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【期末テスト】赤点?満点??冬寒波、四日間の死線<物語編>
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●テスト前日:オークレイ牧場にて
オークレイ牧場には、冬の匂いが立ち込めていた。
いつもより早くバイト先にやってきた
鎌八 まもる
は、さっそく厩舎へ向かい、馬たちの世話をはじめる。
「よ、シルバー」
名を呼んで鼻筋を撫でると、馬もぶるる、と嬉しそうに応える。
人の気配に振り返ると、牧場主の娘である
バニー・オークレイ
がいた。
長く腰までウェーブした赤毛にカウボーイハットをかぶり、柱に凭れて腕組みしている。
「ハイまもる、今日は早いわね。サッカーの練習なかったの?」
「テストのせいで部活が休みだったのさ」
馬のブラッシングにかかりながら答える。
「テスト前でクラブ休み? まもる勉強しないの? もしかして頭いいの?」
「悪くはない。英語以外は」
「英語ならバニー教えられるよ。教科書とかプリントある?」
あるよ、と鞄から、せっかちに詰め込んだせいでくしゃくしゃになったプリントを引っ張り出す。
バニーは年下だが英語はぺらぺらだ。余裕で理解するだろうと思いきや、
「……けっこうむずかしいわね」
と言ったので驚いた。
「うさぎちゃんでも読めない英語が?」
「ノー英語は読める。設問の日本語が読めない。具体的に言うと漢字が難しくて全部読めない」
これなんて読む? と、バニーが顔を寄せてくる。
「ほらここ」
「助動詞」
「あー、そう読むんだ。こっちは?」
「能動態」
バニーは「イエス、わかった」と頷き、今度はまもるを見て首を傾げる。
「問題も答えも分かったけど、なんでまもるがこの問題が分からないのかわからない」
「オレもさ」
まもるが、お手上げ、と大げさに肩を竦めると、バニーはぱちんとウィンクした。
「いいわ、バニーが英語のプライベートティチャーになってあげる。
この間の中学のテストの時に国語教えてもらったしね
、おかえし。作業してて、バニーが問題つくって質問していくから」
バニーは馬にブラッシングをするまもるに次々と問題を出して行った。
最初は簡単な単語から、それから徐々に文章題に。
問題が難しくなるにつれ、まもるのやる気は見るからに低下していった。
「あー。英語やっぱだめだ。難しい。でもさ、オレ、ローマ語ならできるんだよ」
「ラテン語のこと?」
「いや、それじゃなくて、A・I・U・E・Oってやつ」
「ローマ字表記のことね」
「全ての道はローマに通じてるってんで迷子になった時に為にってね。ははは」
「All roads lead to Rome.」
「それそれ。……にしても」
とまもるはこの会話の前にやっていた問題に文句を言った。
「文法とか分かりにくいな。もういいようさぎちゃん、オレには無理……」
「ダメよ諦めちゃ」
意気消沈するまもるを奮い立たせようと、バニーはとっておきの魔法の言葉を口にする。
「もしまもるが100点とれたらバニーのポニテ姿見せてあげてもいいわよ?」
ポニテ、と聞いてまもるの表情が一変する。
ポニーテール、それはまもるが人生の中で最も愛するもののひとつだ。
「そうか、そこまで言ってもらえたら男一匹この鎌奴、テストでいい点とってバニーエンジェルのポニテを見ねば男がすたるな。よし、問題をつづけてくれ! 日本男児の力を見せてやるぜ」
気合をみなぎらせてウィンクするまもるに、バニーはちょっと頬を染める。
外国語を覚えたかったらその国の人と恋愛することだって聞いたことがあるけれど、――まもるはバニーを妹のように愛しく思っているだけだけれど――、バニーとの生の対話は、学校の授業以上にわかりやすい。自分でも英語への抵抗感が減ってゆき、問題が解けるようになっているのがわかる。
「ああ、そういうことか」
「そうそう、分かってきたわねまもる。その調子よ」
「うさぎちゃんは教えるの上手だな、うちの高校の英語教師になればいいのに」
「まもるが頑張ってるからよ」
謙遜しつつも、褒められてバニーは嬉しかった。
なにより、まもるの力になれるのが嬉しい。
シルバーが優しいまなざしで見守っている。
密かに恋する青い瞳を。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月01日
参加申し込みの期限
2016年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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