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【期末テスト】赤点?満点??冬寒波、四日間の死線<物語編>
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●テスト返却:1年生のみなさん(その3)
さてまた、廊下の別のところでは。
「おおっ麗仁ちゃんこんにちはなのだ」
『仲良くなるには挨拶から』が身上の
後木 真央
が、ひとり佇む
天之川 麗仁
に声を掛けたところだった。
真央と麗仁には、
八神 修
という共通の友人がいる。
なのでなんとなく、そのあたりから話が広がる。
「真央ちゃん、今回のテストは頑張ったのだ。修ちゃんちに通いこんで何日も美咲紀ちゃんと一緒に勉強を教えて貰ったし、コロコロ鉛筆のお浄めに寝子島神社も落神神社も通ったし千年杉にも願掛けに行った。巧ちゃんセンセの家の勉強会にも参加してそれなりに頑張ったのだ。前回は体育の次に得意な国語で名前を書き忘れて0点を叩き出したから、今回は名前も3回もチェックしたし、今度こそはっ……今度こそはっ……」
捲し立てる真央に、麗仁は穏やかな顔で頷きながら、自分も今回は頑張ったなと思い返す。
得意な数学だけは、絶対に満点を取った自信がある。
他も、ほとんどそれに近い点数が取れているはずだ。
もともと成績は学年の上位に入っていたし、今回も上位に入れるよう、試験勉強は必死で頑張った。
その努力は報われるはずだと信じている。
一方、気がかりで仕方ないのが家庭科である。
「家庭科? それは真央ちゃん良かった気がするのだ!」
「そうか、羨ましいよ。僕は自分で言うのもなんだけど、いわゆる『お坊ちゃま育ち』だからさ。あまり家事の経験がなくて」
麗仁が家庭科の点数を気にするのは、苦手だからだけではない。
そんな彼をまるで我が子のように温かく見守ってくれる家庭科の
白沢 絢子
先生を、麗仁は母のように慕っているのだ。だからこそ苦手を克服して恩返しをしたい。
「筆記だったら何とかなるかもと思ってたんだけど、楽観的過ぎたかも。いざテスト本番になると、分からない箇所もあってさ」
そんなふうに麗仁が不安を零すと、
「テストとはそういうものなのだ」
と真央は悟ったような顔で教室に戻って行った。
「そういうものなのか」
わかったようなわからないような気持ちで麗仁も教室に戻り、先生を待つ。
◇
ホームルームが始まった。
いよいよ麗仁の名が呼ばれる。
受け取ってもなかなか見れずにいると、担任の
五十嵐 尚輝
先生が声を掛けてくれた。
「頑張りましたね。今回も上位に入ってますよ」
その言葉に背を押され、やっと結果を確認する。予想通り。数学は満点だ。
だが、問題の家庭科は、90点に満たなかった。
(他の教科よりは悪いし、白沢先生を喜ばせるには早そうだ……)
麗仁はすこし残念に思う。けれど考えようによっては次への張り合いが出来たことになる。
これからさらに精進をしよう。いつか白沢先生に胸を張って報告できるように。
◇
一方真央は。
「……へぶっ!?」
結果を見た途端、思い切り床に倒れ込んでヒクヒクと痙攣した。
鼻からふわあっとエクトプラズムが出ちゃっている。
「おーい、後木ー。しっかりしろー」
高野 有紀
先生は、かなり棒読みで声を掛けた。分かりますその気持ち、ってな感じだ。
「こんなっ……こんなはずではっ」
良い点取りたくてカンニングとか意味が分からない……素の実力で赤なら赤でいいじゃないか、と思っていた。だが実際に赤を目にすると、その衝撃たるやすさまじいものがある。
「0点3つ……! これがっ……これが真央ちゃんの実力……ふふふふふ、ハハハハハ、アーッハッハッハ」
血の涙も出ようというもの。
流れ流れて川になろうというものだ。
「あのなー。あんたは極端すぎるよ。0点じゃないのは全部100点だなんて」
「ホワッ!?」
真央は改めて試験結果を確認する。ほんとだ。0と100しかない。
真央はガバッと、高野先生のおみ足にしがみ付き懇願した。
「有紀ちゃんセンセ……これだけ100点取ったのだお慈悲なのだ補習はいくらでもやるから部活停止は勘弁してほしいのだ幸太ちゃんセンセに取り成してほしいのだうわーん!」
「やー、0点じゃあちょっとフォローのしようないわー」
またもや棒読みな高野先生。
「そんな……そんな……」
涙の川に身を埋め、後木真央15歳、苦難の冬である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月01日
参加申し込みの期限
2016年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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