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\ オーバータイム!/
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精神を集中させた
津島 直治
は、マレットを鍵盤に打ち付けた。数ある鍵盤打楽器の中でも、彼はグロッケンシュピールが特に好きだった。奏でるのは、モーツァルトのオペラ『魔笛』。ファンタジーの物語に出てくる魔法の鐘の音を、グロッケンシュピールで表現している。
妖精が遊んでいるような愛らしい音色を、打楽器奏者である
木野 聖華
は身を乗り出して聴いていた。音楽が大好きな人たちと、その魅力について語り合い、楽しさを共有することができている。今日ここに立ち寄ってみて、本当に良かった。直治に拍手を送りながら、聖華は呟いた。
「あー、なんか―――なんかすっげぇ気分いい!」
「あの―――お茶会、とても楽しいです。ありがとうございます」
八葉 ひまり
は、花咲夫妻にお辞儀をした。クラシック同好会を主催する夫妻にちゃんと会うのは、今日が初めてだった。
「改まらなくっていいのよ。小さな双子の赤ちゃんが、随分大きくなったわねぇ」
「えっ? 私の小さい頃、知ってるんですか?」
驚くひまりに、千鶴子はいたずらっぽく微笑んだ。
「ええ。もっとも、あなたのお母さんが見せてくれた写真でしか知らないけれど」
「……あんたの母さんは、ここによく来とった」
重嗣の声の調子は、相変わらずぶっきらぼうだった。
「え、母さ……母も、同好会にいたんですか?」
予期せず亡き母のことを聞いて、ひまりは驚きに目を丸くした。彼女の実母は、十年前に事故で他界していたのだ。
「そう、いずなちゃん……入会した当時の苗字はまだ、天海と名乗ってたわ。あなたのお母さんは、中学生から同好会にいたのよ。ひまりちゃんにも面影があるわね」
そう言って、千鶴子は目を細める。
「母さんが、クラ同に……全然知りませんでした。……あの、もしよろしければ、母のこと聞かせてもらえませんか?」
「そうね……いずなちゃんは、とても溌剌とした、明るい女の子だったわ。亡くなる直前まで、熱心に活動していたの。あなたのトランペット、お母さんのでしょう?」
「はい……姉も吹いてみたんですが、音を出せたのが私だけで。それで、私のものになりました。あの、母はどんな演奏をしていましたか?」
ひまりがさらに聞こうとすると、重嗣がぼそりと呟いた。
「トランペットの腕は、素人だった」
呟いたあと、彼はにこりともせず、こう続けた。
「だが、優しく包み込まれるような音を奏でとったよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月22日
参加申し込みの期限
2016年01月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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