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期末テストだよ! 中学生諸君、全員集合!!<物語編>
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●テスト前【前日】
(明日からいよいよ本番ですか……)
放課後のざわめきに絶望の悲鳴すら混じる2-1の教室。
津島 直治
は帰り支度をしながらふぅと溜息をついた。
「あら、どうしたの? お疲れ?」
かけられた声に振り向くと、クラスメイトの
木次 要
がいた。直治は言葉少なに答える。
「……少しだけ」
「そうよね。私もよ。早く終わらないかしら。終わって思い切り本が読みたいわ」
今度お店に友達を連れていっていいかしらと要が言ったので、構わないと直治は返事をする。良かったわと要は笑って、帰って行った。その後ろ姿を見ながら、ふと直治は気付く。
(そう言えば、最近本も全然読んでいないです……)
思ったより自分は勉強をしてるんだな、と考えながら直治も教室を出ると、ちょうど隣のクラスからも生徒が出てきた。
「あ、津島」
「八葉さん」
同じクラシック同好会に所属する
八葉 ひまり
である。彼女は直治の顔を見て何か思い出したような顔になった。
「津島は最近練習してるか?」
そう言って彼女は音板をばちで叩く真似をした。直治の担当は鍵盤打楽器なのだ。
「いや」
直治が首を振ると、ひまりも小さく溜息をついた。
「私もだ。上手になりたいのに練習が出来ないのはもどかしいな。テストが終わればすぐ練習するのだけど」
また木琴を聴かせてくれと言う彼女に直治は頷くと、2人は別れた。
(……そうだ、楽器にも触っていません)
何だかどんどん息苦しくなるようで、直治は2度目の溜息をついた。
直治は真っ直ぐ帰宅した。テスト前日。帰宅した生徒の大多数は家で最後の追い込みをしている事だろう。
しかし直治は今、自宅近くの商店街を散歩していた。
(テストは明日だというのに、のんきなものですよね)
直治は自分の行動に驚いていた。自分自身、テスト期間は家にこもって勉強するもんだと思い込んでいたからだ。こんな時期に息抜きのために外に出るという行為は、なんと言うか、ちょっとした背徳感を覚える。
(そう言えば叔父さんも「家で勉強ばっかりしてると馬鹿になるぞ。たまには外に出ろ」って言ってましたっけ)
……まさかそれを甥っ子がテスト期間中に実践するとは思ってなかったんじゃないでしょうか。
直治は叔父のあんぐりした顔を思い浮かべてくすくす笑った。
散歩の途中賑やかなお店があり、直治は足を止めた。自分より背の低い子達がわらわらと店先で元気よく品定めをしている。駄菓子屋だ。そのカラフルさと子供達の楽しそうな様子に、直治は店内を覗いてみる事にした。
狭い店内は天井まで駄菓子でぎゅうぎゅうだった。奥でおばあちゃんがにこにこしているが、このおばあちゃんがどうやってあそこまで積んだのだろうと思うくらい。
店内を見回すほど色々な駄菓子に出会い、ワクワクする。楽しい。素直に直治はそう思った。実家にいた頃は近くにこういうお店がなかったので余計に楽しい。
勉強の合間に食べようと直治は駄菓子を選び始めた。が、すぐその手が止まる。いっぱいありすぎて決められないのだ。すると奥のおばあちゃんが声をかけてきた。
「決められないの?」
直治はこくんと頷いた。おばあちゃんはにこにこしたまま直治に言った。
「どれでもいいんだよ。全部美味しいからね。楽しんで、選びなさい」
「楽しんで?」
「そうだよ。そして違うのが欲しくなったらまた来ればいいよ。いつでも開いてるから」
すっと直治は気持ちが軽くなった気がした。ぽんぽんと幾つか菓子を選ぶとおばあちゃんにお金を払う。
「また来てね」
おばあちゃんはにっこり笑って菓子を紙袋に詰めてくれた。
帰り道。直治はそっと紙袋を開けてみる。そこには色取り取りのお菓子が詰まっていた。
それを見て直治の顔には自然と笑みが浮かぶ。また、選びに行きましょう。楽しくて美味しいお菓子を、何度でも。
(確かに家で勉強ばっかりしてるのもよくないのかもですね、叔父さん)
直治は手を広げて外の空気を胸一杯吸い込んでみる。明日のテストはいい点が取れる気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月09日
参加申し込みの期限
2016年01月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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