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●和やかランチ in 動物園●
昼時近くになれば、フードコートも賑やかになり始める。
「いらっしゃいませー……あ、御剣君。さっき振りだね」
円たちに声を掛けた刀がカウンターに向かうと、応対したのは
猫島 寝太郎
だった。
「もう少し食べたくなったからな。猫島はまだバイトなのか?」
「うん、お昼が一番のピークだからね」
鋭い雰囲気の刀とは対象的に、寝太郎は柔和そうな笑みを浮かべる。
盆暮れ正月にゴールデンウィークといった大型連休には、普段は働いている人が休暇を取りたいというケースも多い。
逆に、纏まった連休にお小遣いなどを稼ぎたいのが、普段は勉学に勤しむ学生たち。
お互いにニーズが合致した時、臨時アルバイトという形態が成立するのだ!
そんな訳で、寝太郎はこのゴールデンウィーク中はフードコートのスタッフとして精を出していた。
そこまで難しい調理や作業はなく、カウンターに立って注文や会計を行ったり、簡単なドリンクやフードを用意してお客さんに手渡すのがメインだ。
厨房には旧市街在住の、手馴れたパートのおばちゃんたちがいるから、もし何かあった時にも頼りになる。
「1時過ぎくらいにはお客さんも引けてくるから、休憩はその後かなー。
逆巻君も同じ頃に休憩だから、一緒に見て回る約束してるんだ」
「そうか。――注文はこのセットと……桜庭たちは?」
「ボク、コンビニ弁当なんだ」
「ひとまず飲み物、ですね」
円
と
人里
は皆が希望していたドリンクを確認する。
注文を済ませるとお会計が終わるまで、間違わないようにしばし沈黙を守り。
「じゃあ、出来上がるまでこの札持っててね。オーダー入りまーす!」
「はーい」
寝太郎は番号札を渡し、店の奥に呼び掛けた。
「こういう連休を利用したバイトも、良いかもな……」
いつもと違う制服姿のせいか、しゃっきりしているように見える姿で頑張っている寝太郎を眺めつつ、刀は最近軽くなりがちな財布をポケットの上から撫でるのだった。
ハンバーガーとコーラのセットをトレイに乗せた
聖
は、空いている片隅の席に腰掛けた。
(今回こそは)
聖にとっては、念願のハンバーガーのリベンジだったりする。
先日
一念発起(?)して食べに来た際
は、カピバラさんの大増殖に巻き込まれ、奪われてしまったのだ。
今日は園内も全体的に和やかでのんびりした雰囲気だし、邪魔が入る事もないだろう。
「……い、いただきます」
背筋を伸ばして手を合わせ、小さく頭を下げてからハンバーガーの包みを少し剥がす。
鼻をくすぐる、ソースと焼けた肉の香り。
出来立てほかほかのハンバーガーをいざかじろうと、ドキドキしながら口を開いた。
「あれ、御鏡さん」
びびくぅッ!
一口目をかじる寸前に声を掛けられ、聖は跳ねるように縮こまった。
「……か、神木さん」
「ご、ごめん。そんなに驚くとは思わなくて」
知った顔にはぁと溜息を吐く聖に、直樹も戸惑った顔をする。
「いえ……私も、少し緊張してて」
普段食べないようなものを食べるというのは、なんだか悪い事をしているような気分になるのだと、聖は説明した。
「そっか、初めてのハンバーガーか……貴重な体験だね」
納得したように笑って、直樹は楽しんでねと告げ戻って行った。
「神木、これ協力してくれたお礼」
直樹が席に戻ると、誉が作って来たサンドイッチを広げて見せた。
「わ、美味しそうだね。僕も今日のお弁当は、少し手伝ったんだ」
誉のサンドイッチを分けて貰いがてら、直樹は自分で焼いたというだし巻き玉子を皆に分けた。
「へえ、綺麗に焼けてるじゃないか。手先が器用なんだろうな」
「工作とかは好きだから……そのお陰かな?」
市橋君に褒めて貰えると自信が出るよと直樹は笑う。
「……ボク、料理苦手なんだよね」
コンビニ弁当の上に乗せられた玉子焼きを食べつつ円が呟くと、直樹は目を細める。
「料理とかも上達するには積み重ねだと思うけど、無理に頑張らなくても良いんじゃないかなぁ?
今の時代は女の子だって、色んな道がある訳だし」
「……そっか」
ほっとしたような円の膝で、キャットフードを平らげたにゃーくんが満足そうに口の周りを綺麗にしていた。
「……学費に仕送り……中々にヘヴィだぜ高校生活……」
財布の中を覗き込み、がっくりと肩を落としているのは、先程その肩に小さな子を乗せて笑顔を取り戻させた不二夫だった。
うっかり服を着崩したりしつつも、なんとか品行方正で勤勉な少年として学生生活を送りたい不二夫だったけれど、流石に財布の中身まで品行方正にお札が揃っている……とはいかない。
「ま、愚痴ってもいられねえけどな」
背に腹は変えられぬという事で、小銭を数えながらカウンターへ向かった。
「いらっしゃいませー」
「醤油ラーメン一つ」
「はーい、醤油ラーメン一つー」
終始気の抜けた笑顔の店員にラーメンの中で、一番安いものを注文してしばし。
出てきたのは、とてもオーソドックスなラーメンだ。
トッピングは刻んだネギと、ナルトにメンマに海苔、薄いチャーシュー。
早速、適当に空いている席で食べ始める。
味はまあまあで、取り立てて感動する程でもない、普通の観光施設にありがちなラーメンだ。
その分大人も子供も安心して食べられる、万人向けといった具合か。
(まあ、こういう場所で食うのが良いんだろうしな……)
美味しさを求めるなら、それこそ猫島軒やら学生たちの間で評判の店はある。
ロケーションもスパイスという事で、不二夫は麺を啜った。
「そうなんだ。星が丘寮って広いけど、猫ちゃんが一緒にいたら寂しくないね」
「傷が治るまでと思っていたが、あいつも部屋が気に入ったらしくてな」
修
が
引き取った白猫
の話をすると、
あおい
は嬉しそうに言った。
「ミルクちゃんも、お家が出来て良かったね」
「……行くところもなさそうだったし」
「ふふっ」
今度は猫とも一緒に遊びたいなんて話をしながら、二人と一緒にトレーを持った
綾花
は空いている席に着いた。
「綾花ちゃん、ポテトとフライドチキン、半分こしようね。
おかずもちょっと多めに作ってきたから、良かったら食べてね!」
あおいはお弁当を作ってきたけれど、フードコートのものを食べたい綾花に合わせてサイドメニューを注文したのだ。
綾花の前にはハンバーガーと彼女が頼んだサイドメニュー、修もドリンクは一緒に頼んでいた。
「俺も作ってきた。沢山あるから一緒に食べないか?」
修も持参したサンドイッチをテーブルに出す。
「わあ、修君上手だねぇ!」
「まあ……挟むだけだから、俺でも作れたよ」
歓声を上げるあおいに内心そこまで言う程かなと思いつつ、修は呟く。
サンドイッチは切り口がきれいなのもあって、初めてでもまずまずの見た目に出来ていた。
問題は、あおいの例のアレである。
「私も頑張ったんだよー」
パカッ。
「わあ……」
「……うん」
綾花も修も、言葉を発した後若干時が止まってしまった。
あおいのお弁当は、見た目は相変わらずだ。
味も、まあ相変わらず。食べられない程酷くはないが、かといって箸が進む出来でもない。
何度か繰り返し作っている為か、若干、本当に少しだけ……食感が良くなったかも知れないと綾花は感じた。
「手際が良くなったのかも知れませんね」
「そ、そうかな?」
綾花の感想に、ちょっと照れた風のあおい。
「時間掛かっただろ? 悪くない」
「本当? 良かったぁ! 今度は
この間話してた
みたいに、みんなでお弁当交換したいね♪」
以前あおいのお弁当にツンを発揮してしまった修に悪くないと言われれば、彼女だって褒められた気分にもなるというもの。
あおいはほっとした顔で、自分のお弁当や交換したサンドイッチとサイドメニューに手を付け始めた。
このまま何度も料理を作っていけば、少しはあおいの腕もマシになるんじゃないかと修はほんのり光を見た気がした。
……本人の味覚的な部分は、どうしようもないけれど。
木陰のベンチで、
月詠
は弁当箱の絵が描かれた画用紙をビリリと破く。
すると、絵そのままの弁当箱が出現した。
彼女のろっこん【絵空事】で朝作ったお弁当を封じておいたのだ。
鞄に詰め込んだ画材道具だけでも結構かさばるから、こうしてスペースを省略出来るのは結構便利。
「14時まで時間が空いてしまったな……折角だし、動物を見て回ろうか」
のんびりとお弁当を口に運び、常備しているお茶を楽しみつつひとりごちる。
面白い動物や人々のスケッチも、増えそうだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月10日
参加申し込みの期限
2013年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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