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さまよいアルク 第四章~朽ち果てゆく知識を抱く国立書庫
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【Hurry!】
今日も今日とて、のんびりアルク。くんくんくん、しきりに鼻を鳴らして、物珍しげにそこらじゅうの見慣れないものを嗅ぎ回っております。
「……うわ!?」
ずしん、とひときわ大きく地面が揺れて、飛び上がるように跳ねたアルクを慌てて抱き上げたのは、
毒島 林檎
です。
「く……足場が不安定すぎるな。いつ崩れてもおかしくないぞ……?」
表情は冷静そのもの、けれど内面はこれでもかとオトメな林檎の口からは、もちろん小声で本心が漏れ出しまして、
『どうしよう、落ちちゃうよ! 助けてぇ……!』
「だ、大丈夫なんだよー!」
ぐっ! と
鈴原 天音
は、握りこぶし。
「わたし、身軽さには自信があるんだよ。みんなが落ちちゃいそうになったら、ばっちり助けちゃうんだよ、任せて!」
『あ、天音ちゃん……♪』
なんて幼馴染の頼もしさには安堵……けれど、周囲の状況は実に、切迫しているのです。
崩落した建材の一部が眼下の虚空へと落下していくのを見て、ぞぞっ。
雨寺 凛
は大慌て。
「と、とにかく、どこか安全なところに避難しようよ! このままじゃ、みんな落っこちちゃう……!」
「とはいっても、どこへ逃げたらいいんだ?」
サキリ・デイジーカッター
はいつもの冷静さのまま、述べた疑問はごもっとも。
天に向かって伸びる塔のような建造物は、旅人たちが到着した頃にはすでに半分ほどが崩れ落ちていて、それでもなおこの『国立書庫』が真っ直ぐに建っていられるのは、いわく、内核の崩壊に伴い乱れた重力が皮肉にもこれを支えているから……なのだそうです。
とはいえそれも、そう長くは持ちそうにありません。
「んー。どことなーく、私たちの世界とも似てますねー。未来世界って感じでしょーか」
屋敷野 梢
は落ち着いて、あたりを眺めながらにつぶやきます。蝶になって自由にそこら中を飛び回れる彼女のろっこんを始め、飛行系や移動に関する能力などは、この状況では大変に役に立ってくれそうです。
「それで、どこに行ったらいいんでしょーかね? 外はあんな感じですけど」
がらがら、ごろろん! 空には黒雲渦巻き、稲光がまるで蛇か竜のように這い回る、恐ろしげな空。地面には無数の地割れがビルやら道路やらを無残に引き裂いていて、あちこちの地面からは茜色……光の柱がぼんやりと立ち昇っているという、何とも終末感バリバリなところへ、彼らはやってきてしまった模様であります。
何せこの惑星は、間もなく綺麗サッパリと消滅してしまうのだと言うのです……タイムリミットは、あと数時間!
「それデハ、最上層へご案内イタしまショウカ?
(・・*)
」
ざざざ、とちょっぴりノイズ混じり。合成音声でそう尋ねたのは、ふわふわと宙に浮かぶ、直径1メートルほどのまん丸いボールです。側面から二本のマニピュレータが飛び出していて、真ん中のモニタにぴこん! と現れる顔文字のようなものは、この切迫したシチュエーションとは裏腹に、何となくほっとさせてくれるものがありました。
そんな、国立書庫のナビゲート役であるというロボット、『Mr.ブルックス』は、この場所から脱出する手段があると言うのです。
「区画第3層最上部の発着フロアニハ、緊急避難用ノ短距離航宙船が常備されテイルのデス。点検はモチロン怠っておりマセン、メンテナンスは12時間36分57秒前に終了したバカリデス。システム・オール・クリア! いつデモ飛べマスヨ
(≧∇≦)b
」
「それじゃ、すぐにそこへ……」
「……いや。待ってくれ!」
すぐにも動き出そうとする旅人たちを、けれど真剣な表情の
志波 武道
が呼び止めます。彼は、ふむっ、と何やら思案しつつ、
「確かに、時間は無さそうだ。だが……Mr.ブルックス。ここには、この世界の人たちが残したあらゆる知識が残されてる、って言ってたよな。『ローシルティウム・ディスク』だっけ?」
「コノ世界、というワードの参照スル条件が不明デスガ、当書庫に収められてイルRDが、コノ惑星において随一にして最高峰の知識の粋でアル点には、モチロン同意いたしマス
(^ ^*)
」
そう。ここは、書庫。今はどこにも姿の見えない、この世界の住人たちが残していったという知識の全てが、この場所には未だ存在しているというのです。
「だったら……時間の許す限り、調べてみないか? きっとこの旅にも関係する情報が、何か見つかると思うんだ」
「……俺も。志波さんに賛成だ」
塔の内側にはびっしりと、本棚のように収められたケースがびっしり。それらをぐるりと眺めつつ、同意した
鴻上 彰尋
。
「俺は、この旅はやみくもに飛び回っているわけでは無いように思う。今までの世界も、この世界にも……アルクがこの場所へ俺たちを連れて来たのには、きっと理由がある。そんな気がするんだ」
ふにゃあ……林檎の腕の中、気の抜けたあくびを漏らしたお気楽な白黒猫は、にわかに全員からずずいと注目されて、青い目をぱちくり。
とにもかくにも、
「オレは、武道君がそう言うなら。賛成だよぅ」
「俺も! ま、いざって時ゃ、俺のろっこんで足場作ってやることもできるしな。何とかなるって!」
呉井 陽太
に、
楢木 春彦
もそう言って、同意してくれました。
確かに、ここは素通りしてしまうには、あまりにも惜しい情報の宝庫であるようです。アルクとともに巡るこの不思議な旅の中で、彼らは様々なものを目にし、知ってきました。様々な世界の多様性や、それらにまたがるようにして存在する茜色の石。滅びの光景……そしてこの書庫には、それ以上の情報が埋もれているであろうことは、想像に難くありません。
ずずん! 強烈な振動がひとつ足元を震わせて、
「って本当に時間無さそーだな! みんな、あくまで安全第一デー! そんでもってなるべく急いで、情報収集しようZE!」
「「「りょ、りょーかい!」」」
といった武道の言葉によって、旅人たちは慌てて行動を開始したのでした。急げいそげー!
ぱちり、ぱちぱちと、まばたきを数回。
日暮 ねむる
は、ひどくやかましい騒音に邪魔されて、目を覚ましました。
「うるさいなぁ……ふわぁぁぁ」
目元を手の甲でこしこしと擦りつつ、あたりを見回してみますと、
「………………どこ、ここ?」
何やら塔のような、見ようによっては図書館かどこかのような……まったくもって見覚えのない、奇妙な場所で自分が眠りこけていたことに、ねむるは気が付きました。
半分ほどが瓦礫となって崩れて、今にも倒壊しそうな建物。壁に開いた穴の向こうに見える風景は何とも退廃的でありまして、どう楽観的に見積もってみたとしても、このぐらつく足場がいつまでも残っているとは到底思えません。
「これ……俗に言う、死亡フラグってやつじゃない?」
自分がまるで、アポカリプス系B級映画の冒頭にてあっさりさっくりと犠牲になってしまう端役のように思えて、ついついつぶやいたところで、
「……うん?」
見下ろした下層に、ねむるは見覚えのある顔を発見しました。ここからはずいぶんと距離があるものの、それは間違いようもなく友人の、
「八神君に、鴇波さん……?」
八神 修
や
鴇波 羽衣
であるようです。それに加えて、傍らに見える見知った面々の姿に、徐々に覚醒してきた頭の中で、ねむるは状況をおぼろげながらに把握します。つまりは、
「また、神魂か何かかな? どうも、異世界に来ちゃったみたいだなぁ……」
ふわぁ、とあくび混じり。何とも慣れたものです。
とはいえ、そうと分かったからには、のんびりもしていられません。何しろ状況が状況でありまして……さらには眼下に、どうにも、少々不穏なモノがちらちらと見えておりました。
「あの、ロボットみたいなの……みんなを狙ってるみたいだ」
がしゃがしゃ、階下にうごめく奇妙な影。どうやら仲間たちには、彼の援護が必要になりそうです。
この場所が何であるかは、後でみんなに聞くとしまして。ひとまずねむるは、何故だか足元へ転がっていた愛用のペイント銃を拾い上げて、不思議な世界を駆け出しました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
さまよいアルク 第三章~かそけき生命を慈しむ地下樹木園
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月19日
参加申し込みの期限
2015年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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