this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【期末テスト】赤点?満点??冬寒波、四日間の死線<物語編>
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
32
つぎへ >>
●テスト前日:冬と月のワルツ
星ヶ丘寮の
桜 月
の部屋はぬくぬくと暖かかった。
月のメイドでもある
北条 冬華
は、コートを脱ぐと月の傍に寄る。
今日はメイドとしてではなく、いっしょに勉強する友人としてここに来た。
服装もメイド服ではなく普段着で、白のシャツにファーのついた紺色の上着を羽織っている。
月はと言えばニット地のノースリーブワンピースにニーソックスで、この季節にしては露出が多い。
冬華は月の格好を見て、思わずむき出しの腕に触れた。
「寒くないですか?」
「部屋が暖かいから大丈夫だよ。それより早速勉強しよう。テストは明日だし、時間は有限だからね」
月が上機嫌なのは、冬華と勉強できるからだろう。
「いつもテスト勉強は一人でやっていたから、こうやって誰かと一緒に勉強をするのは新鮮だよ。今まで学んできた事を存分に発揮できるよう、各科目の復習をしよう」
「はい」
冬華は頷き、苦手な生物の問題集を開く。
それを見て、月も問題集に取り組みだした。迷った箇所はノートを読んで解いてゆく。
15分ほど経った頃だろうか。
冬華が申し訳なさそうに「月さん、ここ分かりますか?」と問題集を差し向けてきた。
「動物細胞と植物細胞についての問題だね」
「はい。なんだかややこしくて……」
「たしかにね」
月にはすぐ解ける問題だったが、敢えて答えは教えずに、いっしょに教科書で確認しようと提案してみる。
その方が冬華も頭に入るだろうと思ったからだ。
「ああ、そういうことですね」
教科書を見て冬華は得心したようだった。月は頬杖をついてそんな冬華をにこりと見つめる。
「そうか、今日は冬華さんもいるし迷った箇所は冬華さんに聞いてみてもいいのか」
「ふふ、月さんたら……はい、私に分かる事でしたら」
「じゃあさ、冬華さん、ここなんだけど……」
月は今取り組んでいた数学の問題を聞いてみた。
するとこれは冬華もすぐには解けず、やっぱり教科書で確かめてみましょう、ということになった。
頁を捲り、答えを見つけ、嬉しくなる。ふたりで見つけた答えだから、尚更だ。
こうして勉強会は、和やかに時間を重ねていった。
◇
「はい。月さんどうぞ」
勉強ばかりだと息が詰まると、冬華が紅茶を淹れてくれた。月の砂糖の量の好みは熟知している。
好みぴったり、甘くて温かい紅茶を乾いた喉に流し込むと、月は冬華に微笑みかけた。
「ありがとう。一人で集中するのもいいけれど、こうして誰かと勉強するのもいいね」
月はすっかり冬華との勉強タイムが気に入ったらしい。
が、いまは休憩時間だ。
月は机に立てかけてあったスケッチブックを引っ張り出してきて冬華に見せた。
「見て、冬華さんに着てもらいたい服をデザインしたよ」
雪の結晶をモチーフにした、冬向けのワンピースドレスだ。
冬華の大きな胸を意識してか、胸元は大きめに開いている。
「雪をイメージして、白いショールを羽織るのはどうかなと思っているところなんだよ」
「いいですね、一巻きしてもいいし、肩にふわっと掛けるだけでも良さそうです」
「完成したら着てくれるかい?」
「はい、もちろん。でも月さん、そろそろ勉強に戻らないと」
「むっ、少し夢中になってたか恥ずかしい」
月はスケッチブックを仕舞う。
それからさらに小一時間ほど、ふたりは熱心に勉強した。
夜は知らぬ間に更けていた。
「さて、これ以上は寝不足になっちゃうし寝よう」
「はい、私も帰りますね」
「ちょっと待った」
月は冬華の腕を掴み、それから上目遣いでこう誘いかけた。
「今日は思った以上にはかどったし、テスト期間中は毎日ここで一緒に勉強をしようか?」
冬華はもちろん笑顔で頷く。
「はい、ではテスト中はお邪魔させて貰います」
コートを羽織り、部屋を去りかけた冬華の腕を、月はふたたびぎゅっと掴んだ。
「待って」
「どうしました?」
「もう遅いし家まで送っていくよ、車を手配するから待ってて」
冬華はくすくすと笑って頷く。まるで月が別れがたくて、なんども引き留めているように思えたからだ。
「ありがとうございます。お願いします」
「うん、明日からもよろしく」
明日からの試験、きっと上手く行くだろう。
冬華と月の脳裏には、そんな予感が星のように瞬いていた。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
32
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【期末テスト】赤点?満点??冬寒波、四日間の死線<物語編>
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月01日
参加申し込みの期限
2016年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!