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用意されるがままの殺風景なフィールドに、
骨削 瓢
は飄々として立つ。
元より、少し試してみたいことがあるだけで、この場で本気の勝負をするつもりはないのだ。
瓢の前には、恋人同士という設定のシャドウが1組。
イメージしたのは、いちゃいちゃらぶらぶの、世で言うところのバカップルだ。
「さてさて、恋愛フラグの濃さとろっこんの威力は比例するのか……いやぁ、あっしも勉強熱心だねぇ」
感心感心、などとうそぶいて、瓢はシャドウが動くのを待つ。
瓢のろっこんの発動条件は、『自分以外の人による恋愛模様を確認する』ことだ。
目の前のシャドウたちが見計らったようにして、瓢の目を憚らずにべたべたとし始める。
それを目視して発現させた竜巻の具合を、瓢はちろりと確かめた。
「それじゃ、おたくらの出番はこれにて終了。ご苦労さん、っと」
撤収、とばかりにパンパンと手を叩けば、バカップルのシャドウは消え、次のシャドウが現れる。
今度のシャドウも2体で1組。
というか、瓢が飽きるまで次々に現れては消えるシャドウは全てそういう設定だ。
色んなタイプの恋愛模様を目前に繰り広げさせ、生み出す竜巻の威力をはかっていく瓢。
少しの間それを続けたが――気紛れな彼は案の定、間もなくしてこの単調でおよそ刺激というもののない作業の繰り返しに、もうすっかり興味を失ってしまったのだった。
けれど、得られた結果の面白さに、その口元は弧を描く。
「いやぁ、成る程成る程。ろっこんってのは気紛れなモンだねぇ」
自分の性質は棚上げにしてそう言って、けらりと笑う瓢。
検証の結果、基本的には、恋愛の力が大きいほど発動する能力も強くなる様子だった。
けれどもその具合にはばらつきがあり、時として、見るからに熱愛なのに生まれた竜巻はごく小さく微力なもの……ということさえ起こったのである。
「これじゃ、飼い馴らすのに随分骨が折れよう……いや、骨を折ったって飼い馴らせるモンなのかどうか」
くつと喉を鳴らして、けれど次の瞬間には、瓢の意識は別のところへと向いている。
「それじゃ、戻って、いざという時対策が打てる様に連中を観察しておこうかい」
哀しいかな、あっしは敵を作りやすいタチだからねぇ。
そう呟いた瓢の口調は微塵の感傷も混じらぬ平坦なものであったし、その口元には面白がっているような――或いは浮かれてでもいるような――ニヤニヤ笑いが張り付いていた。
ガラス張りの壁の向こう側の戦いを、
日暮 ねむる
はスマートフォンで追う。
「折角撮影してもデータを持ち帰ることはできないっていうの、やっぱり何だか残念だよな」
「まあ、フツウを壊し得るものだからと言われたら仕方ないかな。それに、撮影自体を禁止されたわけじゃなし、ここで自分の戦いぶりを見直すだけでも十分意味はあるよ」
共に観戦している
鴻上 彰尋
に言葉を向けられて、ねむるはそう応じた。
データを持ち帰ることはできない旨とその理由を、ふっと現れた案内人に説明され頭を下げられた2人。
なればこそ、目前の戦いを、録画するだけではなく自身の目にもしかと焼きつけておきたい。
「それにしても粘るなあ、曖浜さん」
「だね。どうやら彼自身、相当場数も踏まれてるみたいだし、あの肉体強化の能力に加えてあれだけの意志の強さもあるし。近接戦じゃ、そうそう太刀打ちできる人いなそうだなぁ」
曖浜 鴻
の戦いぶりに彰尋は思わず唸り、ねむるは自身の見解を口にする。
2人が見守る中で、鴻がついにどうと倒れた。
あちら側での傷はすぐに癒える。間もなく、彼も戻ってくるだろう。
「あ、八神さんの番だ」
「成る程……難易度の高そうなフィールドだね」
フィールドに現れた
八神 修
へとスマートフォンを向けながら、ねむるは言葉を紡ぐ。
「八神君の分解能力はパワーも強いし応用性も高い、けど発動時には無防備になり大きな隙が発生する。ここでは仲間との連携等で短所をカバーできないから、1対多でどう立ち回るかは興味深いね」
と、ねむるがそこまで言い終えたところで、
「面白そうな話だねぇ。あっしも混ぜてはもらえないかい?」
ぱちぱちぱちと、静かな空間に拍手の音がわざとらしいほどに響いた。
ねむるたちが振り返ると、そこには
骨削 瓢
が、口元を笑みの形に歪めて立っていて。
そんな瓢へと、ねむるは撮影の手は止めないままで笑みを返した。
既知、それも互いに悪友と呼べる仲のねむると瓢である。
「どれどれ……へぇ、中々に面白い舞台だねぇ。そうだ、もれいびとシャドウ、どっちが勝つか博打をするというのはいかがかい? 言い出しっぺのあっしが胴元ということで、ひとつ」
修の奮闘ぶりを目を細めて見遣って、瓢はそんなことを言う。
くすり、ねむるは音を漏らして笑った。
「それじゃあ、瓢くんばかりが儲かるんじゃないかい?」
「あれ、つれないねぇ」
2人が軽口を叩き合っているところに、通路の向こうから鴻が姿を現す。
疲れてはいるようだが、怪我の痕はどこにもなかった。
「やれ、ぶっ倒れちまった。ここのドリンクバー、スポーツドリンクはあるかねぇ?」
うんと身体を伸ばす鴻へと、彰尋からお疲れさまの声が掛かる。
ねむるも、鴻に向かって笑い掛けてみせた。
「だいぶ疲れてそうだね。八神君の戦いが終わったら、軽くマッサージでもどうです?」
「ああ、ありがてぇな。よろしく頼む」
任せて、と笑顔で請け負うねむる。
ガラスを1枚隔てた向こう側では、こちら側の平穏が嘘のような戦いが、絶えることなく続いている。と、
「ふわー」
耳に届く沢山の声に、
屋敷野 梢
はゆるりと顔を上げて愛らしいあくびを一つ。
色んな思考をしっかり観察! と張り切っていた梢、実は途中からちょっぴり飽きてきてしまっていた。
少しうとうとしかかっていたところだったのだが、人が増えて賑やかになったものだから、何とか居眠りをしてしまわずに済んだ梢である。
「屋敷野さん、大丈夫?」
「はーい、大丈夫ですよー。ありがとうございますー」
ねむるに気遣いの色が滲む問いを向けられて、梢はふわりと笑みを返し、
「……さて、そろそろ私も行こうかなー」
軽く伸びをするや、足取り軽やかにフィールドへと続く通路へと向かうのだった。
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月21日
参加申し込みの期限
2016年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月28日 11時00分
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