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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
『ロイヤル塩焼きそばパン』はドコへ消えた？
前騒ぎ
「「また神魂か？！」」
綺麗に羽生 碧南と御剣 刀がハモった。二人はぱっ、と顔を見合わせて苦笑するも、お腹がすいている為か、妙にシンパシーを感じていた。
「今日のロイヤル塩焼きそばパン発売が楽しみで今朝の練習も午前の授業もがんばってきたのにっ！」
「ったく、いい加減にしろよ！ 材料が逃げたとかマジか……」
碧南と刀の呻きが腹の虫の声と重なって、妙にシリアスな空気を生み出している。そう、２人はテオの言葉を聞いて戦慄していたら学食に居たのだ！！
「ロイヤル焼きそばパンの材料が消えたって？」
「材料を見つけなければ、世界中からパンが……」
本居 陽毬と上下 左右はテオの言葉を聴いて僅かに震える。食いしん坊な陽毬にとって、この神魂トラブルは許しがたい所業だった。彼女は拳をぎゅっ、と握り締めて言い放つ！
「そんなの、御天道様が許しても、この陽毬さんが許さないんだからね！（ついでに言うと材料を持っていったら報酬がもらえるって信じてるぅ……）」
びしっ、ときめつつも内心が漏れ出そうな雰囲気の陽毬。その傍らの左右はふるふるしており、陽毬が不思議そうに見てると……？
「パンが無ければ～のネタが使えますわね」
妙に『どやっ』とした笑顔でそんな事をいい、陽毬たちは思わずくすっ、と笑った。
「それにしても、なんでロイヤル塩焼きそばパンを作らないと、世界からパンがなくなるのか……不思議だぜ」
呟く酒浸 朱蘭の何気ない一言は確かであり、陽毬と左右も首をかしげる。確かに、奇妙な物であるが……。
「そんな事やっている場合じゃないだろう！！」
微妙な空気につっこむが如く叫び、がっくしと膝を突くのは北里 雅樹。猫鳴館に暮らす彼は、普段から倹約生活を余儀なくされている。だが、倹約ばかりでは息が詰まってしまうし、まして今日はロイヤル塩焼きそばパンの販売日。気分転換にちょっとだけ贅沢を、と考えていただけにショックだったらしい。
「そうそう。パンが無くなったら沢山のレディが困っちゃうだろうね。それは見過ごせないな」
きらっ、と歯を光らせて言う八十八旗 信彦が雅樹の肩をぽん、と叩く。雅樹が女性なら慰めているかもしれないが、男性だからかコレぐらいである。
「そうだよ！ すっごく困る！！ 私は料理が苦手だし、売店のパンって生命線だもの！！」
ポニーテールを揺らして焦るのは、元気な水川 音葉。彼女のお腹からもきゅるる、と愛らしい腹の虫の声がなってしまい、音葉は僅かな羞恥で顔を赤くする。
微妙にカオスになりかけた雰囲気の中、たまたま通りかかった椎井 莉鳥は少し考えてから彼らに歩み寄った。
「ぶつくさいっている時間はないわ。……さっさと探しに行かないと、今度こそ食べられなくなるよ？」
とくに雅樹に目を向け、ぽつり、と言う莉鳥。同意するように頷いたのは、いつのまにか姿を現したマッドサイエンティストっぽい屑利 執。
「フツウの崩壊は、確かに困るからなっ！ だがそれはそれとしてロイヤル塩やきそばパンは食べたい……！」
彼がぐっ、と拳を握り締めれば、雅樹も「そうだよな！」と大きく頷く。まぁ、ご飯派である新田 亮は内心で（パンが無くても、困らないだけどな）と呟いた。だが、パンが世界中から無くなるというのは……流石に見過ごせない。
「世界中がきっと混乱するだろうな。確かに、ちゃんと解決しないと……」
「食材見つけられたら、例の焼きそばパン奢ってほしいな」
亮の傍らには、彼の協力要請を受けて中学校からやってきた新田 樹の姿が。寝子島中学校の制服は、妙に目立つがこの際気にしていられない。
「そういえば、前にも何度か焼きそばパンの騒動に巻き込まれましたが、今回もですか……。でも、今回は競争ってわけでもありませんし、頑張って探すとしましょう」
塔ヶ崎 璃亜がぽん、と手を打ってにっこりし、一同も気合を入れなおす。
「情報共有は大事だよ。だから、何か得たら連絡がほしい。俺自身も台車を押して回るから、見つけたら乗せてくれないか？」
どこからとも無く台車を持ってきて提案するのは八神 修。その場に居た者全員がそれに承知し、学食に紙が張られる。以後、彼らはそこを拠点に捜査を開始するのであった。
「頼んだわよ！ あたしは色々あってここを離れられないから、あんた達がたよりなんだよ！」
売店の前で、北野 寧々がため息混じりにそういい、探索に出向く１４人の背中を見送るのであった。
そんなこんなが学食であっている事も気づかず、一人音を探る者が一人。映像音響担当の教師、ジャン・ポランスキー先生その人である。
「こっちから面白い声するですネー♪ 採取してみましょう！」
ジャンは妙にうきうきしながらも、聞こえた奇妙な声の方へと歩いていった。
――果たして、彼らは材料を捕まえられるだろうか？
「「また神魂か？！」」
綺麗に羽生 碧南と御剣 刀がハモった。二人はぱっ、と顔を見合わせて苦笑するも、お腹がすいている為か、妙にシンパシーを感じていた。
「今日のロイヤル塩焼きそばパン発売が楽しみで今朝の練習も午前の授業もがんばってきたのにっ！」
「ったく、いい加減にしろよ！ 材料が逃げたとかマジか……」
碧南と刀の呻きが腹の虫の声と重なって、妙にシリアスな空気を生み出している。そう、２人はテオの言葉を聞いて戦慄していたら学食に居たのだ！！
「ロイヤル焼きそばパンの材料が消えたって？」
「材料を見つけなければ、世界中からパンが……」
本居 陽毬と上下 左右はテオの言葉を聴いて僅かに震える。食いしん坊な陽毬にとって、この神魂トラブルは許しがたい所業だった。彼女は拳をぎゅっ、と握り締めて言い放つ！
「そんなの、御天道様が許しても、この陽毬さんが許さないんだからね！（ついでに言うと材料を持っていったら報酬がもらえるって信じてるぅ……）」
びしっ、ときめつつも内心が漏れ出そうな雰囲気の陽毬。その傍らの左右はふるふるしており、陽毬が不思議そうに見てると……？
「パンが無ければ～のネタが使えますわね」
妙に『どやっ』とした笑顔でそんな事をいい、陽毬たちは思わずくすっ、と笑った。
「それにしても、なんでロイヤル塩焼きそばパンを作らないと、世界からパンがなくなるのか……不思議だぜ」
呟く酒浸 朱蘭の何気ない一言は確かであり、陽毬と左右も首をかしげる。確かに、奇妙な物であるが……。
「そんな事やっている場合じゃないだろう！！」
微妙な空気につっこむが如く叫び、がっくしと膝を突くのは北里 雅樹。猫鳴館に暮らす彼は、普段から倹約生活を余儀なくされている。だが、倹約ばかりでは息が詰まってしまうし、まして今日はロイヤル塩焼きそばパンの販売日。気分転換にちょっとだけ贅沢を、と考えていただけにショックだったらしい。
「そうそう。パンが無くなったら沢山のレディが困っちゃうだろうね。それは見過ごせないな」
きらっ、と歯を光らせて言う八十八旗 信彦が雅樹の肩をぽん、と叩く。雅樹が女性なら慰めているかもしれないが、男性だからかコレぐらいである。
「そうだよ！ すっごく困る！！ 私は料理が苦手だし、売店のパンって生命線だもの！！」
ポニーテールを揺らして焦るのは、元気な水川 音葉。彼女のお腹からもきゅるる、と愛らしい腹の虫の声がなってしまい、音葉は僅かな羞恥で顔を赤くする。
微妙にカオスになりかけた雰囲気の中、たまたま通りかかった椎井 莉鳥は少し考えてから彼らに歩み寄った。
「ぶつくさいっている時間はないわ。……さっさと探しに行かないと、今度こそ食べられなくなるよ？」
とくに雅樹に目を向け、ぽつり、と言う莉鳥。同意するように頷いたのは、いつのまにか姿を現したマッドサイエンティストっぽい屑利 執。
「フツウの崩壊は、確かに困るからなっ！ だがそれはそれとしてロイヤル塩やきそばパンは食べたい……！」
彼がぐっ、と拳を握り締めれば、雅樹も「そうだよな！」と大きく頷く。まぁ、ご飯派である新田 亮は内心で（パンが無くても、困らないだけどな）と呟いた。だが、パンが世界中から無くなるというのは……流石に見過ごせない。
「世界中がきっと混乱するだろうな。確かに、ちゃんと解決しないと……」
「食材見つけられたら、例の焼きそばパン奢ってほしいな」
亮の傍らには、彼の協力要請を受けて中学校からやってきた新田 樹の姿が。寝子島中学校の制服は、妙に目立つがこの際気にしていられない。
「そういえば、前にも何度か焼きそばパンの騒動に巻き込まれましたが、今回もですか……。でも、今回は競争ってわけでもありませんし、頑張って探すとしましょう」
塔ヶ崎 璃亜がぽん、と手を打ってにっこりし、一同も気合を入れなおす。
「情報共有は大事だよ。だから、何か得たら連絡がほしい。俺自身も台車を押して回るから、見つけたら乗せてくれないか？」
どこからとも無く台車を持ってきて提案するのは八神 修。その場に居た者全員がそれに承知し、学食に紙が張られる。以後、彼らはそこを拠点に捜査を開始するのであった。
「頼んだわよ！ あたしは色々あってここを離れられないから、あんた達がたよりなんだよ！」
売店の前で、北野 寧々がため息混じりにそういい、探索に出向く１４人の背中を見送るのであった。
そんなこんなが学食であっている事も気づかず、一人音を探る者が一人。映像音響担当の教師、ジャン・ポランスキー先生その人である。
「こっちから面白い声するですネー♪ 採取してみましょう！」
ジャンは妙にうきうきしながらも、聞こえた奇妙な声の方へと歩いていった。
――果たして、彼らは材料を捕まえられるだろうか？
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2017年08月16日
- 参加申し込みの期限
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- 2017年08月23日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2017年08月23日 11時00分
