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期末テストだよ! 中学生諸君、全員集合!!<物語編>
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2年生の
猫屋敷 姫
は、テストの結果でかなりざわついている放課後の廊下を、鼻歌を歌いながらてくてく歩いていた。
「ヘイ、猫屋敷! テストどうだった?」
後ろからクラスメイトの
青木 慎之介
が声をかけてきた。
「テストですか? 満点は取れませんでした」
「おっ! そんなハイレベルの話か! クールだな!」
「そですか?」
「羨ましいぜ。俺も頑張ってスタディだな。じゃあな!」
そう言って爽やかな笑顔を残し、慎之介は去って行った。
(いつもながら愉快な人です)
姫はまた廊下をてくてく歩き始めた。
テストは間違えたとこだけチェック。ま、結果はこんなものです。だってこれは、自分自身の結果なのだから。
想定した点が取れてればよし。取れていなければ復習すればよし。
もっと点取れるだろう? そですね、ミスは少なくするです。
点数を教えろと言われれば正直に見せる。勝ち誇ることもなく、負け惜しむこともなし。
授業はちゃんと聞いて、ちょいと復習しただけです。そんなもんです。
淡々と、姫は思う。確かにそうだ、そうだけど、出来る奴に言われてもなー! と思う人もいるかもしれない。
けれど、彼女はやることはやっているのだ。授業で不明な点はその日中に解るまで追求するし、過去問があれば貰ったりもしている。言うは易く、行うは難しだ。
当たり前の行動をし、当たり前の結果を得る。ただそれだけ。そこに何の驕りがあろうか。そう考えるのが猫屋敷姫、その人なのである。
「あら校長先生、御機嫌麗しゅう」
姫はつと立ち止まり、挨拶をした。目の前の杉村校長が赤メガネをくいっと手で直す。
「こんにちはざます、猫屋敷さん。テストはどうだったざますか?」
「可も無く不可も無くてところです。易しくもなく厳しくもなし。例年通りのテストです」
「そ、そうざますか」
そう、いつも通り。勿論結果に胡座をかくつもりもなく、このままこつこつ、いつも通り。何だか気圧されてる様子の杉村校長に姫はにこりと笑った。
「気を引き締めるのはテスト前だけでおーけーです。焦らない焦らない」
「そ、そうざますか……」
彼女のセリフを他の生徒に言われれば、教育熱心な杉村校長は「もっとしっかり勉強するざます!」と喝を入れたであろう。けれど校長はこれまでの姫の成績を把握していた。実際彼女は結果を出している。今回の成績はまだ自分の所に上がってきてないが、恐らくこの生徒は、また淡々と結果を出したのであろう。姫の泰然自若とした態度に、杉村校長は妙に納得出来てしまった。
「そんなことより校長先生?」
「なんざますか?」
くいっとメガネを直す杉村校長に姫は小首を傾げて言った。
「またお悩みではありませんか? 一生徒の私でよければ、愚痴のひとつでも聞くですよ」
「―――べ、別にないざます!」
姫の言葉に思わず杉村校長が顔を赤らめてしまった時、遠くから声がした。
「お、猫屋敷さんー!」
バタバタと駆けて来る男子学生。
鈴木 弥次郎
と
フィリップ・ヨソナラ
だ。
「あなた達! 廊下を走ってはいけないざますよ!」
杉村校長はしっかりと2人に注意してから、姫に向き直った。
「それではざます。猫屋敷さん」
「御機嫌ようです」
挨拶をして2人の方に歩いていった姫の後ろ姿をちょっと杉村校長は眺めていたが、またキリッと姿勢を正し、その場を去っていった。
「おー、探したぜ、猫屋敷さん。今日夢の御殿にお邪魔してもいい?」
「夢の御殿? ああ、私の家ですか。別に誰が来ても構わないです」
「よっしゃー! よかったなぁ、フィリップ!」
「はい! 僕、猫に嫌いなのですが、がんばるです!」
「……だから、どっちなのです?」
盛り上がる男性陣は、帰ったらお邪魔させてもらうと言って、またバタバタと廊下を駆けていった。
姫もまた何事もなかったように廊下を歩き出す。帰って猫達に餌をやらないと。
(猫には学校もー試験も……)
鼻歌を歌いながら姫はまたいつものように帰宅するのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月09日
参加申し込みの期限
2016年01月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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