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ろっこんトレーニングジム!
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太陽の輝く大空を見上げて、
浅沼 柳司
はその眩しさに目を細めた。
案内人から、『ろっこんトレーニングジム』の説明を受けてフィールドを訪れた柳司。
彼の黒い瞳は、生き生きとして輝いていた。というのも、
(なんか最近、ろっこんで新しいことができそうな気がしてるんよなー)
という具合に、彼の胸の内には、まだぼんやりとした、けれど、予感めいたものが生まれていて。
「さて、と」
呟いて、柳司は軽く体をほぐす。
「ろっこんの練習できるってことやから……俺の場合は、飛行戦闘の練習やなー」
生まれ出でそうな新しい何か。
今はまだ酷く曖昧なそれの正体を掴みたいと、柳司は自分が対峙すべきシャドウの姿を頭に思い描いた。
頭上に、黒い影がいくつも現れて空中を機敏に旋回する。
柳司が呼び出したのは、鳥のように空を飛ぶシャドウ。
そこそこのスピードも備えた相手がいいとの希望さえ汲んだ仮想敵の登場に、
「おおっ、出て来よった! しかもイメージ通り!」
と、柳司はそのかんばせに浮かぶ色を明るくする。
子供のようにひとしきりはしゃいだ後で、柳司はきゅっとその表情を引き締めた。
「さってと、ほな、行くでー!!」
陽気な声で宣言して、ろっこんを発動させるや、柳司は肩甲骨部分から生えた鳥の翼で羽ばたき一つ。
青い空へと舞い上がった柳司は、襲い来る鳥型のシャドウたちへと、挑戦的な笑みを向けてみせた。
繰り出した正拳突きが、影の胴体を過たず捉える。
しかし、次に放った回し蹴りは、素早く避けられてしまった。
鉤爪が、鋭く空を切ってビュンと音を立てる。
「んー、この空手を使った戦い方まではいつものやり方やけど……ちゃうんよな、なんかちゃう……」
攻撃を外したせいだけではないもやもやに、相手の一撃をするりと避けながら柳司は思わずひとりごちた。
「なんやろ、もっと違うことできそうやねんけど……」
けれどそれは、戦いに関することとは違う気もするのだ。
答えを掴み取れぬままに、柳司は今の自分に足りないものが何かを考える。
(影に攻撃が当たらへんというか俺には追い付かれへん奴がおるん……のは、やっぱり飛ぶスピードが原因やろうか。なら、もっと速くなったらええんか?)
けれど、それを言い出してしまうと飛ぶための持久力も足りないと、頭を悩ませる柳司。
突進してきたシャドウの攻撃を受け流して、バランスを崩した相手に蹴りを食らわせる。
幻のように影が消滅するが、空にはまだ何体かのシャドウが残っていた。
(実際、もうかなりしんどいし……っていうか、もうろっこん解除される!!)
とりあえず訓練はここまでだと、柳司は急ぎ地上へと降り立つ。
シャドウたちは、地上まで柳司を追ってくることはしなかった。
そして、柳司の胸に残るのは――これもまた形のない、違和。
「うーん、いろいろ考えたけどやっぱりなんか違うんよなー。こう、なんかろっこんで新しくできそうなこととは……うーん、何が違うんやろうなー……」
答えは、まだ掴めない。
顎に手をあてがって、柳司は思案の底に沈むのだった。
フィールドという名前の舞台に、
鴻上 彰尋
は立っていた。
案内人だという女性にこの場所についての説明を受けた彰尋は、そのような場所が存在するという事実に驚きながらも、せっかくだからと特訓を受けることに決めたのだ。
特定の条件下で、自身を『他人』と周囲の生物に認識させる、というのが彰尋のろっこん。
だから、彰尋が選び取った修練は、
「ええと、それじゃあそうだなぁ……シャドウに付き合ってもらって台詞を読む訓練かな」
という、一見するとごく平和的なものだった。けれど、
(俺のろっこんは台詞をつかえたら解除されちゃうから、どんな状態でもつかえないようにしたい)
と、修練に挑む彰尋の瞳には真剣な色が宿っている。
彼が最初に挑戦したのは、『クラスメイトの不良の喧嘩を止める男子学生』という役柄だった。
彼の意思に従って、いかにも柄の悪そうな学生――但しその色は底のない闇色、影の色だ――が2体現れる。
そうして、彰尋の手元には薄っぺらい台本が出現していた。
「至れり尽くせり、ってやつだな」
なんて苦笑いをして、彰尋は台本に目を通していく。台詞を頭に叩き込んだら、
(演技開始)
と胸の内に念じて、ろっこん発動だ。
シャドウは喋りこそしないが、演技力の方は抜群だった。
どのタイミングで自分の台詞を挟めばいいのか、音のない中でも手に取るようにわかる。
「おい、そろそろやめとけよ、お前ら」
不良のひとりが彰尋の方へと向き直り、おもむろに彼の胸倉を掴んだ。
その威圧感に思わず怯みそうになったものの、
「こんなことして何になるんだよ、ちょっと頭を冷やしてきた方がいい」
一連の台詞を、彰尋は一度も淀ませることなく言い切ることに成功する。
シャドウの力が緩み、その動きがぴたりと止まった。ほっと息を吐く彰尋。
「次は……ちょっと年上の役を試しにやってみようかな。成人男性の役だと、例えば……」
確か、わがままなお嬢様や狼藉者を相手にする執事の話があったと彰尋は思い出す。
次の瞬間には、シャドウのうちの1体は、影から生まれた愛らしい少女へと変じていた。
もう1体の姿が消えた理由は、再び現れた台本のページを捲るうちに判明する。
用意されたのは、執事と彼が仕えるお嬢様2人きりのシーン。
この場面のお嬢様は執事の話を聞き流し、アドリブで自由気ままに動き回る。
(難しいけど……演じ甲斐はあるよな。いい勉強になる)
台本の内容を覚え込み、胸の内に「演技開始」と唱えたら訓練再開。
「お嬢様、私の話をきちんと胸に留めてください。大体あなたは……って、うわっ!?」
彰尋の周りをうろちょろとしていたお嬢様が彼の背中に思いきりとびついてきたところで台詞が途切れる。
身を剥がして動きを止めたシャドウを見遣って、彰尋は今度はうーんと首を捻った。
「いけない、これだととっさの動作でセリフにない言葉をいってしまっちゃうな……」
アドリブをいれても違う誰かになれる、いつかそんな風になりたい。
真っ直ぐな想いを胸に抱いて、彰尋は次に演じる役柄について考え始めた。
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巴めろ
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月21日
参加申し込みの期限
2016年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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