this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
緑きらめく動物園で
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
13
つぎへ >>
ウサギやハムスターなど、小型の可愛らしい動物たちと触れ合えるふれあい広場は、特に子供たちや可愛い動物が好きな女性に人気のあるコーナー。
人が少なめの今日でも、常時ある一定の来園者の姿があるようだ。
マッシュルームカットを風に揺らして、
千代島 白雨
は久し振りに訪れたまたたび市動物園を満喫していた。
「本当に、久しぶりなのです」
島育ちの白雨は、小さい頃こそ両親に連れられてよく訪れていたものの、最近はすっかり疎遠になっていたので懐かしさいっぱいの笑みを浮かべる。
今回足を運んだのは、ねこったーに流れる噂を目にしたから。
(きっかけを下さったお猿さんには感謝ですね!)
うきうきした気分でふれあい広場の入り口を潜った。
広場の柵の中、草の生えた地面の上には数種類のウサギが放され、小さな囲いの中にそれぞれモルモットやハムスターが入れられている。
「ハムさんモルさんうささん、お久しぶりですですっ」
早速ふわもこたちを捕捉・捕獲!
心ゆくまでモフる。モフる!
「両手におさまる幸せって、こういうことなんですね……!」
もっふもふ。もっふもふ。
白雨は幸せそうだけれど、さっきからもふられまくっているウサギは多少の鬱陶しさを含んだ眼差しをしている……気もしなくはない。
「むむ……モフりすぎましたか? でも私はまだモフり足りないのです!」
ここは秘密兵器を使おうそうしよう。
というノリと勢いで、白雨は小銭を出して広場の片隅で売っている細切りにした野菜が入っているカップを買ってきた。
「さあうささん! 覚悟はよろしいですか!?」
人参スティックをしゃきーん。ウサギの目がきらーん。
野菜目掛けて寄って来たウサギを、しっかりホールド!
「わーい、捕まえましたよー♪ よいではないかーよいではないかー」
もっふもふもふもふもふもっふ。
「すごいアル……これがもふもふの極意アルカ?」
クラスメイトのもふもふ現場を目撃した華菜子は、よく分からない衝撃を受けた。
「っは! 満喫しすぎて悪代官の気分になっていましたよ」
恐るべしもふもふーズ! と驚愕の表情を浮かべた白雨に、華菜子はにこっと笑い掛ける。
「白雨ちゃんもウサギさん好き?」
「ですです、このもふもふがたまらないですよー」
「ううっ、私ももふもふするアルー!」
ホールドしたウサギに野菜をやりながら幸せそうな顔をする白雨を見て、辛抱堪らんと華菜子もウサギ確保に向かった。
「……はっ、うっかりこれを忘れるところだったアル」
うさ耳のフードを被り直しまして。
華菜子はふわもこの、ぬくぬくの、お鼻ひくひくのウサギを抱き上げる。
「ウサギさん、私も仲間だと思って仲良くしてくれたら嬉しいアルよー♪」
その気持ちと努力(?)が報われているのかどうかは分からないけれど、ウサギは大人しく華菜子の腕に収まったままだ。
「楽しそうですね」
もふもふ満喫している彼女たちの許へ、聖もやって来た。
「楽しいアル~、温かくてふわふわしてて気持ちいいアル」
「ふふ、本当にふわふわしていて可愛いですね」
聖が抱っこしたのは、真っ白な毛足の長いウサギだ。
柔らかな毛に覆われた背を撫でながら、こうして動物と触れ合う機会があるのは良いな、と思った。
「ハムスターさんもモルモットさんも可愛いアルナ」
小さなハムスターを手に乗せると、そのまま華菜子の腕を伝って登っていく。
その様子を微笑ましげに眺めながら、聖は口を開いた。
「可愛い動物、お好きなんですか?」
「好きアル~。私、動物大好きアルヨ!」
「寝子島神社にも、時々狐さんが来てくれるんですよ」
「へぇ……あ、聞いた事あるかも知れないアル」
何しろ華菜子の家は参道商店街。
目と鼻の先にある寝子島神社の話なら、結構耳に入ってくる。
「可愛いかなぁ?」
「はい、それに賢い子たちなんですよ」
聖の話を聞いていると、狐たちにも思いを馳せてしまう。
「こうしていると、ぬいぐるみとか欲しくなってしまいます……」
「ぬいぐるみなら、お土産屋さんアルネ。
私もウサギさんグッズが欲しいから、後で一緒に行かないアルカ?」
「ええ、よろしければご一緒しましょう」
和やかに後の予定を決めていた、その時。
「ハ、ハムスターさん、そこは入っちゃダメアルヨ!?」
華菜子のうさ耳フードと首の隙間でモゾモゾしていたハムスターが、服の中に潜ってしまった。
「あら……どうしましょう」
「く、くすぐったいアルヨ~」
口許に手を当てて目を丸くする聖の前で、華菜子はしばし奇妙な体操みたいな動作をする事になった。
犯人、もとい犯鼠のハムスターさんは、外に出てきた後もとぼけた顔をしていた。
綾花と手を繋ぐあおいと、彼女たちの付き添いのような修もふれあい広場への道を歩いていた。
「今日は色々ためになったし、この動物園にちょっと詳しくなれた気がするよ」
綾花の案内と、修による動物の説明のお陰で、あおいは初めてのまたたび市動物園を満喫しているようだ。
そういえば、と綾花は思い出す。
「あおいちゃんは、沢山兄弟がいらっしゃるんでしたっけ」
「うん、だからこういうところに遊びに来ても、弟たちの面倒見るのがメインになっちゃって……」
自分が楽しむ暇はあまりなかったのだと、あおいは肩を竦めた。
「なら、今日はゆっくり出来て良かったな」
「そうだね。やっぱり寝子高に入って良かったなぁ。
……時々、家族がどうしてるかなって思う時もあるけどね」
賑やかだった分、ふと思い出す事もあるのだろう。
「あ、あそこがふれあい広場の入り口ですよ」
「わあ、行こう行こう」
看板を指した綾花の手を引いて、あおいは期待に足を速めた。
ふっと笑みを浮かべた修が、その後を付いていく。
「ンンベェ?」
「ンメェ~ヘェ~」
近くの柵の中にいる羊の鳴き声が、より長閑な気分にさせてくれる。
「ウサギさんがいっぱい!」
「ふわふわの毛並みで、抱っこすると気持ちがいいんですよ」
入り口付近に固まっていたウサギをそれぞれ抱き上げると、ウサギは鼻をひくひくしつつ大人しくしている。
「ふわもこだ~、可愛い!」
「大人しくて可愛いですよね。……あ、あおいちゃん、そのまま」
「ん?」
綾花はウサギを抱っこしたまま、携帯電話を取り出してカメラのレンズをあおいに向ける。
ピピッと音がして、ウサギと顔を寄せ合うあおいの姿が映し出された。
「ほら、可愛いところが撮れましたよ」
「ありがとう綾花ちゃん! 今度は綾花ちゃんも一緒に写ろ?」
「はい!」
ロップイヤーのウサギを挟んで、仲良くパチリ。
友達とウサギと楽しそうにしているあおいの姿に胸の内をほっこりさせつつ、修はスティック状に切った野菜が入ったカップを二つ買ってきて、二人に差し出す。
「七夜、人参食べてるところを見るのも面白いぞ」
「本当?」
ウサギさんたちも、野菜スティックに気が付いて色めき立ち始める。
「あげてみましょう」
「うん……って、待って待って、順番にあげるからー」
「あわわ」
我先にと膝に乗り上げてくるウサギたちに、二人とも高々とカップを上げる羽目に。
「それじゃ落ち着いてあげられないだろう……」
修はやれやれと息をついて、食い意地の張ったウサギたちを引っぺがした。
「はー、びっくりしちゃった。ありがとう修君」
「いや、これくらいたいした事じゃ……」
ようやく落ち着いて細切りの野菜をウサギにあげていくあおい。
「わー、食べ方も可愛いなぁ!」
(あおいちゃん、ツインテールがウサギさんにそっくりで可愛いですね)
鼻をひくひくさせながら一生懸命野菜を食べるウサギに夢中の彼女を見て、綾花も嬉しそうな顔をする。
ところで。
(動けない……)
修はひっぺがしたウサギたちに何故かみっしりと膝に乗られ、周囲を取り囲まれていた……。
ハムスターやモルモットを抱き上げると、小さな身体は温かく、鼓動が早く刻まれているのが伝わってくる。
「針鼠はいないんだね……」
天野はハムスターを掌に包みながら、広場の中を見回す。
背中が針状になっているハリネズミは、結構デリケートな動物で扱いに注意が必要な為か、自由に触れるようにするのは難しいのかも知れない。
(もふもふ幸せ……生きてるんだな、彼らも)
小さな温もりとトクトク脈打つ鼓動は、彼らが懸命に心臓を動かして血液を巡らせている事を教えてくれる。
天野は大切に、大切に柔らかな毛の生えた背を撫でた。
優しげな眼差しで動物たちを見下ろす天野を見て、寝太郎も自分の掌の上で遊ぶモルモットや、指によじ登っているハムスターを眺めて微笑む。
「ハムスターやモルモットも大人しくて可愛いね~。あっウサギって結構睫長いなぁ」
いつの間にか足許に二羽三羽と寄ってきていたウサギに気が付いて、寝太郎はじいっと観察。
そして目の前の天野の伏し目がちな顔もじいっと。
(そういえば、逆巻君も睫毛長いな~)
「うん、動物はやっぱり皆可愛いよ。……兎の睫毛がそんなに珍しいかい?」
「ん? そうだね、うち猫はいるけど兎飼った事ないしねぇ。逆巻君ちには動物いる?」
じっと見ていたら顔を上げた天野にちょっとだけ焦って、寝太郎は肩を竦めた後、今度は彼に尋ねてみた。
「僕は鼠と針鼠を飼ってるよ」
連れて来たかったなと続く呟きに、大切な友達なのかなぁと寝太郎は感じる。
「でも、今日は人間の友達同士って事でどうかな~」
「……友達、か」
「あれ、違った?」
目をしばたかせる寝太郎に、天野は「いや」と首を振った後、ほんのりはにかんで口端を緩める。
「少し照れるね……」
しばらくもふもふとウサギたちをもふったり、野菜をあげたりして楽しんだ後。
「着ぐるみって結構、体力使うんだね……子供相手ってのも疲れるし」
「じゃあ、休憩時間くらいはのんびりしないとねぇ。
眠ければ僕の布団で休む?」
「それはちょっと」
抱っこしたウサギと一緒に、天野の慣れないバイトの苦労話を聞いて笑い合いつつ、寝太郎はふと思い付いたように尋ねた。
「そういえば、逆巻君はバイト代何かに使うの?」
「バイトのお金は……免許、かな。バイクとか便利だし。
自転車もいいけど、どの道稼がないとね」
ぶるんぶるん、ぶおおー。
袈裟を靡かせ、大きなごっついバイクに跨るお坊さんが寝太郎の脳裏を駆け巡って行った。
「ふふ格好良さそう」
「猫島、今絶対違う想像したでしょ?」
「え、バイクに乗るお坊さんじゃないの?」
ぽかんとする寝太郎に、天野がっくり。
「確かにお寺育ちだけど……」
ポニーテールにするくらいの長髪に慣れた自分の坊主頭は、流石に想像出来ない。
「そういう猫島は? 何か買うの?」
「自分は、キャットアイランドで遊んでて、欲しくなったからパソコン軍資金かな~」
「なるほど、あのPCゲーム楽しかったね」
また一緒にやろうと言いつつ、天野は寝子島に自宅のある寝太郎はともかく、猫鳴館でネット環境を整えるのは難しそうだなとなんとなく思った。
アクの強い……もとい、個性派揃いだから、中には荒業でなんとかしている寮生もいそうではあるけれど。
ひとまず、その辺の事は切り上げて。
「そろそろ、別のところにも行こうか。猫島は他に好きな動物なんているかい?」
「実はゾウも好きなんだよね~。まだ時間あるし、ゾウも見に行ってみようか」
抱いていたウサギやハムスターたちを降ろして、二人はのんびり立ち上がる。
「そうだね。吉田先生が連れ戻した子ゾウもいるんだっけ」
「よく運べたよねぇ……」
水辺エリアのゾウのコーナーでは、噂の親子が迎えてくれるだろう。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
緑きらめく動物園で
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月10日
参加申し込みの期限
2013年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!