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\ オーバータイム!/
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【ふたりのプレゼント!】
職場における労働環境というのは何とも、ままならないものです……
深林 真瞭
に
深倉 理紗子
、おふたりともに少々、お疲れでありました。
片や世界を股にかけるヴァイオリニストにしてコンサートマスター、けれどそんな輝かしい肩書きをもってしても、得てして交響楽団というものには付きまといがちなハバツコウソウだとか、ネマワシとかウラコウサクだとか、そんなものに巻き込まれるのはウンザリとしてしまいます。片や寝子島総合病院勤務の内科医、お医者さんの激務については言わずもがなといったところでありましょう……理紗子はつい一月ほど前に、過労でぶっ倒れてしまったばかりなのです。
明るく前向きな真瞭などは、所属する楽団における人事を巡るゴタゴタからはひと時離れて、寝子島の素晴らしい環境でリフレッシュ! どうにか乗り切れそうなところではありますけれど……心配なのは親友、理紗子です。一か月の病気療養を経て、先日職場復帰したばかりの病み上がりですけれど、早くもへろへろ。変にバイタリティがあるもので、何事もガマンガマンで頑張りすぎてしまうのが、きっと良くないのでしょう。何か根本的な気分転換が必要であろうと、真瞭は考えました。
そしてそんな彼女の思惑は、どうやらアタリであったようです。
「うん……たまにはこんなのも、楽しいわね。まーちゃん!」
「ね、来て良かったでしょ? りさちん」
事のほかビビリな理紗子は、夜の廃墟の不気味な側面を目の当たりにして、最初はもう大いにそのヘタレっぷりを披露しておりましたけれど。ひとたび演奏が始まってしまえば、そんなのはもう吹っ飛んでしまったようです。楽しいクリスマスソングも、ロックもクラシックも、等しくノリノリで楽しんでいるところを見れば、真瞭もほっとひと安心。少しはわだかまる鬱屈とした気分も晴れてくれることでしょう。
それに、
「私も何だか、元気が湧いてくるみたい♪」
真瞭自身にとっても今夜のライブは、楽団へと舞い戻るその時には、大いに力を与えてくれそうです。
そんな風に、次々とステージで披露される音楽を楽しんだ後。舞台から演奏者が退場したところで、司会を務める女の子が、次はどなたが演奏してくださいますかー? なんて呼びかけたのが、絶好のタイミングでありました。
「さて! 次は、私たちの出番ね!」
「まーちゃんの演奏、楽しみにしてるわ……えっ、私たち?」
まぁ理紗子も、アレです。いやーな予感はしてたんです。真瞭はきっちりと自分のヴァイオリンを持ち込んでおりましたし、以前には似たよーなパターンで誘われ、
一緒に舞台へ上がった
こともありました。
「聴いてるだけじゃ、つまらないでしょ? りさちんのフルートもちゃんと用意してあるから。ほら、いくわよーりさちん!」
「や、やっぱりこうなっちゃうのね……あはは」
ちょっぴり乾いた笑みではありましたけれど……それでも、身も心も弱った自分がこうして笑うことができるのは、心躍る音楽の数々と、そしてこの親友のおかげなのでしょう。もちろんヘタレでビビリな理紗子には、衆人環視のもと演奏するなんていう苦行は、本来ならご免被りたいところではありました……けれど何だか今は、それも悪い気はしないのです。
親友と一緒に、ステージへ! 今夜はやけに、胸が躍ります。
真瞭が舞台へ姿を現した途端に、観客はざわざわ。クラシックファンなら当然のこと、世界的にも有名な某交響楽団にて第一ヴァイオリンを務める、彼女に気付きます。そしてその後ろを、一介のお医者さん、理紗子がおずおずとついていくという構図……おっかなびっくり、へっぴり腰な彼女ですけれど、それでも頼もしい親友が導いてくれたなら、いくらか勇気も湧いてくるというものです。
「今回は、即興でね。りさちんなら大丈夫、あなた筋がいいし、意外に本番に強いものね」
「そ、そうかな……? うん……やってみるわ」
手に馴染む愛用のヴァイオリンに、サプライズで持ち込んでいたフルート。それぞれの楽器を手に、
「さ、楽しむわよ、りさちん
♪
」
「うんっ、まーちゃん……
♪
」
親友同士、何だかんだで息の合ったデュオは、瞬く間に観客たちを沸かせます。
♪
♪
曲名はおろか、譜面の一枚だってありません。全ては、即興! 真瞭が最初の一小節をリードした後は、理紗子のフルートがそれを裏打ちするかのように音色をぴったりと這わせて、寸分の狂いも無く追随します。中学生時代に知り合って以来、ふたりがこうして幾度も積み重ねてきた合奏の経験が、抜群の安定感をもたらしているのです。
奏でる即興曲、そのイメージは……まるで、クリスマス・プレゼント!
♪
☆
♪
ふわふわのリボンを紐解いて、ぱかっと開いた箱から次々に飛び出す、楽しい贈り物。真瞭は情熱的に弦を翻して、いわば動的なリズムは豊かな音階を巡り巡って賑やか、自然と胸が踊ります。対する理紗子が落ち着いた様子で響かせる、静的と言うべきフルートは、このしんとして降り落ちる星明りや、煌々と灯る月の光のような、清らかな空気に鳴る鈴を思わせました。
★
♪
次々と、真瞭が届けるプレゼントボックスの中から、ぱ、ぱっ! 理紗子が込めた星々が飛び出しては瞬き、きらきらと燐光を弾けさせ……かと思いきや、時にはタッチ交代! 理紗子のフルートがメインでメロディを鳴らし、真瞭のヴァイオリンがそこに合わせるという、手慣れたパフォーマンスも。
♪
ふたりの音色は極彩色、きらびやかに夜空へと映し出すのは、まるで聖夜に瞳を輝かせる子供たちの楽しいパーティーのよう。そんな光景が目に浮かんで、観客たちはいつしか手を鳴らして、自分たちも子供のようにきらきらとした瞳で、ふたりの演奏に乗って、弾むようなステップを踏みました。
☆
「お疲れさまでしたー! 素敵なステージでした!」
マリベル・ロイス
は、演奏を終えて戻ってきた真瞭と理紗子の預けたヴァイオリンにフルートを、きっちりとカバーをかけて保管しつつ。ふたりへと向けるのは、何となく羨望の眼差しです。
「ありがとう、ライブ終了まで、よろしくね」
にっこりと微笑んだ真瞭の、華やかな笑顔! 凛としていて、何ともかっこいい立ち姿。隣でぺこりと頭を下げた理紗子は大人しそうでありながら、今は晴れやかな表情で、穏やかで物静かな素敵な女性といった印象です。
「もう、まーちゃん、いつもいきなりなんだもの……焦っちゃったわ」
「まぁまぁ、そう言わないで! でもりさちんだって、楽しかったでしょ? やって良かったでしょ?」
「……うん。良い気分転換になったかも」
「ね♪ さっ、あとは観客席でゆっくりと、楽しみましょっか」
なんて、仲良さそうに並んで歩いて行くふたりを見送りながら、マリベルは思ったということです。
「……うーん。あれが、オトナのオンナ……って感じなんかな。素敵やわぁ……ウチもいつか、あんな風になれるかなぁ?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月08日
参加申し込みの期限
2015年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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