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クリスマスを飾ろう!
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とある日の静かな朝のことだ——。
「じんぐるべっぇる! ふんふんふー♪ かざるぜー超かざるぜー★」
ご機嫌な歌混じりに、
志波 武道
が『ミルクホール』のホールに現れたのは、まだ開店前の時間だった。
彼の一歩前に着替えを済ませ事務所を出て行った
佐藤 英二
が、
鴇波 羽衣
と朝の挨拶を交わしている中に混ざる。朗らかな声が響くカウンターの側では、彼らの同窓生の
市橋 誉
が、ミルクホールの店主の
寺島 康子
へ真剣な顔を向き合わせていた。
今日は旧市街の商店街の全体で、『クリスマス』が始まる日だ。
通例とは飾り付けの程度は各々の店の裁量によるものだから、これより前にクリスマスキャンペーンを始めている店はあったし、後日に回す店もある。
——しかしここは『商店』街だ。
訪れる客をひき、彼らの目を楽しませる為に、多くの店はイルミネーションが点灯されるこの日に合わせて、一斉に飾り付けを行うのだ。
このミルクホールも御多分に洩れず、準備が整えられており、康子が気合いを入れて買い直したクリスマスツリーなどを設置する予定だった。その為、平日に多く入るパート従業員や武道や英二や羽衣のようなアルバイト店員だけでなく、知り合いの伝手を頼った飾り付け要員も来てくれる予定だ。
——誉も手伝いに来てくれた人かな? と三人がそちらに注目した時、「おはようございます!」と元気の良い挨拶が割って入る。
挨拶をした
イリヤ・ジュラヴリョフ
に続いて、
レナート・ジュラヴリョフ
、
エリセイ・ジュラヴリョフ
のミルクホールの三兄弟が、段ボールやビニール袋など、大きな荷物を抱えてホールへやってきた。
「わぁっ!」
羽衣は「待ってました」と言うように小走りで近づくと、彼らの荷物を覗き込んで頰を紅潮させる。
「オーナメントにガーランドに——こっちはキャンドル? 沢山あるっ! これで全部?」
「もう少しありました」
「うん、でもあんまりごちゃごちゃしてもだから、細かいのは後かな。
取り敢えずホールの飾り付けは開店してからだとめんどいから、イーリャと鴇波さんはこっちで一旦先に使う予定のある物だけ出しちゃおうか」
レナートの指示を聞いて、羽衣がイリヤと「はーい」と声を揃えて応え、早速段ボールを開いていく。そんな彼らを一瞥して、エリセイは「二人は俺と」と、武道と英二と連れ立って倉庫へ向かった。
倉庫には、既に組み上げられたツリーが立っていた。康子がミルクホールの暗いトーンで浮くように選んだらしい明るい葉のついた枝にはオーナメントの類はつけられておらずまだ裸だったが、その状態でも既に「壮観」と言える大きさだ。
セットが届いた時の康子の得意気な顔が思い出される。
「うわでっか! これはどこ飾っても目立つね」
「本当にエリ先輩と同じくらいでしたね。180有りますかこれ?」
英二はツリーのてっぺんとエリセイの頭のてっぺんを見比べて、背の高さを測っている。
「さーあ。おばさんが自宅で友達と飲んでた時に勢いでポチっちゃったらしいから詳しくはよく知らんけど、ツリートップ飾ったら90くらいは行きそうだよね」
話し途中でエリセイは床に膝をつき、ツリーの幹を握って二人を見上げた。
「俺下持つから、武道は前の方持って」
「おう! 任せろー」
「エリ先輩、僕は何しますか?」
「英二はそっちのツリースカートと錘持ってって。
……あ、脚立要るか」
「往復しますよ」
「いいよ、レーナ呼ぶから」
エリセイが持ちきれない分を運ばせようと、扉を開けて顔を出し、双子の弟を呼ぼうとした時、丁度こちらに入ろうとしていた誉と鉢合わせになった。
エリセイの眠気で半分落ちていた瞼が驚きでぱちっとひらく様(さま)を見た誉は「悪い」と笑って、持っていた紙をポケットにしまいこむ。
紙に書かれていたのは、彼の将来の夢について必要になりそうな知識をまとめたものだ。
自分の喫茶店を持つことが誉の将来の夢だ。
以前このミルクホールでクリスマス料理決めに参加した事なども、夢の為の勉強になればと思っての事だった。
何事も経験。直接見て、触れればそれは何より大きな財産になる。よく芸は盗むものだと言うが、しかし、黙って盗むのは、彼の性(しょう)に合わない。だから今日は康子に予めこの話をして、いつかの為に勉強させて欲しいとお願いをしたのだ。
前途ある若者の頼みを聞いた康子は、当然快諾してくれた。
「——懐かしいわね。昔オーナーにこの店欲しい? って言われた日を思い出すわ」
「別のオーナーが居たんですね」
「ふふ、見た通り古い店だものー。私はここで学生時代に何年かバイトしてただけよ。
就職してから何だかしっくりこないなーって思ってた頃に、久しぶりに寝子島にきて、店に寄ったら、オーナーに持ちかけられたのよ。
その時はいつものオーナーの冗談だって思って笑ったけれど、もし自分の店が持てたら……って想像するようになって、そしたらやってみたい、やりたいって思えたのよ。
その日から喫茶店やカフェに行く度に、色んな事を覚えて、モノにしていこうって決めたのよね。——今のあなたみたいに」
懐かしげに目を細めて、康子は「大変だけれどやり甲斐のある仕事だから」と背中を押してくれた。だからこそ今日は、他の仕事の邪魔にならないように、必要ならばトイレ掃除まで張り切って頑張るつもりだ。
「何か手伝うことはないかと思ったんだ。力仕事とかあれ——」
「イケニエじゃー! 捕まえろー!」
「へ?」
突然エリセイが腹にタックルを決めてきたと驚いた瞬間、そのまま無理矢理持ち上げられて倉庫の中へ連行されてしまう。
「イケニエ! イケニエ! イチネン! イケニエ!」
エリセイは誉を抱えたまま上げ下げするし、武道まで悪ノリに乗せられ始めた。
「キャタツ! ハコベ! キャタツ! ハコベ!」
訳の分からないノリに目を白黒させる事暫く——、黙って見ていた英二が冷静な声で先輩たちをたしなめた。
「いや、落ち着きましょうよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月17日
参加申し込みの期限
2015年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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