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クリスマスを飾ろう!
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大騒ぎはあったが、次は外の飾り付けだ。
「綺麗な絵ね、これは誰が描いたの?」
格子窓の開いた部分に、スノースプレーで雪の結晶が吹き付けられている。繊細な作業に康子は感嘆しきりだ。
「はーい俺です★」
体育会系な武道が手を挙げたことは、康子にとって驚きだった。
「色んな一面があるのね」
「意外と難しかったけど、刀くんたちが手伝ってくれたんで、我ながら綺麗に出来てる気がしまっす!」
「御剣さんが手伝ったのかー、うんうんっすごく綺麗よ」
「俺より海のお陰ですよ」
刀は謙遜ではなく、芸術科の能力を発揮してくれた海を素直に讃えている。
「凄いんだね、私同じ寮なのに、全然知らなかった!」
両手を組み合わせて感心しきっている陽毬へ、刀は「ああ」と思い出した。
「3人とも桜花寮なんだ」
「うん。私と紅緒ちゃんは同室。義一君は男子だから一緒って言うかだけど、ね?」
(紅緒ちゃんと陽毬ちゃん、そういえば寮内では何度かすれ違ってるけどちゃんとお話しするのは初めてかも)
そんな内容をスケッチブックに書き込んで、海は陽毬と紅緒をジッと見つめていた。刀の知り合いの女の子がまた増えたことに、知らず危機感を覚えたのだろうか。
それにあの紅緒の難解な言葉——、刀も陽毬も義一も誰一人それを気にすることなく会話を続けていることに驚いてしまう。
しかしオタク的な知識に長けている陽毬と義一、そして剣術家としてなのか人の機微を読むことに長けている刀とは違い、海にはさっぱり理解できない。
(難しくてよくわからないけど、悪い事を言ったりしてるわけでは無さそう?)
海が素直に質問すると、陽毬が特に難解な部分は通訳を買って出てくれた。こうして同級生たちが会話を楽しんでいる間に、店主への飾り付けの説明は別のところへ移る。
「看板は英二さんがやってくれたよ。それにクリスマスツリーも」
イリヤが“MILK HALL”の字の周りに配置されたクリスマスらしい模様のステッカーを示して、康子へ言うと、英二は首を横に振った。
「御巫さんが沢山手伝ってくれたんです。台運んで抑えてくれたり、飾り持ってきてくれたり」
「まあ、大変だったでしょう?」
時子のような華奢な女の子が重いものを運んだり走り回っていたことを心配する康子だったが、時子本人は笑っていた。
「皆で楽しく賑やかにできましたから」
「そうだね、浮かれた気分で心地良かったって言うか、ホント皆も楽しそうだったし」
英二が言うと、誉も微笑んで同意した。
「……うん、凄く楽しかった。勉強させて貰いました!」
彼がペコッと頭を下げたところで、康子は感無量を表情に出していた。しかし最後の最後、クリスマスを迎えるのに一番大事な作業が、彼女に残されていた。
「これは伯母様が——」
イリヤがそう言って手渡したのは、ツリートップだった。キリスト降誕を告げた天使ガブリエルの場合もあるが、ミルクホールのツリーはベツレヘムの星に因んだ輝く銀の星だ。
ツリートップは家長がつけるのが基本であるから、皆この店の主の仕事として、康子へ任せる為にとっていたのだ。
「やだわー、おばさんて涙脆いんだから」
自分に笑いながら目元を拭う康子に、皆から笑みが零れる。
「おばさん、おばさん」
「乗って、乗って!」
騎馬戦の下のように腕を組み合わせてしゃがむのに、「それは遠慮する」とさらっと答えて、康子は英二たちが置いてくれた脚立を上がってツリートップをつけた。
「つけますね!」
時子がスイッチを押すと、ツリートップの星が輝いて、青と白のリボンやオーナメントボール、銀のガーランドを照らし出す。寒色でまとめられた中で、ステンドグラスクッキーと翠響の手作りの飾りがほんわかと柔らかい色を添えていた。
誰となく拍手が起こり、皆が笑顔と言葉を交わし合い始めた時。
「さて、と」
「寒いから中戻ろ!」
「兄さん、僕チャイが飲みたい」
感動を一瞬で切り離して、三兄弟が扉を開けて店内へ戻って行った。
刀も同じような気分だったらしく「いいね!」と声を上げ、時子は康子へ皆の分を準備していいかと尋ねていた。
「コーヒーがいいでしょうか?」
「そうねー、でもコーヒー飲めない子もいると思うから紅茶もかな? 皆どうー?」
康子の声に反応して、ミルクホールに注文が飛び交う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月17日
参加申し込みの期限
2015年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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