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クリスマスイリュージョンライブ!
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【シークレット・ロックスターズ】
綾辻 綾花
の猫好きといえば友人や同級生にも知られているところですけれど、実は音楽を聴くことだって、大好きなのです。『寝子島交響楽団』のファンで、サイン入りのCDを持ってて、しこたま聴き倒してたりするくらいには筋金入りです。
ねこったーに流れてきた今日のイベントだって、知るなりすぐにも準備を始め、ぽかぽかカイロにひざ掛け、あったかいお茶も用意して、もこもこ着込んであったかーい格好で、防寒対策バッチリ! わくわくと胸を高鳴らせながら、山の上へとやってきたのでした。
せっかくだから良い場所で聴きたいと早めにでかけたところ、確保できたのはほぼ最前列。そんな絶好のポイントで眺めるライブには、同じ寝子島高校の生徒や、プロのアーティストまでステージには登場して、思った以上に豪華! 綾花もいつしかリズムに乗って、誰もが知っているクリスマスソングなどはついつい自身も口ずさんで、ひとつ歌が終わるたびに大拍手! もう、ノリノリなのです。
「みんなすごいです……! こんなライブを間近に見られて、感激ですっ」
「ええ、本当にね。何だか、寒さなんて吹き飛んじゃいそうね!」
さて、綾花のお隣には今、たまたま居合わせた顔見知りの方がおりました。すらりと着こなすのは和服でありながら、自然とライブ会場にも溶け込むこの方は、
樋口 弥生
先生!
「それにしても、ここで樋口先生にお会いできるなんて」
「ふふ、奇遇よね♪」
とはいっても、先生はこの上品な佇まいにして、ロックの人でもあるのです……アマチュアバンド『
月曜日の野良猫
』の強烈なライブパフォーマンスと言えば、寝子島におけるロックシーンではたびたび語り草ともなっているほどで、もし今日のステージへと彼女が上がったなら、それはもう盛り上がることでしょう。
なので綾花は先生へ、尋ねてみました。
「先生は、今日は演奏しないんですか? 誰でもステージに上がれるみたいですよ。私、聴いてみたいです」
「え、ええ? 私? そりゃあまぁ……私もちょっと、ウズウズしてきちゃったところだけど……」
なんて、案外満更でも無さそう。何しろ先ほどから先生、そわそわとして落ち着かない様子だったりするのでした。もしかしたら今日は、舞台の上で彼女のギターテクを目の当たりにできるという幸運が、観客たちへと訪れる……かも!
といったところで、ステージには次の演奏者が上がるようです。綾花は先生の演奏にも期待しつつ、拍手でそれを出迎えます。
最初は、会場からは離れたところで聴いていたのです。人ごみはちょっぴり苦手、でもこの素敵なライブを見逃してしまうのは、あんまりにももったいない! おっとりとした
白浜 渚
もまた、届く音楽には興奮を隠せません。
(ああ……やっぱり、歌って、本当に良いものですよね……)
芯から震わされるように、渚はすっかり音楽の虜。自然とその口からはステージへ同調するように歌が漏れ出て、夢中になって……無意識の中、より近くで、よりはっきりとこの音を浴びていたいと思うのは、自然なことではあったのでしょう。
いつしか渚は、苦手なはずの人ごみの真っ只中で、高らかに声を上げておりました。
「そこのお姉さん! とっても良い声ですねー、ぜひぜひステージへどうぞーっ!」
「……えっ?」
司会を務めることになった
結梨亜・カールシュテイン
がそう言って手を伸ばすまでもなく、多くの観客たちの中にありながら、気付けば渚はがっつりと、人目を惹きつけていたのです。
「えっ……えええっ!? わ、私がステージへ、でございます、か?」
「はいー、ぜひ! さあさあこちらへどうぞ、皆さーん、道を開けて通してあげてくださいねー、お願いしまーす!」
なんて結梨亜が呼びかけますと、途端。ずざざざざ! 観客たちはお行儀良くよけてくれて、渚の前へきれいにぱっくりと開けて姿を現すのは、まるで花道!
「えっ、えっ。私が、本当に……?」
「頑張ってください!」
開けた道の脇では、綾花も微笑みながらにぱちぱちぱち、拍手とともにそんな風に言ってくれまして……圧倒的期待の眼差しに、何だかもう引っ込みがつかないカンジであります。
「あの、それじゃあ……少しだけ……」
「はーい、お次はこちらの眼鏡のお姉さんに歌を披露していただきまーす! 張り切ってどうぞーっ!」
この場に至っては諦め半分、そして期待も半分。渚はどきどきと鳴る胸を押さえながらに、ステージへと立ちました。
極度の人見知りな渚にはもちろんのこと、こんな風に多くの観客を前に歌うなんて経験は、めったにないことです。
「あの……それでは、歌わせていただきます。最初の曲は、えっと……『
ジングルベル
』で」
おどおどとしながらも……伴奏は、借り物のキーボードに打ち込んである自動演奏で。やがて、しゃんしゃんしゃんと鈴の音が聞こえ始めれば、渚の頭はすうっと静まっていき、とくとくと鳴る鼓動だけが残り、息を吸い込んで。
後はもう、歌うことの喜びを、この瞬間を堪能するばかり。
Dashing through the snow,In a one horse Open sleigh
O'er the fields we go,Laughing all the way♪
眼鏡が、きらり! 前髪の厚いカーテンにも阻まれて、その表情を垣間見ることはできません。けれど歌声は軽やか、弾むように、楽しく明るく!
♪
Bell's on the bobtail ring,Making spirits bright
♪
What fun it to ride and sing,a sleghing song tonight!
♪
引っ込み思案をすっかり吹き飛ばしてしまうほどに、彼女は歌に真摯なのです。
いつの間にやら身体は揺れてリズムを刻み、口元にはうっすらと笑み。楽しそうに歌えば、観客たちもついついつられて、ゆらゆらり。
♪
Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!
Oh, what fun it is to ride, In a one horse open sleigh
♪
Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!
♪
Oh, what fun it is to ride, In a one horse open sleigh!
♪
静かに、けれど心が弾むような歌は、紛れもなく渚の本質を表すものであったことでしょう。
ジングルベルから始まって、冬がテーマのバラードなど、しっとりと染み入るような曲をいくつか歌い上げた後。
渚の高揚は、彼女の穏やかさに隠れた密やかな情熱にも火をつけるほどに、熱く燃え上がってしまったようです。
「……~~~っ! ここからは、思いっきり! 歌わせていただきますっ!」
なんと渚は、もはやトレードマークともなっている分厚い眼鏡を、キャストオフッ!! 長い髪も取り出したゴムできゅっとポニーテールへまとめ上げ、さらりと前髪をかき上げたなら、
「聴いてください! 私の、歌っ!!」
打って変わってハードなロックナンバーを、大熱唱! 観客たちもびっくり、驚いたところへ、彼女の持つろっこんがまた無意識発動! がしっとハートを鷲掴みにしてしまいました。
そして……そんな風に燃え上がった彼女に当てられて、引火してしまったのがこの方。
「ああ、もう! こんなの、私だって我慢できないじゃない!」
ステージへ、ずばーっ! 飛び上がったのは、弥生先生! すかさず、楽器の管理を担当する
マリベル・ロイス
が、
「待ってました、樋口センセー! カッコええとこ、見せてください!」
ばしっと手渡したのは、彼女にきっちりと預かってもらっていたもの。先生、何だかんだでちゃっかり、愛用のギターを持ち込んでたようであります。
「ありがとう、ロイスさん! 白浜さん、一緒にやらせてもらうわね。思いっきり歌ってちょうだい、ばっちり合わせるわよ!」
「……はい!」
渚はただうなずいて、その申し出を受け入れるだけ。ただそれだけで……喉を枯らさんばかりに絞り出す歌声と、轟きうなるギターの音色が絡み合い、会場はもうふたりの奏でる音楽や発する熱気が満ち満ちて、興奮のるつぼへと巻き込まれていくのです。
Enjoy Rock Christmas!!
叫べば会場中が呼応して、うおーっ!! 怒号のように歓声が吹き荒れます。
「すごい、これが樋口先生の音楽……! 白浜さんも素敵です、何だか身体が火照ってくるみたい!」
いつもは物静かな綾花だって、ふたりのステージの終わり際には、観客たちに交じってこう声を上げずにはいられませんでした。
「アンコール!」
何だかぽかーんとしてステージに立ったままの渚が、はっとして状況に気付いたのは、弥生先生が綾花の隣へと戻ってきた頃のこと。きょろきょろとあたりを見回した後、やがて……ぼわっ! 残り火が一気に燃え上がったように、真っ赤になった顔を再び分厚い眼鏡で隠して、急いで髪を解いて、前髪カーテンも再復活!
「……ひゃわああぁ……し、し、失礼しました~~~!」
脱兎! 逃げるように、ステージから転がり落ちそうな勢いで舞台を降りた彼女に、綾花と先生はきょとんと顔を見合わせて、くすりと笑い合ったのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月08日
参加申し込みの期限
2015年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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