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Snow Snow Sweet!
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お皿とフォークを手にし、巨大ケーキに挑むのは
城山 水樹
だ。既に皿の上には綺麗にケーキが載っていて、トッピングであるポッキーやマシュマロもちょこんと華を添えている。
そのお皿にフォークを構え、いただきますと呟いてゆっくりとフォークの先を突き刺していく。柔らかく、ほろりと切れるチョコレートクリームに覆われたスポンジを口へと運べば、水樹は自分の頬が緩むのを感じた。
「重労働のあとのスイーツって、本当に美味しい!」
疲れた身体に染み入る甘さ、けれど甘すぎずくどくないチョコレートクリームは口当たりもいい。そして何より、今まで食べたケーキでも1、2を争う程の美味しさだった。
「こんなに美味しいケーキ、これから先また出会えるか心配だわ……」
「わかるわ~、どのお店のケーキも美味しいと思うけど、この巨大ケーキってどれも美味しすぎるわよね~」
うんうん、と相槌を打ったのは
恵御納 理沙
だ。彼女も水樹と同じようにお皿に色々なケーキを載せてその味を堪能している。
「そうよね! これくらい美味しいケーキを探そうと思うと、ちょっとした有名店に行かないと無理じゃないかって思って」
「一度美味しいものに触れると、舌が肥えちゃうのよね~」
舌は肥える、これは確かにそうだと水樹も頷く。いつだって手軽に食べれるコンビニのケーキだって美味しいとは思うけれど、あのケーキの方が美味しかったと思ってしまうようなものだ。まぁ、暫くの間ケーキは食べたくないってくらい、この巨大ケーキを食べるのだけれど。
「あら、あのケーキの上にバームクーヘンとシュトレンが……」
「どれ? 取りましょうか?」
「あそこの上に……ふふ、ありがとう~」
「どういたしまして。私も食べてみようかな」
水樹はモデルということもあって身長が高い。理沙と20センチ以上も差があるほどだ。理沙が届かない場所のケーキも手を伸ばせば簡単に取れるのだ。バームクーヘンとシュトレンを理沙の皿に載せ、自分の皿にも載せる。理沙はバームクーヘンのトッピングに生クリームとフルーツを添えている。
「本場のドイツではバームクーヘンの表面を薄く削いで、こうやってトッピングしたりするんですよ~」
「へぇ、美味しそうね。私もやってみるわ」
いつもと違う食べ方をすると、いつもより美味しく感じるもの。バームクーヘンそのものも美味しかったけれど、トッピングによって味を変えるのもまた楽しくてこちらもついつい食が進んでしまう。
シュトレンは本来ならクリスマスの一ヶ月前程から作り、クリスマスの日まで薄く切って毎日食べるのだと理沙が教えてくれる。こちらもラム酒が染み込んだドライフルーツとナッツがたっぷりと入っていて、生クリームのケーキとは違う美味しさで、二人の舌を喜ばせてくれた。
「ちょっと喉が渇いたわね……」
「……綿菓子じゃない部分の雪、溶かせば飲めるかしら……?」
ふっとお互い目を合わせたが、それはさすがにどうかと言うことで却下となった。あの猫ちゃん、テオにお願いしてみようかと話しながらケーキの周辺を歩けば、紅茶のティーセットを発見して事無きを得る。
美味しいケーキに美味しい紅茶も加わって、まだまだ幸せな時間は続くのだった。
一人静かにケーキを食べているのは
ナタリア・シシロヴァ
で、冷静な顔でケーキを食べているようだが、そのお皿の上に盛られたケーキの量を見れば、彼女もこの巨大ケーキを喜んでいるのがわかる。
皿の上に品よく盛られた苺のショートケーキ、チョコレートのコーティングも艶やかなザッハトルテ、フルーツが宝石のように輝いているタルト……それらを鮮やかなフォーク捌きで次々と口へと放り込んでいく。そしてその度に緩みそうになる口元を引き締めるのだ。
ストイックでクールな彼女だけれど、本当はこの雪に一番はしゃいでいるのはナタリアなのかもしれない。彼女の出身はロシアで、雪は慣れ親しんだものだ。けれど、寝子島はロシアに比べればとても暖かいし雪も余り降らない。降ったとしてもそんなに積もりはしないだろう。
だから久しぶりの大雪も、雪かきもナタリアにとっては嬉しいハプニングといったところだろうか。雪洞を作ろうという誘いも、本当は少し行きたかったのだけれど、さすがにはしゃいでいるのがバレるのは彼女の本意ではなかったのだ。
「む、あれは……」
巨大ケーキに飾られているお菓子の中に、見覚えのあるものを見つけてナタリアが手を伸ばす。
「коврижка……」
「え? なんて言ったの?」
突然声を掛けられてナタリアが振り向くと、
木鈴 寧々子
がクッキーを齧りながら首を傾げていた。お菓子に気を取られてたとはいえ、事前に気配を察知できないなんて私もまだまだだなとナタリアが思いながら、寧々子の問いに答える。
「カヴリーシュカ、と言いました。これです」
そう言ってナタリアが見せたお菓子は、素朴な蒸しパンのようなケーキだ。
「ロシアの伝統的なお菓子です、ブラウンシュガーと蜂蜜、それから重曹とスパイスを入れた生地を焼いたものと思ってください」
「君、ロシアの出身なの? 詳しいんだね! 聞いてるだけでも甘そうなお菓子だけど……でも美味しそう!」
「ええ。ジャムや生クリームを付けて食べます、練乳のクリームも合いますね」
「それはさすがに甘すぎない……?」
しかし郷に入っては郷に従えとも言うし、寧々子はナタリアがするようにカヴリーシュカを食べてみることにした。どうぞ、とお皿に載せられた淡いブラウンの素朴なケーキに生クリームが添えられる。
一口分をフォークに取り、生クリームをちょんっと付けて食べてみると……。
「んんん、甘い! でも美味しい! ちょっとクセになっちゃいそうな甘さだねぇ~」
「懐かしい味です、とても美味しい。私にはこのくらいの甘さが丁度いいですね」
「君、結構な甘党なんだね。あ、じゃあさ、あそこの部分のチョコケーキはもう食べた? 結構甘かったから、好きなんじゃないかなぁ?」
寧々子が指差す先には、一見普通のチョコレートケーキがあった。切り取って皿に載せてみると、チョコレートが何層かに分かれたケーキで一番下はサクサクのタルト、その上はガトーショコラ、その上は濃厚なチョコムース、そしてトップは生チョコにチョコレートクリームが添えられている。
全ての層をフォークに載せて一口。口の中に広がるのは濃厚なチョコレートの味、それから少しのほろ苦さのあとに甘い甘いチョコクリームと生チョコが溶け出して、ナタリアの口の中を襲う。
「これは……」
「どう? 甘いでしょ?」
「はい、とても甘くて美味しい。ハラショー」
こくりと頷いて、綺麗に皿の上を片付けるナタリアに寧々子が楽しそうに笑った。甘いスイーツはまだまだあるだろうから、探してみようという寧々子の提案にナタリアは頷く。普段であれば結構です、と言っていたかもしれないけれど、やっぱり今日はいつもよりほんの少し浮かれていたのかもしれなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月24日
参加申し込みの期限
2015年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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