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冬眠前にひと遊び
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●熊さんとカエルさん
綾花とみとは、九夜山の奥までやってきた。
「どうやら近いみたいです」
綾花が辺りを見渡す。
「あ、あそこに」
茶色の大きな塊……と見えたものが動いた。
「くまさんだー」
みとが声をあげる。
綾花よりずっと大きな熊、そしてその近くには子熊がいた。
『おねえちゃん、いっしょにあそぼうよー。ねむれないんだ』
「眠くないのは困りますよね。一緒に遊びましょう」
(意思疎通ができるから神魂の影響ですね)
すぐに状況を理解した綾花は、恐れず子熊に近づいていった。
「日陰だから雪が残っていますね。雪合戦やかまくらを造ったりしましょうか」
「雪の中じゃカエルさんはいないよね……みとは雪のないところを探してみるよ」
そう言ったみとに、
『かえるのいるところならぼくしってるよ』
子熊が自慢げに言う。
「おしえてくれる?」
『いいよ、こっちだよ!」』
そう言うと子熊は走り出す。
「あっ、待って」
綾花とみとはようやく子熊に追いついた。
『ここだケロー』
木陰から声がして、よく見れば枯れ葉そっくりの色の小さなカエルさんがちょこんと座っていた。
「こんにちは! やっと見つけた! すごい! わたし、カエルさんとお話してるの!」
みとは大はしゃぎする。
「ニホンアカガエルにそっくりだけど、ヤマアカガエルさんね! ずかん見なくてもわかるもん」
えっへん、というようにみとは胸を張る。
『すごいケロ、ぼくの名まえをちゃんといえるなんて』
「あのね、わたし、カエルさんが大好きだから、お話ってしてみたかったの!」
満面の笑みを浮かべて、みとはカエルに話し続ける。
子熊はカエルの話を聞く気はないようだ。
『ぼくたちはあっちであそぼうよ。でもゆきがっせんやかまくらはぼくの手じゃむずかしいよ』
「ああ、そうですね……それじゃ、鬼ごっこでもしますか? 疲れると良く眠れますし」
『うん、おねえさんがおにね!』
「よーし、斜面でも慣れてるので走れますよ」
追いかける綾花だが、すぐに息が上がってしまった。
「持久力はないので私が先にばててしまいますね……」
元々運動は苦手な綾花である。
座り込んで休んでいると、子熊が寄ってきた。
『だいじょうぶ?』
「大丈夫ですよ。つかまーえた」
そばに寄った子熊を、綾花はぎゅっと抱きしめる。
『あっ、ずるーい』
「ふふ、こうしていると温まりますね」
親熊もゆっくりと追いついてきた。綾花が声をかける。
「そうだ、おススメスポットがあれば教えてもらえませんか?」
『おすすめですか……』
母熊が考えていると、子熊が言った。
『はしったらおなかがすいちゃったし、みずのみにかわへいこうよ』
言うが早いか走り出す。
みとは、カエルさんと話を続けていた。
「冬みん、しないといけないのに、ねむれないの?」
『うん、どういうわけかねむれなくなっちゃったケロ』
「それはたいへん……。うーんとね……みとは、おなかがすくとねむれないよ。一しょにおやつにする?」
そう言ってみとはカエルさんリュックを開け、缶からカエルさん用のミールワームを取り出した。
『ありがとうケロ、えさをさがしていたところなんだ』
「ふゆだからなかなかみつからないよね」
カエルさんとみとは仲良くおやつを食べ始めた。
おやつを食べ終えたみとはおずおずと言う。
「カエルさんはつめたいから、あったかいみとの手でさわると、やっぱりあつい? やけどしちゃう? でも、だいじょうぶ。ハンカチを、お水にぬらして、それでさわるから」
『だいじょうぶだケロ、ぼくたちはあたたかいところではからだがあたたかくなるから』
「そうなの? よかった」
みとは、先日サンタさんの魔法でカエルさんに変身したことを思い出していた。
「……あのね、本当は、ほおずりしたいくらい、大すきなんだよっ。……ほんのちょっとだけ、ゆびの先っちょでなでても、いい?」
『どうぞケロ』
みとは指に力を入れすぎないよう気をつけながら、気持ちをこめて優しくカエルを撫でた。
何度か続けていると。
『なんだかねむくなってきたケロ。とうみんできそう』
「ええと、ねるばしょはどこがいいの?」
『こっちケロ』
「おやすみなさい、またあそんでね」
カエルさんは満足して眠りについた。
見届けたみとは、綾花の後を追うことにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月26日
参加申し込みの期限
2016年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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