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クリスマスを飾ろう!
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夜になると、商店街中の明かりが輝きだした。
自分の手伝ったイルミネーションやあの中学生たちの作品、そして他の飾りを見て、託志は満足げに頷く。
「うっし、こんなもんか、みんな、お疲れさーん! いい感じに仕上がったじゃねーかっ!」
彼だけでなく、労い合う言葉と歓声が、あちこちから上がっていた。
(寝子島のみんながこれ見て笑顔になってくれるといいな!)
帰宅の為に踵を返した託志は、もう一度振り返る。今日の経験は良い刺激になった。
シーサイドタウンの駅前で彼が店長を務めるカラオケボックス『シャンテ』でも、何かクリスマスの飾り付けをしてみようと、託志は考えを巡らせ足取り軽く旧市街を後にした。
一方、人々の歓声の中で、梢は光の洪水を見上げつつも、皆とは違った表情を浮かべていた。
イルミネーションは素直に綺麗だと思うし、手伝えて良かったと感じている。
けれども今はこうした賑やかな光を見ていると、楽しげな人々を見ていると、自分を対比してしまうのだ。
——あの輪の中にはもう混ざれない。
そう思うと少し寂しいような気がして、苦手なのだ。いつかは戻れる日がくるのだろうかとも思うが、それは今ではない。
この気持ちを外に出してもどうにかなるとは思えず、隠したまま。それでも子供たちがはしゃぐ姿を遠目に、今日は1日頑張れた。という思いは、梢の胸に確かに残った。
* * * * *
ミルクホールでは、飾り付けの仕上げが行われていた。
イルミネーションが始まって客足がスローペースになった辺りで、この日は予約客のみになるクリスマス前日当日の打ち合わせなどの為に、いつもより早く店仕舞いをしたのだ。
「まあ……! 随分華やかになったわね!」
一日の殆どをキッチンで過ごしていた康子は、ホールから改めて店内を見て、皆の努力の成果に目を輝かせている。
皆に案内されて、まずは店内——。
ホールでは羽衣が設置したキャンドルと、衿花と弦月が作ったペーパーナプキン入れの飾りが、普段は間接照明のみの店内を明るくしている。レジカウンターには、誉の提案したお持ち帰り用のシュトレンと一緒に、彼が作ったスワッグが飾られていた。
しかしこれで完成では無い。
「刀さん、海さん、閉店したからもう大丈夫ですよ」
「お。出番だな!」
イリヤに合図され、刀は徐にしゃがみこんだ。そして皆が作った飾りの鑑賞をしていた海の下に潜り込んで、彼女の足を掴んで立ち上がる。
突然の肩車に海がバランスを崩しかけ、それでもなんとか刀の頭にしがみついて事なきを得た。一連を見ていた周囲が、ほっと一息ついたらいいのやら、赤くなったらいいのやら、どう反応したらいいのか分からなでいると、刀はマイペースに海を見上げた。
これは先程二人が事務所で作った飾りを付けるための行為で、彼としては他意はないのだ。
「海はビックリするくらい軽いよな、ちゃんと食べてるのかな?」
(ちゃんと食べてるよ、そりゃ刀くんほどたくさん食べれるわけじゃないけどさ。それより変な動きしないでね)
海は恥ずかしがっていても終わらないと、太腿で刀の頭を固定するようにした。
「っ……大丈夫だよ、海が落ちないよう変な動きはせずに慎重に動くよ」
柔らかな感触に刀の表情に動揺が見えた瞬間、紅緒の目がまたもキラリと光る。そして自分よりも同学年の生徒の事情に通じていそうな、陽毬や義一へ質問を投げた。
「二人は恋人関係なんですの?」
屈託のない、ミルクホールの店内に居た全員に聞こえる声を聞いて、刀と海が同時にバランスを崩す。
「危ない!」
「気をつけて!」
皆が同時に駆け寄っては、二人を支えようと腕を伸ばした。刀が足を踏ん張ったお陰で、今度もなんとかセーフだ。
「あの……脚立を持ってきましょうか?」
時子は心配げにおずおずと聞いている。皆が息を吐き出している中で、義一は「おい紅緒」と、陽毬は「だめだよ」と小声で注意するが、紅緒は未だ不思議そうな顔だ。
答えが分からないと探求したくなるのが、作家のサガらしい。
「だって女が太腿で男の頭を挟むだなんて、『幸せ固め』こと『ヘッドシザーズ』でも無ければ、一定以上の好意が無いと出来ませんわよ?
もし恋人関係で無いのなら、……あ、だから聞いてしまったら駄目なんですの?
成る程、二人はつまり友達以上恋人未満の関係に当たる、と言う訳ですわね! 理解! 吟遊詩人の業界には良くある話しですわ!
ヒーローが余りにもドン勘が故、ヒロインがどれだけアプローチをしても関係が進ま無い、というアレでソレですわね。業界では人気作品の話を進め無い、所謂引き伸ばしの手法として用いられるもの。
しかしこれは現実。だから気づいてしまってもよくてよ御剣さ——」
紅緒の声は陽毬の「わー! わー!!!」という精一杯の叫び声と、義一の手が遮ってくれたが、果たして本人の耳に、何処まで届いたのだろうか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
24人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月17日
参加申し込みの期限
2015年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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