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またまた別の所では。
篠宮 六花
が白い息を吐き出しながら、着物にインバネスコートという服装でいつもの通学路を学校に向かって歩いていた。
手に提げているバッグには練習用の楽譜集とフルートケースが入っている。
歩きながら、休日にも学校へ行くなんて、我ながらちょっとアレかもな、と思う。
(もう少し近場に演奏できる場所があればいいんだが)
場所が変われば、ちょっとした気晴らしにもなるだろう。
フルートは、河原でもできないことはない。カラオケの個室でも。しかしピアノとなると、そうもいかない。
スタジオを借りるとなると、お金がかかるし。
うーん……、と頭を悩ませつつ、かじかむ指にはーっと息を吐きかけて、ふと思い出した。
「そういえば、起きてから何も食べてないな」
学校へ行く準備に気をとられて、すっかり忘れてた。
こういうのって、自覚するとちょっとヤバい。それまで何も感じてなかったのに、不思議と急におなかが減ったりする。おなかに手をあてて、引き返すべきかどうか考える。
しかし距離を考えると、もう学校の方が近い所まで来ていた。
コンビニかどこかに入って、おにぎりでも買った方がいいかな、と考えて、ふと思い出す。
(きょうはグラウンドでカレーか何かのイベントやってるんだっけ?)
特に興味はなかったのでそのときは聞き流したが、こうなってみると大変ありがたい。
なにしろおなかが空きすぎて、宙をふよふよ浮いている物まで肉まんに見えて――――
「んっ!?」
そこではたと気がついて、たった今顔の真横を通り過ぎていった物体を大急ぎ振り返った。
そして目をこすり、思わず二度見。
――なんだろう? これは。
(この大きさは……肉まん。いや、餡まんか?)
得体の知れない物が空から降ってくるというこの事態に、動じず冷静でいられるのは、身の危険を一切感じないからだろう。
「あはは、可愛い可愛い。ほら、おいで。
おや、大きいのも来たな、おまえはおにぎりかな。具は鮭だと俺は嬉しいぞ」
どこまでも食欲から離れない思考で、袂に押し込めるだけ押し込もうと宙のそれに手を伸ばした六花の耳を、次の瞬間女性の悲鳴がつんざいた。
「いやーーーーーっ!! だれか助けてーっ!?」
「きゃーーーーっ!! いやーーーーーっ!! だれかーーーーっ!!」
悲鳴は途切れることなく続いていた。
六花は悲鳴を頼りに道を走り、三叉路を抜け、角を曲がる。たどり着いた先の歩道で見たものは。
もっふぁーのにぴっちり貼りつかれている(たぶん)女性(暫定)だった。
というのも、頭まで隙間なく貼りつかれているものだから、どんな姿をしているか皆目見当がつかない。キャーキャー言ってる声が女性のものだから、女性だろうと思うだけだ。
声の高い男性という可能性も、なくはなかったが。
「あの……大丈夫、ですか?」
ふわもこな光る丸い玉が人型になって両手を前に突き出し、右往左往しているのはなかなかシュールな光景で、六花は幾分引き気味になりながらも中の人に話しかける。
一方、そんな状態で前も見えず、とにかく手さぐりで周囲を把握しようとしていた
桃川 圭花
は、自分に話しかける声がしたことに歓喜して、大急ぎそちらを向いた。
「どなたか知りませんが、助けてください~~~~~っ」
よたよたと、おぼつかない足取りで声のした方へ近づく圭花。そこへ到着した真白に、それが人を襲おうとしている化け物に見えたとしても仕方がなかった。
「あんな化け物もいたのね! 待ってて、今助けてあげるっ!」
さっとポケットから取り出したカードゲーム用のカードをろっこんで硬化して、六花に近づく化け物目がけ投擲しようとする。
それに気づいた六花が、「駄目!」と真白に向かい制止の手を伸ばした。
「彼女は例のやつにくっつかれてるだけなんだ!」
「えっ……」
「助けて……」と、か細い声が真白にも聞こえてきたことに、ぴた、と投げる寸前のポーズで動きを止めて、真白は轟を見る。
カードを投擲したり、リボンで切り裂くと爆発して、中の女性にけがを負わせかねない。
「どうしよ?」
「俺に任せとけっ」
轟が駆け寄った。構えた虫取り網を振り回し、風圧で離れたところを虫取り網で一網打尽にする。
「ありがとうございました……」
貼りついていたものが全部体からはがれて一難去ったことにようやく安堵してか、いつものクールな圭花が戻ってきた。自分を助けてくれた3人を見て、落ち着いた声で礼を言う。しかしすぐにまた別のやつらが寄ってくるのを見て、びくっと肩を震わせた。
「大丈夫! 安心して!」
すぐさま真白がカードを投擲し、それらが上空にいる間に蹴散らした。
「っと。とりあえずはこれでいいかな?」
ひと通り近場にいるものをやっつけ終えた真白が得意満面顔で振り返る。
「ああ。また集まってきたら頼むぜ」
「任せて!」
「だがどういうことだ? さっきのあいつら、俺たちより彼女の方に引き寄せられてるように見えたぞ」
轟は首をひねって圭花を見つめた。彼女だけの特別な何かがあるようにも見えないが……。
「何よ?」
ジロジロ見てくる轟に、圭花は少し気分を害した表情で腕組みをする。
圭花の視界から轟を隠すように六花が間に立った。
「何か、これかもって心当たりとかない?」
「べつに何も」
「じゃあ、今日は何をしていたか教えてくれるかな。そこにヒントがあるかもしれないから」
「そうねぇ……」
六花の言葉を聞いて、圭花は朝からのことを振り返って思い出しながらつらつらと話し始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月11日
参加申し込みの期限
2016年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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