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【大晦日】星ヶ丘のSPECIAL DAY & NIGHT
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ビンゴ大会は結果からして大盛況だった。人数が多いという理由もあって、なかなかにテンポよくビンゴの声が上がっていたし司会進行も滞りなかった。
中でも一番にビンゴの声を上げたのは、
天馬 ひびき
だった。
「ねえねえ、瓢さん。ビンゴってどうやるの?」
「簡単だよぃ、司会が数字を読み上げるからその数字をカードから探して穴を開けていく、たったこれだけのことさねぇ」
なるほど、と頷いて瓢がフリーの中央を開けてやったカードを握り締めてビンゴに挑む。数字が読み上げられるたびに、ひびきが数字があったよ、またあった! と声を上げて喜ぶのを、瓢は横でそういやひびき嬢は強運の持ち主だったねぇと眺めていた。
あれよという間に一列穴が開き、ビンゴが達成される。
「ひびき嬢、そいつでビンゴだよぃ」
「え!? やったービンゴー!」
ぴょんっと飛び跳ねて勢いで瓢に抱き付くと、スキップでもしそうな足取りで景品を受け取りに向かった。戻ってきたひびきに何が当たったのかと訪ねれば、なんと豪華フランス旅行ペアだと言う。
「ほんとにひびき嬢は強運だねぇ。……そいつ、あっしと行ってくれますかね?」
「……! うん! 一緒に行こうね、瓢さん」
それはとても幸せそうな、蕩けるような顔でひびきが頷く。汽車で何時間くらいかな、なんて半ば本気で言う恋人に、飛行機で行くんだよと教える瓢も幸せそうな顔をしていた。
「あぁそうだ、ひびき嬢。フランスも一緒に行きたいんですがね、その前に今日の年越し……一緒に過ごしちゃくれないかい?」
ストレートなデートのお誘いに、大晦日だと言うのに盆と正月が一度に来たような顔でひびきは大きく頷いた。
「あ、揃いました!」
そう小さく声を上げたのは、まだまだ食べたりないともぐもぐ口を動かしていた
巫部 紫苑
だ。そろそろ帰らなきゃいけないと思いつつ、デザートが美味しくて最後の一つだと食べていたらビンゴカードが配られたのだ。
当たっても当たらなくても構わないと思いながらデザートのザッハトルテを食べて参加してみれば、思ったよりも早いうちにビンゴが完成していた。
ケーキの最後の一口を堪能してから、ビンゴだと手を上げて景品を受け取る。
「全国お取り寄せギフト……! ありがとうございます!」
頭を下げて丈夫な紙袋に入ったギフトブックを大事そうに抱えると、そろそろ夕飯の買い出しに行かなくちゃと会場をあとにする。グルメ専門のカタログギフトに詰まったお楽しみは紫苑の足取りを軽いものにしてくれる、またとない景品のようだった。
「……ビンゴだ」
桜 月
が、控え目にそう声を上げる。後ろに控えていた
北条 冬華
が、小さな声でおめでとうございますと微笑んだ。景品を受け取りに前に出ると、ペアの国内温泉旅行券を手渡される。
温泉か、悪くないな……なんて考えながら冬華の待つテーブルへ戻れば、冬華が月の為に椅子を引いてくれた。
「ペアの温泉旅行券だったよ。……冬華さん、一緒に行こうか?」
「ええと……はい、時間が合いましたら」
月の声は、ほんの少し震えていたかもしれない。冬華の返事は、仕事中だから浮いた返事ができない為に少し素っ気無いものだったけれど、仕事中だし了承の返事をもらえたなら月にはそれで十分だった。
あとでゆっくり話そう、急がなくてもきっと大丈夫。
そのアンティークドールのような雰囲気のせいか、少しばかり近寄りがたい印象を与えていた
三宅 葉月
は壁の花となりつつあった。
それでもオリジナルの衣装やアクセサリーを作る立場からすれば、様々な体型にそれに添ったデザインの衣服を見るのはいい勉強と刺激になったし悪いことばかりではない。ビンゴカードを片手に、葉月は口元だけで微笑んだ。
そんな葉月の隣では、
椿 美咲紀
がビンゴカードを両手で握り締め一喜一憂していた。リーチを掛けてから、望む数字が発表されるまでそわそわ、ドキドキだ。待ち望んだ最後の枠が空くと勢いよく、
「ビンゴー!」
と、叫んでぴょんぴょん跳ねながら前へと出て行く。そして帰ってくる時は、貰った商品を高く掲げてくるくると舞いながら戻ってきた。あまりに素直な感情表現に、葉月は思わず笑っていた。
「あ、ごめんなさいなのです! 煩かったですよね!」
はっと気が付いた顔をして美咲紀が謝ってくるのに首を振り、
「こちらこそ、笑ってごめんなさい。あなたがあんまり嬉しそうにしているから、つい」
と、軽く頭を下げた。美咲紀はぶんぶんと首を振って、手に持っていた景品を見せて笑う。
「欲しかった新しいカメラが当たったので、ちょっと舞い上がってしまったのです」
「そう、おめでとう……あら、私もビンゴみたい。ちょっと失礼するわね」
景品はだいぶ数を減らしていたけれど、まだ十分残っている。さて、葉月が受け取ってきた物は……。
「わあ、マンボウさんのぬいぐるみなのです!」
「あと、マンボウさんのクオカードね」
クオカードの金額は五千円で、まぁ悪くはないのだが……なんというか、微妙といえば微妙な景品ではある。それでも、可愛いですねと自分が当てた景品を喜んでくれる美咲紀を見ていると、自室に飾ってみようかという気になるのだから不思議なものである。
「今年の最後に、なんだかいい記念になったのです。きっと、来年もとてもいい事があるのです!」
「……そうね、そうなればとてもいいわね」
美咲紀の前向きな言葉に頷いて、葉月はほんの少し微笑んだ。
こうして星ヶ丘寮で開かれた忘年会は、理事長であるあずさが終了の挨拶をするまで大層な盛り上がりをみせたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月05日
参加申し込みの期限
2016年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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