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「今日は私、ちょっと用事があって、学校に行かなきゃいけなかったの。でも私、寒いの苦手なのよね。昨日も夕方から天気が崩れて超寒かったから、こうして念入りに厚着して……それに秘密兵器。マフラーの中と、ズボンのお尻のポケットにも使い捨てのカイロを入れてきたわ。なんでも体を温めるには、このあたりを温めるのが一番効率的なんだって。
それで家を出たの。あいつらのことは知らなかったわ。もうさっさと行ってきちゃおうって急いでたから身支度だけして、テレビも新聞も見てなかったのよ。外へ出て、びっくりしたわ。気味が悪かったけど、浮かんでるだけで特に害もなさそうに見えたし、数も少ないようだったから、静電気とかそういうのが原因かなあ、……なんて思いながら歩いてたの。でも気がついたら、周りじゅうあいつらだらけになっちゃってて。
でもこれってアレじゃない? 不動産のCMに出てくるの……とはちょっと色が違うし、捕まえると幸せになれるっていうやつじゃない? って考えることにしたのよ。発想の転換ってヤツ?」
――ちょっと違うと思う、と3人は思ったが、口にしなかった。
「とにかくそう思ったら、なんだか数が多いのも、集まってくるのも悪い気しなくて……それにさっきも言ったけど、全然害がありそうに見えなかったから、ほっといたんだけど。だんだんだんだん距離が縮んできて、あのとおり。身動きできないくらいくっつかれちゃったってわけ」
あなたたちが通りかかってくれてよかったわ。なにしろ前が見えなくて、車とかバイクが通ったら危なかったかも――そう言って、圭花が話を締めようとしたときだった。
「そうか!」
何かひらめいたのか、轟が叫ぶようにそう言った。表情がパッと明るくなる。
「何が「そう」なの?」
「さっきやつらを捕獲してて、その首のとこと尻……ええと、尻ポケットのとこに、一番集まってる感じがしたんだよ! カイロの熱に、やつら反応したんだ!」
真白に向かって答えると、轟は圭花に向き直った。
「おまえ、まだカイロ持ってるか?」
「ええ……予備があるけど」
圭花は鞄のなかから10個入りパック袋に入ったそれを轟に渡した。
「これがありゃ楽勝だぜ!」
「轟君、何するの?」
急にはりきりだした轟に、真白は興味津々だ。
「まあ見てろって。
あ、これもらってっていいかな? あとで代金払いに行くから、クラスと名前――」
「いいわよ。ドラッグストアで買った御徳用パックで値段なんてたかがしれてるし、あなたにあげるわ」
今朝口を開けたばかりの新品で、まだ大半が残っていたが、これが原因でああなったと思ったら、圭花からすればむしろ持って行ってください、という気分だった。
「サンキュ! これでやつらを一網打尽にしてやるぜ!」
轟はニカッと笑うと袋を破いて1つ取り出し発熱させる。そして圭花の持っていた2つと合わせて宙のやつらに見せるように高々と掲げた。
「さあ寄ってこい! おまえらの好きな熱はこっちだぜ!」
そして思惑どおり寄ってきているのを見て、ここぞという距離で唐突に走り出す。
こうなると真白にも轟の意図が分かり、彼の後ろについて走り出した。
「待ってよ轟君。私も行くっ!」
ばたばたとあわただしく走り去って、気づけば六花と圭花のふたりだけになっていた。
「……えーと。
学校、行くんだったよね。俺もそうなんだ。一緒に行こうか?」
「そう、ですね……」
カイロははずしていたが、ひとりでいてまたあんな目にあうのは避けたい。圭花は六花と並んで、学校へ向かうことにした。
一方で、反対方向へ走って行った轟と真白だが。
「よーし! ここだなっ!」
ひと気のない空き地へたどり着いた轟は、さっとカイロ3つを地面に投げ捨てた。大分長く走ったので、彼を追ってきたもっふぁーのたちは相当な数に達している。地面のカイロにぱっと飛びつくように群がった彼らと入れ替わるように轟は後方へ飛び退いた。
「いまだ!」
轟の合図で真白がカードを投げ、そこに山となっているもっふぁーのを切り裂く。
――ボンッ、ボボボボンッ。
衝撃を受けたもっふぁーのが、ポン菓子がはじけるような音を立てて破裂して、攻撃を受けていない所のものまで連鎖で爆発していくのを、轟は思ったとおりと笑顔で見守った。
「けほっけほけほっ。さ、さすがにこれだけ数が爆発すると、粉塵がすごいわねっ」
ぱたぱた手であおいで、顔にきた煙を飛ばす真白に、轟は言う。
「さあ、次だ。ちょっとこの辺ひとっ走りしてこいつらを集めてくるから、おまえはここで待機していてくれ」
「了解っ!」
打てば響く、真白の小気味のいい返答を背中に轟は走り出し――ふと思う。
(しかし空のあの数。次々降ってきてるみたいだが、キリがあるんだろうか……)
直後、胸に差し込んだ弱気を振り払うように、頭をぶるっと振った。
(いや、諦めるな! こいつらがずっといたら島の皆が安心して暮らせなくなっちまう!
何にだって始まりがあるように、終わりはあるんだ。どれだけあろうが最後の1個はある! その最後の1個になるまでこれを繰り返せばいい、それだけだ!)
「よお。おまえらにも、もしかしたら目的なりなんなりがあるかもしれねえが、こっちにだって都合ってのがあるんだ。悪いけど全力で掃除させてもらうぜ!」
熱源を持つ彼に引き寄せられて集まってきた宙のもっふぁーのたちを見上げてそう宣言すると、轟はさらに足に力を込めて加速をつけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月11日
参加申し込みの期限
2016年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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