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ブラームスはお好き?
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「私のお父さんは、確かブラームスが好きだった気がするな……」
結城 日和
は、
桃川 圭花
に向かって、昔を思い出すように話している。
「CDを聴いて寛いでいるところを見たことがある。あるといっても、一回だけ」
「一回だけ―――」
「でも、その一回だけでも好きなんだって思えた」
日和は、父の思い出を噛み締めるように言った。
「音楽を演奏するのはすごく楽しい。そういうふうに言い聞かせてた時期もあったけど、やっぱり私はヴァイオリンが好きなんだ」
「そうか……音楽が好きなのはお父さんも一緒だよね」
圭花の言葉に、日和はこくりと頷く。
「お父さんとは価値観が違ってる。でも、こう思うこともあるの。いつかまた、お父さんに私のヴァイオリンを聴いてもらうときは、ブラームスなら喜んでくれるだろうか、って」
「お父さんのことは知らないけど……きっと、喜んでくれると思う」
思いを強調するように言いながら、圭花は気付き始めていた。音楽の素晴らしさは、誰にとっても変わらない。親は親として、音楽の良さは認めないと。
日和は、天真爛漫な笑顔を見せた。
「今はまだ自信はないけれど、私は本当の意味で音楽が好きなんだ。誰かの音楽を聴くのも、自分の音楽を奏でるのも、大好き」
その言葉を聞いたとき、圭花は何か吹っ切れるような感覚を覚えた。
「うん、音楽って本当に素敵ね。実は、CDを持ってきてるの。小学生の頃よく聴いてて、一番覚えてるのを」
圭花はカバンを探ると、一枚のCDを取り出した。シューマンの作曲による『幻想曲 ハ長調』だった。
「シューマンは詩情を、淡い感情や記憶を描くことを重視した。けど、そのことを本当に汲むことができた演奏者は少なかった、そうよ。―――これ、父さんの受け売りだけど」
彼女はそう言いながら、オーディオに近づいてそっとCDを差し込んだ。聴こえてきたピアノの音は、叙情的で美しく、しかし儚げだった。婚約者クララとの結婚を彼女の父親に猛反対され、精神的に不安定だった作曲当時のシューマンの内面を表しているようだった。
エリューシア・セリアン
が、詳しくない人に配慮して作曲家について解説する。幼い頃から自然に身につけてきた知識が役立っている。
「シューマンは精神疾患に苦しみ、精神病院で亡くなりました―――そのせいか、シューマンの音楽は繊細で、今にも壊れそうなガラス細工を思わせます。ですから、圭花様のお父様のおっしゃったことは合っていると思います」
圭花は目を閉じたまま、揺れ動く心を描いたようなピアノの調べに耳を傾けていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月22日
参加申し込みの期限
2016年01月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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