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【期末テスト】赤点?満点??冬寒波、四日間の死線<物語編>
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●テスト返却:2年生のみなさん
日常の中にほんの少しずつ歪みが混じる。
2年2組担任の
伊東 大志
先生は、受け持ちの
大天使 天吏
に対してそんな感覚を抱くことがある。
年の功というやつかもしれない。
「大天使さん、何かありましたか?」
最近ちらちらと感じる陰りみたいなものと、今回のテスト結果――1学期に比べて、良い科目、悪い科目の傾向が変わったことに違和感を感じて、伊東先生は思わず天吏に声を掛けた。
すると、いつもはそっけない天吏が珍しく悩んだ素振りでこういった。
「ありがとうございます、先生。すこし相談に乗っていただきたいのですが、このあとお時間ありますか?」
ホームルームのあと、進路相談室にふたりはいた。
天吏の相談は思った以上にふつうのものだった。
「今の成績で、木天蓼大学に入れるでしょうか。……最近、少し自分に自信がないので。進路についても他の生徒と話したりも……できていませんし」
たしかに、天吏がクラスメイトと親しく話しているようなところはほとんど見たことがない。
友人がいるのかも分からない。
『この島には、大切なお友達がいる』
そう本人の口から聞いたことはあったが、少なくとも教室にその友達はいそうにない。
もちろん、教師の立場からは見えないことは多々あるだろうが。
「主要五教科はおしなべて良いですから今の成績を維持すれば充分合格できると思いますよ」
伊東先生は端的に事実だけを述べた。
しおらしくうなだれていた天吏は「そうですか」と一礼して進路指導室を後にする。
見ようによっては、以前より人間らしくなったようにも見える。
「……気にしすぎ、ですかね」
伊東先生は銀縁眼鏡を外して目を擦る。
彼女が試験を受けながら何を考えていたかなんて誰にもわからない。
最近クローネと殆ど話せていないことに不満を募らせていたことなど先生は知らない。
「……本当人間社会はくだらないもので溢れている。早くクローネ様が求める混沌が訪れないかしら……」
踊り場の窓に映る自分に頬を寄せ、ぽつり呟いていたことなど、知る由もない。
◇
上野 睦子
先生は、和服の似合う踊りの師匠で、おしとやかだが厳しいことも遠慮なく言う先生だ。
ゆえに上野先生のクラス、2年9組のテスト結果返却の時間は、他のクラスより緊張感が漂っている。
「
音海 なぎさ
さん」
名を呼ばれたなぎさは、ドキドキと堅い面持ちで前に進み出た。
「英語と音楽は相変わらず頑張ったようですね。しかし理系科目も相変わらずなのはいただけません。あなたの夢に照らし合わせて、必要なことを学びなさい」
なぎさは手渡された成績を確認する。
先生にはビシッと言われてしまったが、自分の今の実力通りの結果だ。
ほっとして席に戻りながら思う。
今回無難な点数が取れたのは、前日にとくに神魂事件も起こらなかったのと、あの元気すぎる天使、
橘 明里
が僕の部屋を去ってしまったからだろうな、と。
(あかりん……テストの時踊ってた……)
思い出してくすっと笑って、それからちょっと考え込む。
ある意味寂しいな、と思ってしまって。
「へんなの。一緒にいた時間は、そんなに長くなかったはずなのに」
空白みたいな感情はある。
一人よりも、二人でいたほうが楽しいよねえって、そういう感情。
「何考えてんだかね、ボクは」
苦笑しつつ返却されたテストを見返してみる。
ホームルームが終わり、「どうだった?」なんて隣の席の子が尋ねてきた。
「しょうもないところで間違ってたよ」
答えながら、そんなふうに聞かれるくらいこのクラスに馴染んできたんだなあと感慨深く思ったりする。
◇
心臓がバクバクする。
テスト返却でこんなに心臓が跳ねることがあるだろうか、いやない反語。的な
桐野 正也
は、ほんっとうに祈るような思いでこの時を待っていた。
なにしろ、今回のテストにはいろいろなものが掛かっている。
まずは小遣い。
次に部活。
それから……。
指折り数える。
赤点でこそなかったものの、1学期の期末では平均点を下回る科目がいくつかあった。
そのため母親から雷が落ちて、小遣いを制限するわよ、果ては、ちゃんと勉強をしないなら部活やめなさい、とまで言われてしまったのだ。
しかし正也としては、来年は受験、塾行きは免れないだろうしギリギリまで部活は楽しみたい。
「となるとここでヤバイ点数を取るわけにはいかないんだよ。なのに、くそ……今回こそは何も起きないでくれと頼んだのに……」
怖い。結果が超怖い。とりあえず窓を開けて吠えるしかない。
「神魂のバカヤロー!」
「はーい正也君、心の準備はできたかなー? 結果取りに来てー」
相原 まゆ
先生が苦笑していた。
「は、はい!」
正也は右手と右足を同時に動かし、ぎくしゃくした感じで前に出て、結果を受け取る。
受け取って……、
「み、見れない」
堅く瞑った目を開くのが怖い。
今回、必死に授業のノートも取ったしテスト勉強もした。
それを見て母親もムチばかりでなく飴を与える気になったらしく、点数がよければ小遣いを上げても良いと言ってくれた。これはチャンスなんだ。金欠でいるわけにはいかない理由が今年はどうしてもある。
「いつまでそうしているつもり?」
まゆ先生に肩を叩かれ、薄目を開ける。
(国語……よし、数学……ギリギリセーフ! そうだ、結果が良かったらクリスマスに……絶対……!!)
掛かっているもの。
まずは小遣い。
次に部活。
それから……。
「よっしゃ!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月01日
参加申し込みの期限
2016年01月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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