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101匹テオさん
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【2】
その日、
八神 修
は、ちょっとした用事で寝子島駅を訪れていた。
「ん? なんだか今日は猫がいつも以上に多いな」
動物好きの修は、常に周囲の動物の様子を気にかけている。
それゆえに、
(なんだかテオにそっくりの子猫もいる。しかも、一匹や二匹じゃない)
その日も修はすぐにその奇妙な事実に気づいた。
子猫はテオそっくりだったが、やはり子猫なのでどこか愛嬌があって可愛らしかった。
(ふ、こうして見ると小さいテオも可愛いものだな。俺達の知っているテオも昔はあんな感じだったのだろうか?)
そんなことを思いながら、ふとそんなテオ似の子猫を一匹呼んでみる。
すると。
「……なん……だと……!?」
次の瞬間、嵐のように大量の子猫が押し寄せてきて、修は猫の津波に押しつぶされてしまった。
* * *
須藤 清一郎
は、その日、ナンパをするために街へ出かけていた。
そこで、なめこの山――ではなく猫の山を見た。
「な、なんやこれは!?」
清一郎は驚いた。
なにしろ清一郎は猫の山を見るのは初めてだった。いや、リアルな『なめこ』の山も見た事があるわけではなかったが。
「猫、か……。女の子口説くのに使えるやろか?」
清一郎は真剣にそんなことを考える。
と、そのときだった。
「……た、助け……てくれ」
「……っ!? 猫の山が喋りよった!?」
猫の山から聞こえてきた声に、清一郎はぎょっと目を見開く。
それから耳を澄ませてよく聞くと、
「……す、須藤……た、助け……」
「……も、もしかして、その声……八神、か?」
見ると、猫の山からにょいと腕が伸びて、その指先には一万円札が。
「……これで……この子達に……え、さを……ぐふっ……」
「や、八神、しっかりせぇ! やがみぃいいいいいいいいいいいいいいいいっ!」
休日の駅前で行われるプチコント(注:本人達はわりと本気)に、周囲の人々の目は冷たかった。
さておき、諭吉を託された清一郎はさっそく駅前のショップに猫餌を買いに走る。
「まっとれよ、八神……! すぐに助けたるからな……! ついでに猫も可哀想やから一番ええ餌買っていったろ! どうせ俺の金ちゃうし!」
意外とちゃっかり者の清一郎の頭でチーンと銭勘定の音がなる。
かくして、修は猫餌――もとい清一郎が帰ってくるのを待つことになる。
(ああ……、苦しくて息ができない……。それにしても、子猫って温かいんだな。なんか空からラッパの音と、それに天使の姿も……。あ、あの美しい天使はあお――)
急げ、清一郎。このままでは修にお迎えが来てしまう!
* * *
はたして、清一郎の助けは間に合った。
「……
本当に
助かったよ、須藤。俺は今天上の楽園の実在を確信したところだ……」
ふぅっと額の汗を拭って、修は清一郎に心の底から礼を言った。正直、マジで天に召される5秒前だったという。
「……いや、ホンマに間に合ってよかったわ。しかし、天国ってそんなにええとこなんか? なんかうっとりした表情しとったけど」
「いや、それはまあなんというか――忘れてくれ」
かぁっと顔を赤くして、修は清一郎から目を逸らした。まさかお迎えにきた天使があの人に似ていたとは言えない。
「まあ、八神がそう言うんやったら深くは追及せんけど……。しかし、この猫らどうすんねん? ひぃふぅみぃ……って数えきれんぐらいおるで?」
買ってきた餌を猫達にやりながら、清一郎が困ったような声で問う。声は困っていたが、表情は子猫の愛らしさにすでにデレぎみだ。
どうやら清一郎も早くも子猫の魅力にノックダウンされ気味らしい。
「放っておくわけにはいかないだろう。さすがにこの数は家じゃ飼えないが……。とりあえず今夜は家に連れてかえろう。獣医に連れていったり、里親を探したりするのはそれからだ。手伝ってくれ、須藤」
「とりあえずってお前……。はぁ~、しゃあないなぁ」
清一郎は髪をがりがりと掻きつつ、子猫の山を抱える手伝いをする。
「恩に着るよ」
くすっと笑うと修もまた子猫の山を抱え始める。
外見も中身も好対照だが、意外と馬が合う――そんな微笑ましい感じのする二人なのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月30日
参加申し込みの期限
2016年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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