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学校で排除している者たちで、もっふぁーのが火に引き寄せられる性質を持つ、ということに真っ先に気づいたのは
旅鴉 月詠
だった。
月詠は滅多に物事に動じない冷静さを持っている。だから今回の事件(?)にも、順応が速かった。
正体不明なものに出合ったら、まず名前をつければいい。名前があれば、不思議ではあれど恐れることはほとんどなくなる。
今回は早々に夏朝が「もっふぁーの」というかわいい名前を付けてくれたから、怖さは完全に消えてしまった。
(まあ、もともとあれは恐れるような容姿でもないけど)
そんなことを思いつつ、メモ帳の各ページに掃除機、箒、ダンボール箱等を簡単に描いた。そしてそれを、小さめのもっふぁーのに触れさせてみる。その瞬間、もっふぁーのは掃除機に吸い込まれた。
月詠のろっこんは、触れたものを絵として封じる。生きた動物が触れると封印が止まる。
つまり相手が生物かそうでないかの判定にも使えるのだ。
(封じれたっていうことは、これ、生物じゃないのか)
飛んでいるように見えるのは、風に流されて漂っているからで、動いているように見えるのはふわもこした表面に光が当たってそう見えるっていう錯覚ということかもしれない。
(とすると、これは未確認飛行生物襲来じゃなくて、自然現象とかそういう類いというわけか)
だれかがつくった人工物の可能性もあったが、生物じゃないことが、なんかちょっと残念な気持ちだった。
(わたぼこりみたいなものかな)
とりあえず、ろっこんを発動させて掃除機やダンボール箱の絵の容量限界まで吸い込ませながらももっふぁーのに観察の目を向けていると、もっふぁーのが場所によって密度が違っていることに気づいた。
列になっている客たちの方に向かうもっふぁーのたちもいることはいるが、それよりずっと、カレー鍋の周囲に集まっている。
(目的はカレー? ……じゃ、ないな)
護りきれずにもっふぁーのの爆発で吹っ飛んでこぼれたカレー鍋にたかっているもっふぁーのはいない。そしてそのカレー鍋がかかっていたかまどは、もっふぁーのの特攻を受けて一緒に爆発して真っ黒になっていた。
「ああ、そうか! 火、熱なんだ」
そうと気づいた月詠は、今度は牛瀬の姿を捜し始める。そして彼がほかの生徒スタッフとともに客を護る側に回っているのを見つけると、もっふぁーのを吸入する手を止めて、そちらへ向かった。
「先生、盛大に焚火したい気分ではないですか?」
月詠の唐突さに、は? となっている牛瀬に、月詠はもっふぁーのが熱に引き寄せられることを簡単に説明した。
その上で、月詠が提案した事とは。
「たき火をするんです。そのために、広くて浅い穴を掘ろうと思うんです」
「たき火……?」
牛瀬はますます驚いて、目を見開いた。
グラウンドに穴を開けると言っているのだから、そうなるのも当然だろう。
「これは緊急事態です、先生」
月詠の言うことももっともだ。牛瀬は混乱している現場を見渡して、月詠に許可を出した。
「ありがとうございます」
月詠は礼を言うと、さっそくたき火のための穴を掘るための道具を取りに走った。
あまり時間はかけられない。適度に広くて浅い穴を掘ると、中央に火種を置く。さっそく近くでふよふよ浮かんでいたもっふぁーのがやってきて、自ら火に近づきそのふわもこな体に燃え移らせていた。
――パシュッ
空気が抜けるような小さな破裂音をたててもっふぁーのは爆発し、その粉塵でパッと火が大きくなる。火に吸い寄せられるように次々と集まってきたもっふぁーのたちに燃え移り、飛び火して、火は順調に大きくなっていった。
もっふぁーのがなくなれば、ほかに燃える物はないから火は自然と消えるに違いない。
(でも一応、火が高くなりすぎたとき用に消火用水や砂も準備しておくか)
「先生、ちょっとここを見ていてください。すぐ戻ってきますからっ」
牛瀬に頼んで見てもらっている間に、水と砂、それに火掻き棒を準備した。あとはもう、火のついたもっふぁーのが範囲外へ出ないか、監視しているだけだ。
(うーん……テントを上に張った方が、もっと効率よくなるかなぁ)
見ているだけではなんだか手持ちぶさたで、先に集めた分のもっふぁーのもろっこん解除で火にくべながら、月詠はもっと効率よく、もっと大量に、もっふぁーのを燃やすことができる方法を考えていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月11日
参加申し込みの期限
2016年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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