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【期末テスト】赤点?満点??冬寒波、四日間の死線<物語編>
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●テスト前日:シュガーリー・ロンド
夕刻。おなじ星ヶ丘寮でも、こちらは
十文字 若菜
の家の前。
スパイみたいにクールにトレンチコートを着こなして、若菜に並ぶは
神野 マキナ
。
今日は、頼まれて若菜に勉強を教えに来たのだ。
「どうぞ入ってください」
「お邪魔します」
中に入って感嘆する。
「初めて来たけど、……素敵だね」
シンプルな室内。飾られたステンドグラスや絵がいいアクセントになっている。幼い頃に星ヶ丘教会で見たステンドグラスに一目ぼれして、それ以来ステンドグラス職人を目指しているという若菜らしい。
マキナが装飾品に見とれているうちに、若菜は飲みものを用意した。
教科書と参考書をテーブルの上に積み上げて、いざ勉強会だ。
「今日はよろしくおねがいします!」
「こちらこそよろしく。早速だけど、どの教科が苦手なの?」
マキナが尋ねると、若菜はよよよ、とテーブルに突っ伏す。
「自信ないのは日本史と数学……っ。体育と英語は自信あるんだけどっ」
マキナは苦笑しながら教科書を開く。
「ぼくで役に立てるといいんだけど。試験範囲はどのへんかな?」
「このあたり……今回日本史が丁度私が苦手な辺りでっ。数学も同じくっ。うわーん!」
「ははは、そんなに嘆かなくても、落ち着いてやれば大丈夫だよ。まずはどこがわからないのか把握するところからやろうね」
「はい、先生!」
参考書と教科書を見比べながら、マキナは若菜が難しいと思う所や分からない所を聞き出してゆく。前日だから、その中で重要な部分をひとつひとつ確認してゆくことに注力するほうがいいだろう。
若菜は真剣な顔でマキナの話を聞いている。
その姿に学生時代の自分の姿がだぶって見えた。
(ああそうだった。自分も少し前まではこうやって試験勉強してたな)
制服を着て高校に通っていた自分や、友人、あのころの担任の顔などが懐かしく浮かぶ。
「そうそう。そこはその考え方でOKだよ。となると、ここと繋がるから……」
「……あ、そっか。なるほど!」
若菜は学んだことをカリカリとノートに纏める。
褒めて伸ばすマキナの教え方は、若菜に合っていたようだ。
「こういうことだったんですねっ! マキナさんの教え方すごくわかりやすい」
「そう? 十文字さんの理解が早いんだと思うよ」
マキナが持参したつちのこの里で糖分補給をしながら、ふたりは二時間ほどかけけて試験範囲を復習した。
授業ではどうしても理解できなかった数学問題を解き終えた若菜は、時計を見遣って休憩を申し出た。
キッチンから持ってきたのは甘い香りのするアップルパイ。
「マキナさんがくるから、……あと勉強のストレス発散がてら焼いたんです! 良かったら食べません?」
家庭科は得意なんですよ、といいながら若菜は紅茶を淹れなおす。
自分的にはなかなかうまく焼けたと思うけど、どうだろうか。
「わあ、すっごくおいしそうだ。いただきます。……んっ、美味しい! パイはさくっと軽いのに、中の林檎がじゅわっとしてる。シナモンも効いてていいね」
それを聞き、若菜は胸を撫で下ろした。マキナの食べっぷりからするにお世辞ではないだろう。
甘いモノ好きのマキナはぺろりと平らげ、ご馳走様と両手を合わせた。
「美味しかったよ。十文字さんは器用だね」
「あは、器用っていうか……」
若菜は照れ隠しのように笑う。
「物を作るのは好きなんです。ステンドグラスと一緒で、完成を目指して少しずつ進めていく――その過程がたぶん好きなんだと思います」
「十文字さんは根っからの職人なんだね。じゃ、ぼくは十文字さんの作品をもう一切れいただこうかな」
マキナは茶目っ気たっぷりに、アップルパイのお代わりを所望した。
その後ふたりは、甘い残り香に包まれながら、ひっかけ問題になりそうな箇所などを復習した。
「お疲れ様。明日の本番に備えて今日はここまでにしよう」
外はもうすっかり暗い。
玄関先まで見送りに出た若菜に振り返って、お守り代わりに言葉を贈る。
「今日の十文字さん、ばっちりだったよ。これだけ頑張ったんだから、きっとテストは大丈夫だよ」
微笑むマキナに、若菜の心は感謝でいっぱいになった。
ポニーテールの髪をぴょこんと振ってお辞儀をする。
「はいっ。頑張りますっ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月01日
参加申し込みの期限
2016年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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