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【お好みもちもち】
あちこちに設置されている大型モニターの中で、
「はいはーいそこの女の子おふたり! おっと良い匂いっ、何食べてるのかしらー?」
「え、何、インタビュー? 『つみれの味噌焼き寝子島風』だって、香ばしくて美味しいわよ」
「うおー美味しそう! 後でお姉さんもいただいちゃおっと……今日は他に、どんなもの食べましたー?」
「寝子島丼やスープカレーを食べました。どちらも美味しかったです。でも、この後もまだまだ、美味しいものをいただきますっ」
司会者ハルさんに向けられたマイクにも動じずマイペースな
塔尾 松生
に、マイクを向けられにっこり♪ な
奈倉 藍
。
……そんな映像をじいっと眺めつつ、少々ぼんやりとしているのは、
羽生 碧南
。
(例えば……うん。ここはあのゲームの、彼よね)
頭の中でもんもんと繰り広げられておりますのは、もちろんいつもの、乙女ゲーム妄想シミュレーションであります。
(今日は俺が、何でも奢ってやるよ! って彼は言うけど、私はやっぱり遠慮しちゃう。だって女の子がそんなにぱくぱく食べまくってたら引かれちゃうもの、でも彼はそんな私ににっこり笑って、ぎゅっと私の手を握って会場の中へ駆け出すの)
これまでに蓄積された乙女ゲー経験やら知識と照らし合わせたなら、どんなシチュエーションにだってイケメンな彼は現れて、口説いてくれたり導いてくれたり。幸せなイメージシーンにどっぷり浸ることができました……とはいえ、
(女の子が食べてる姿って、何かイイんだよな。とか何とか言われちゃって、キャー! ……って、やってる場合じゃない!)
そうなのです。本日の彼女は、食欲優先モード!
妄想の中でほんわか、ほわわんとしているのも楽しくはありますけれど、今日は何といってもフードフェス。気付けばお腹もぐうと自己主張……彼女はアスリートでもありまして、普段からバスケに打ち込み身体を動かしていることもあってか、これがけっこー食べるほうだったりもします。
「……よしっ! まずは、あそこの屋台からね」
ぱちんっと軽くほっぺを叩いて、頭をしゃっきりとさせてから、碧南は動き始めます。
場内はこれでもかと混み合っておりますけれど、そこはバスケで鍛えた体捌きが役に立って、するする、するり! 巧みに人ごみを避けながらに、あっという間にたどりついたのは、お好み焼きの屋台です。お目当てはもちろん、
「『寝子ヶ浜スペシャルお好み焼き』、ひとつ!」
寝子島近海が擁する新鮮海の幸満載の、巨大お好み焼き!
ででーんっと目の前へやってきたそれに、碧南は当然、臆することも無く。ワリバシぱっちん、ずあっ! と構えまして、
「……彼は言ってくれたわ、食べる女が好きだって。見ててねっ、私の食べっぷりを!」
あ、完全に切り替わってたわけでも無いよーです。微妙に妄想モードも続行しつつ、ぱくり、ぱくぱく!
「これは……! もちもちの生地から次々に顔を出すイカ、エビ、ホタテに、たっぷりソースとマヨネーズの上には寝子島ならではの、しらすをこれでもかとトッピング。香ばしさと磯の香りが混ざり合って、この何とも言えない風味……おまけにボリューム満点! しかも食べても食べても食べ飽きない……って、ダメよ、そんなに見ないで? 食べてるとこ見られてるの、何だか恥ずかしいわ……えっ、その食べっぷりに惚れそう? もうっ、仕方ないんだからー……♪」
とかなんとか、食欲を満たしながらに結局キッチリと乙女ゲーシチュ脳内再生も忘れない、器用な碧南でありました。
イベント中にて提供されるメニューのお値段は、いずれも破格のご奉仕価格。
綾辻 綾花
には案外、そんなところも重要でありまして。
「お腹いっぱい食べて、食事代も節約できてしまうなんて……美味しくて安いのは、やっぱり魅力的ですね」
現在は猫鳴館にて生活しております彼女。その金銭感覚は意外とシビアでして、今日の夕飯のために、持ち帰り可なメニューだって探してみるつもりだったりします。
それはさておき、めっきりと寒くなってきた今日この頃。フェスで提供される、美味しくてあたたかい食べ物を探して場内を歩いていたところに目にした看板は、お好み焼きです。
「『寝子ヶ浜スペシャルお好み焼き』……! 美味しそうですし、このお値段でこのボリュームはすごい……あ、隣で寝子島丼もいただけるんですね。ちょうど良いかも」
というわけで、大きな海鮮お好み焼きに加えて、小盛りの寝子島丼も一度にご注文。
ほかほか、湯気の立つトレイを持って空席を探す間に、
「私が食べるところ見るの、そんなに楽しい? もう、あなただけなんだからね、こんなところ見せるの……うふふ♪」
「……?」
なんて相も変わらず妄想たくましい碧南を見かけて、ひとつ首を傾げながらも。
「さすがに混んでますね、なかなか空席が……あら?」
ふと見つけたのは、何ともスゴイイキオイで、がつがつ! 特盛りお好み焼きを頬張っているところの、ハルさんでありました。綾花は諸々あって、彼女とは面識があったりするのです。
「こんにちは、ハルさん。お隣、良いですか?」
「んがっ!?」
勢いよくかっこんでいたところに声をかけられて、ピタリと静止したハルさんは、けれど綾花を振り返るなりにこやかに、
「もぐもご……ごくん。あらー♪ 来てくれてたのねー、
名探偵さん
! 今日はおひとり? おっスペシャルお好みに寝子島丼とは、細い割になかなかガッツリ系ねー、まーまーいいから隣座んなさいな、ほらほらこっちこっち!」
何だか怒涛のように、快く席を勧めてくれました。
並んで座ったら、ひとまず綾花は寝子島丼をひと口、ぱくり。
「ん! これはやっぱり、安定の美味しさですね……あっ、と、と。山盛りすぎて、こぼれないように食べないと……」
「あっははー、これでもかーって豪華な乗せっぷりだもんねぇ♪ お姉さんもさっきいただいたけど、大満足だったのよん」
けらけらと笑うハルさんと、こんな風に顔を突き合わせてゆっくり話をするのは初めてですけれど、その明るさは何だか綾花にまで、楽しい気分をおすそ分けしてくれるかのようです。
「わ。スペシャルお好み焼きの、魚介のバリエーションもすごいですね。こんなに入って、このお値段なんて……!」
「そうそう、それにどれもこれも、It tastes great! 他にもいろいろ食べたけど、とにかくまー寝子島の魚介の豊富さ新鮮さには、驚かされるばかりだわねー」
と、食レポも兼ねて既にかなりのメニューをいただいているというハルさんへ、この後もバッチリ食べ歩く予定の綾花は、
「他に、お勧めのメニューなんてありますか?」
「ん~、そうねー。お魚をいただいた後はやっぱり、お肉も食べとかないと! ってことで、『Gule gule!』ってお店のドネルケバブはどう? あ、それにあなたってば猫好きよね確か。あっちの屋台で、猫ちゃんでも食べられる! って売り込みの『チーズプレート』とか、『ねこすぺしゃる巻き』なんていうのを売ってるから、行ってみたらいいんじゃないかしら?」
「……それは、気になります! 後で行ってみることにしますね」
「うんうん。デザートには、定食屋『おにざき』さんのプリンパフェなんかもオススメよん~」
なんて情報をゲットしつつ、綾花はその後もしばし、具だくさんのお好み焼きにしらすたっぷり寝子島丼に舌鼓を打ちながら、ハルさんと楽しくお喋り。親交を深めることができました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月02日
参加申し込みの期限
2015年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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