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俺様の前にひれ伏せ! 第一回世界支配者大会、開催!
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【甘い甘いお菓子の世界】
さて、そんな殺伐(?)とした世界が広がる一方で。
「私はタルト王国の姫、彩葉。今日は友達である砂糖王国のお姫様七音ちゃんとお茶会をする約束をしたんだ♪」
全てがお菓子でできたスイーツな世界の支配者(自覚ゼロ)
高梨 彩葉
は、友人であり、かつ、同じ世界の支配者(自覚ゼロ)である砂糖王国のプリンセスの
七音 侑
とのお茶会のためにいそいそとお茶の支度をしていた。
「彩葉ちゃーん! きたよー!」
程無くして、飴細工の馬車に乗った侑がやってくる。
二人は仲良しで、よくこうしてお茶会を開いたりする間柄だった。
「今回も鉱山や畑からたくさん良い砂糖がとれたにー♪ 彩葉ちゃんにもお裾分けするに♪」
「わあ、きれいなお砂糖♪ ありがとう、七音ちゃん!」
砂糖王国の鉱山からは色とりどりの金平糖が、そして畑からは甘い人参や芋がたくさんとれた。
それらの多くはほかの王国に出荷され、そこでそれぞれの国が得意とする様々なお菓子やスイーツに加工される。
タルト王国もまたそんな国の一つで、今日のお茶会に供された品々もまた、そうして砂糖王国の良質の砂糖を原材料とするものばかりだ。
「さあ、それじゃあさっそくお茶会を始めましょう。今日は腕によりをかけて、タルト以外にもたくさんお菓子をつくったんだよ!」
「おお、とっても美味しそうに♪ どれも美味しそうで目移りしちゃけど――やっぱりタルトからいただきますに♪」
彩葉の用意したタルトに、さっそくぱっくりと齧りつく侑。
「に~~~♪ やっぱり彩葉ちゃんのタルトは最高だに~♪」
「えへへ、そんなことないよぉ」
侑の惜しみない賞賛に、少し照れたように彩葉は笑ってからティーカップに注いだ紅茶を口に含む。
口ではそう言ったものの、彩葉もタルトづくりの腕にはそれなりの自信があったし、だからこそ美味しそうに食べてもらえることは嬉しかった。
と、そんなときのこと。
「ところで、彩葉ちゃん。最近、隣の国の王子様といい感じだって聞いたんだけど?」
「!?!?!?」
おもむろに侑がそう切り出してきたので、彩葉は思わず紅茶を噴き出しそうになった。
「え……? な、七音ちゃん、何をいきなり!?」
「いいからいいから。今日はほかに誰もいないし、洗いざらい全部吐いてしまうに♪」
「えっ、えっ、えぇええええええ!?」
よもやいきなりの自分のコイバナから始めることになるとは思ってもいなかった彩葉であった。
「で、どんな感じ? どんな感じ?」
「ど、どんな感じって……」
言い淀みつつも、話をしたくないというわけでもなさそうだ。
結局、彩葉は一つ息を吐くと、ゆっくりと話し始める。
目の前にあるタルトなんて目じゃないぐらい、あま~い、あま~い、恋のお話を。
「……まあ、恋人同士にはなったよ?」
「おお!」
恋人同士という言葉に、侑の瞳はきらきらと宝石みたいに輝いた。
彩葉は少し苦笑して、鈍感な王子様とのそこに至るまでの、あれやこれやなどを思い出していた。
色々と衝突もあったけれど、きちんと気持ちを伝えられた今となってはそれも良い思い出だった。
「お菓子をアーンってするときや、美味しそうに食べてるときの顔が可愛いんだよねー」
彩葉は幸せそうな顔で、王子様とのデートの様子を語る。
ひとしきり話を聞き終えると、侑は「ふにゅう、もうお腹いっぱいに~」とスイーツの皿を片づけて広くなったテーブルに突っ伏して言った。
そこで、彩葉は密かにキラリと瞳を輝かせた。
ここからは彩葉のターンである。
「ところで、そういう七音ちゃんだって、いい感じの王子様がいるって聞いたよ?」
「にょえっ!?」
彩葉の言葉に、ぴょこんと侑は背筋を伸ばして起き上がる。
「な、なんのことだに……?」
「またまたぁ~。リンゴの国の王子様のことだよぉ」
彩葉が言うと、侑は途端にしどろもどろになってしまう。
「べ、べつに、ウチと王子は友達なだけだし……それに最近収穫が忙しいのか、あんまり相手してくれないし、なんかそっけないし……また一緒にアップルパイとか食べたいのに……」
声がだんだんとすぼんでいき、意気消沈してしまったように見える侑。
「ふむふむ。そっけない、と」
と、そこで彩葉は意味深に二度三度と頷き、
「それはもしかして本当は七音ちゃんに構ってほしくて、わざとそっけなくしちゃってるんじゃないかな? 案外、お相手さんは七音ちゃんの事好きなんじゃないかなって思うよ~」
「にょえ!?」
彩葉の考察に、侑は血色の良い顔をさらに赤く上気させてあわてる。
「そ、そんな好きだなんてっ! そ、そりゃウチらは友達だから好きといえば好きかもだけどっ……!」
「あ、もちろん恋愛的な意味で、ね」
「にょにょっ!?」
さらに慌てる侑があまりに可愛くて、ついに彩葉は吹き出して笑ってしまう。
「も~~~、からかわないでよぉ~~~!」
お菓子の世界に、侑の叫び声がこだまする。
かくして、二人の姫はそんな砂糖菓子のように甘い恋のお話に、いつまでも花を咲かせ続けるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月30日
参加申し込みの期限
2015年11月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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