していくだろう?」
「はい! 豪華商品楽しみなのですよー!」
「色々あるから、期待していいと思うよ」
それじゃ、と俊介はビンゴの準備がされ始めたスペースへと向かっていったので、美咲紀は何かいいものが当たりますようにと願いながらビンゴ大会の時間を待った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月05日
参加申し込みの期限
2016年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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