(去っていく後ろ姿をしばし見つめて仮面をつけ直す)…気をつけてね、か。参ったな。…また一つ背負うものが増えちゃったみたいだ。面倒だなぁ…、早く何の心配もせずにのんべんだらりとしていられるようになってほしいものだ。(そう言ってまたゆっくりと歩き出していく)
(メンドイという相手の言葉にうろたえて慌てたように)ああ、うんっ。大変なら大丈夫だよ。お家そんなに遠くないし…
(言ってから、何を思ったのか心配そうに少し相手を見つめて)うん、あなたも…気をつけてね。何かあったら大変なのは皆変わらないと思うから……っ。
(そう言うと、深くぺこりと頭を下げて家路に向かってその場を後に)
(しばし黙考)…日課の散歩。メンドイけどやらないわけには…って君には関係ないか。ま、君はさっさと帰ったほうがいい。何かあったら面倒なことになるし…それとも家まで送ろうか?メンドイけど。
あーっ、宝くじでくじ引きのひとっ!(酷い覚え方をしている)
ああ、うんっ(何か言おうとして続く相手の言葉に慌てて止まりながら)
……(何を言おうかしばらく考えて) なにしてるの、こんな時間に?(鸚鵡返しに聞き返してみた。こちらは不思議そうに首をかしげて)
(仮面を外し)…ああ、君か。…何してんのこんな時間に。いや、面倒だから言わなくていいけど。
…(真正面から直視され)…(どっかで会った気がするな…うーん、思い出すのがメンドイ)。
(ピエロ?ピエロね…まあある意味そうだと言えなくもないな。こんな時間に面倒の種を焼き払って周ってるってのもある意味ピエロだ)…(と、そこでふと思い出す)
(真正面から直視、凝視、そして怖さから硬直)
ピ、ピエロの方ですか……?!(逃げるのを忘れて、思わず堅苦しくばか正直に訊ねて見て)
おっと、こいつを着け忘れてた。こうしとかないと発動条件が成立しないからな。危ない危ない。
ん?(ラッセルの気配を感じて)…なんか視線を感じたけど。どうするかな。引き返すのも面倒だけど確かめないで後で何かあってもめんどくさいしなぁ…。
Σひっ!?(びくうう!?と気付いて引き返し隠れる)
・・・・俺は何もみてないみてない(小声)
自分で言うのもアレだけど…これ警察に見つかったら逮捕確実だよな。…でもまあ、素顔隠さないと能力が使えないんだから仕方ないけどな。