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白いハコニワ~温泉旅館にようこそ~
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「あー……疲れた」
一通りの騒動が収まった後で、
天利 二十
はひとり湯船に浸かっていた。迫り来る
ミッシェル・ナイスゲイ
をおとなしくさせるのには骨が折れたが、今はミッシェルも夢の中であろう。
『むにゃ……二十ちゃん……ダメよそんなぁ~♪』
何があったのかは各人の想像にお任せすることにする。
「お疲れのようですね?」
ふと、背後から声をかけられて振り返った。
「……」
振り返ると、そこにいたのは
綾辻 綾花
だった。
「おいおい、なんつーカッコしてやがる」
「……だって、温泉ですから」
天利の隣に腰を下ろした綾花は、バスタオルを身体に巻いただけの姿。温泉なのだから当然なのかも知れないが、混浴になったこの時間帯としては、大胆な格好と言えるだろう。
天利は視線を前に直したまま、ぶっきらぼうに言い放った。
「……まぁ、そうかも知れんけどな」
「……天利さんなら大丈夫ですから。あ、それとも恥ずかしいですか?」
綾花も特に天利の裸をじろじろ見るような真似はしない。逆に天利をからかうような口調だが、顔が赤いのは温泉で温まったせいばかりではあるまい。
だが、表面上は軽口で取り繕った綾花に乗せて、天利も調子を合わせた。
「へっ、勘違いすんな。別に見たくもねぇっつーの。ガキの裸じゃ興奮なんざしねぇのさ」
「えー、ひどーい。こう見えてもけっこう大きいんですよ?」
「……そういうトコがガキだっつうのさ」
にべもなく言い放った天利。互いの顔も見ないひとしきりのやり取りが終わると、だいぶ落ち着きを取り戻してきた。
「……」
「……」
す、と綾花は持ってきたお盆を湯船に浮かべた。
「何だ、こりゃ」
「女将さんにお願いして、用意してもらったんです」
お盆には、徳利とお猪口がふたつずつ。お猪口ひとつを天利に手渡して、徳利を手にする。
「……はい、どうぞ?」
「別に、今回は何も仕事してねぇけどな」
差し出されるまま、綾花の酌を受ける。口から流れ込んでくる日本酒はさっぱりと飲みやすく、火照った身体に心地いい。
「この間の報酬の月見蕎麦、受け取ってくれなかったじゃないですか」
「あー……ありゃあ失敗だったからな。仕事してねぇのに報酬は受け取れねぇ……おい、こっちの徳利も酒か?」
綾花に開いている方のお猪口を渡して、徳利に鼻を近づける天利。アルコールの匂いはしない。
「あ、いえ、水です。私はお酒というわけにいきませんから」
「そうか、真面目で結構だ……ほれ、これでチャラだ。女子高生と40過ぎのオッサンの酌が等価値とは思えねぇけどな」
天利の酌を受ける綾花。女将が用意したその水は、不思議と良い香りがした。
「ふふ……そんなことありませんよ……乾杯、です」
しばし黙ってふたり酒。
夢の中、酔うはずのない酒。見上げた夜空はいっぱいの星空で、深夜の紅葉が仄かな灯りに照らされて美しく映える。秋の夜風に火照りを逃がせば、いつまでもこうしていられるような錯覚に陥った。
ガラにもねぇ、と天利は口の中で笑った。
こんな時間も悪くねぇ、なんざ――。
「しかし、女子高生と混浴風呂のタオル一枚で酒の酌か。料金を発生させたら幾らぐらいかかるんだろうな」
「天利さん、その発言とてもおじさん臭いです……そういう風に言われると、途端に恥ずかしくなってくるんですけど」
ブチ壊しであった。
☆
「だぁー、また負けた!!」
旅館の卓球場で、何度目かの天利の叫びが響いた。
「ふふふ……こう見えてもサーブは得意なんですよ……負けませんよ?」
綾花と天利は温泉から上がって卓球勝負に興じていた。負けたら相手の肩を揉む、単純明快なルール。
「くっそ、もうひと勝負!」
浴衣姿の天利は、再び勝ち目のない戦いに挑む。
「いいですけど、もう10戦目です……。
このままだと、朝まで肩を揉んでもらうことになるかもしれませんね?」
「やかましい、肩だろうが腰だろうが朝までみっちり揉んだらぁ!」
すでに勝利宣言とも取れる綾花の言葉に、天利はすっかり逆上している。
「温泉に卓球。またベタな……でも、楽しそうね」
その様子を通りすがりながら眺めたのは、
ブリジット・アーチャー
だ。男湯のエクストリーム自殺騒ぎからしばらく温泉を楽しんだ彼女は、混浴になる前に出てきて、旅館をのんびりブラついているところだった。
「あっちはゲームコーナー? また古そうなものばっかり……」
電動のマッサージチェアーの向こう側に、ちょっと薄暗いゲームコーナーがある。真っ黒なテーブル型の筐体で、猫背になりながら真下を見ないと遊ぶことが出来ない。
「古いっていうか……ほとんどパチもんじゃない、これ」
あまりにゲームが古すぎてブリジットにも詳しいことは分からないが、どうもゲームの説明文やタイトル画面のロゴなどが非常に怪しい。
どうやらこれらは改造基盤らしい。正規のルートではなく、版権を誤魔化したりゲームバランスを大きく崩したりして、物珍しさでコインを入れさせたりする、場末のゲーセンや温泉宿で昔々に流行ったアレだ。
この説明で思い当たる人は、少なくとも昭和生まれであると推測できる。
「うわ、何これ! 操作性悪っ!」
その怪しいゲーム筐体で遊んでいるのが、
羽生 碧南
であった。横にしか移動できない移動砲台で宇宙の侵略者を打ち落とすゲームをしていたが、これがなかなか難しい。
「最初面白そうだと思ったのに……なんで横にふたつ同じ砲台が並んでるのかと思ったら、弾も敵も全部横にダブってるだけじゃない……パワーアップしてるのかと思った。あなた、そっちはどう?」
声をかけられたのは
水 カジカ
。温泉からあがったふたりは、昭和でレトロなゲームコーナーに興味を引かれ、しばらく遊びまくっているのだ。
「なれてきた。おもしろい」
どれどれ、とカジカの手元を覗き込む。
「え、何それ。レバー2本しかついてないの? ボタンなし? え、ビルを上るだけ? それ面白いの?」
ピキッ、ポコッ、といかにもチープな効果音でゲームの中でビルを上っていく。
「うん。おもしろい……」
日頃は自然の中で遊ぶことが多いカジカにとって、室内で遊ぶゲームは新鮮なのだろう。単純かつ怪しげなゲームだが、先入観がなければ案外するりと遊べるものなのかもしれない。
「うわ、ゴリラ2匹出てきた! 看板おっきぃ! それ避けられるの!?」
「うん。ここ」
どうやらカジカは独自の攻略法まで編み出していたようだ。碧南は自分で遊ぶよりもカジカがゲームを攻略していくのを見る方が楽しいようで、いつしかゲームの実況のように喋りながら、ずっとそれを見ていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
まるよし
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月07日
参加申し込みの期限
2015年11月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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