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……アンド・ジャスティス・フォー・オール
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何日か過ぎました。
渡されたばかりの骨壺のように生暖かく、不吉なほどに風のない夜でした。
月は煌々と明るく、そればかりか水で溶いた血のような赤みを帯びています。
昼まで降っていた雨のせいでしょう、公園内の石畳の間は黒く湿っていました。
タイルの数を数えるかのように下を向いて歩いていた少年が、そっと左右を見回したかと思いきや茂みの間に身を割り込ませました。がさっと音がしたのは一瞬、街灯の当たる場所はすぐに、あたかも最初から無人であったかのように静まります。
少年は野球帽を目深に被っています。高学年の小学生か、背の低い中学生あたりでしょう。左肩にかけた鞄を、右手でさらに押さえていました。
公園の木々はあまり手入れがされていないらしく、茂みの内側はちょっとした林のようになっています。深い闇が立ち込めていますが、トレーナー姿の少年に迷いはないようです。落ちた木の枝や枯れ葉を踏みながら小走りに進んでいきました。
「お急ぎだな」
呼び止められるなんて夢にも思っていなかったのでしょう。少年は飛び上がらんばかりに驚いて振り返りました。そうして、声をかけられたとき以上に驚愕の表情になったのです。いやむしろ、その表情の意味するものは、恐怖かもしれません。
白い仮面をつけ、フードを頭まで被った姿が背後から近づいてくるのです。声から推測するに若い男性のようです。どういう原理なのでしょう、中ほどまで挙げた彼の右手には、丸い玉のような炎が浮かんでいました。
野球帽の少年に知るすべはありませんが、彼は
灯 斗南
です。斗南はネットで事件を知って独自の行動に動いていました。
「幾晩かここらを、しばらくウロウロして襲撃されるのを待ってみた。わざと隙だらけにしてな。だが今日までずっと空振りだった」
白い仮面の下で、じろりと黒目が動きました。突き刺さるようなその視線を前にして、少年は身動ぎひとつできません。
「何の計画もなかったのが悪かったんだろうな。今夜も無駄に終わったら、方針を練り直そうかと思っていた矢先だ……ところが」
一歩、静かに斗南は前進します。
「怪しいのが見つかったじゃないか。驚いたよ……見たところ小学生くらいか。こんなところで何してる?」
「塾……そう、塾へ行くところだよ」
帽子の少年はカバンの内側に手を忍ばせました。
「塾? だとしたら、どうしてこんなところを通る必要があるんだ。物騒だぞ、このあたりは……」
「あんたこそ怪しいやつだろ」
「かもな」
「せ、性犯罪者かよ!」
「馬鹿言うな。俺は、この公園で起こった事件の犯人を追ってる」
「知らねえよ、援交オヤジのことなんか」
このとき、ふっと斗南の手の炎が消失しました。まるで、「おや?」と首を傾げるかのように。
「どうして被害に遭ったのが『援交オヤジ』だって知ってる? そんな情報は報道発表にはなかったはずだが」
「それは……」
言葉に詰まった少年に、一歩、また一歩と斗南は近づいていきました。そうして、手が届くほどの距離に来たところで、
「知るかよ!」
少年が動きました。腕を振りぬいて、カバンから取り出したものを突き出します。タタン! と硬質の音が響き青白い光が爆ぜました。
斗南が油断していたとしたらひとたまりもなかったでしょう。
けれども彼にそんな抜かりはありません。伸ばされた少年の腕を瞬間的に脇で挟むと手首をひねりあげたのです。ごとっと音を立て転がったスタンガンを、とっさに斗南は蹴り飛ばしていました。
「今の光り方……20万から30万ボルトってやつか。革ジャンの上からでも相手を即失神させられるるレベル……護身用の範囲を超えてる」
少年は答えません。「放せ!」と身を捩らせました。
斗南は腕を上げました。まさか本当に放されるとは思っていもいなかったのでしょう。少年は勢い余ってたたらを踏みました。
「見え透いた嘘だろうが……塾とか言ってたな」
少年はスタンガンを探すように目を足元に走らせています。
「そんなに点数が欲しいなら僕が点数をつけてやる。人間として0点だ、お仕置きが必要だな」
瞬間、野球帽ごと少年の頭が燃え上がりました。斗南が再び掌に炎を宿し、これを投げつけたのです。
「……お仕置き、ってのは文字通りの意味だ。先に言っておくべきだったか」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月08日
参加申し込みの期限
2015年11月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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