this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
俺様の前にひれ伏せ! 第一回世界支配者大会、開催!
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
つぎへ >>
【混じり合う世界】
恵御納 夏朝
――否、恵御納 夏夜は、このカオスな状況下でも冷静さを保っていた。
(夏朝が困るような世界にされて、そのまま固定されでもしたら厄介だ。頃合いをみて、僕が世界をあるべき姿に戻す……!)
夏夜は、力を温存し、最後に一気に支配権を握って、世界を再構成する計画を立てた。
そのためになら、どんな酷い世界にも耐えてみせるつもりだった。
と、そのとき。
「はい! そこの貴女、突然ですが、映画の主役に大抜擢なのです!」
「は……主役……?」
本当に突然に、映画監督(自称)の
八葉 るちる
から主役に抜擢の声がかかった。
「なのです! 元の主役が使い物にならなくなったので、急遽代役を立てる必要ができたのです」
るちるが指さした先には
山田 花太郎
が「うぅ……かあちゃん……ごめんなさい……ごめんなさい……」と三角座りで泣いている姿があった。
(……彼に何が!?)
戦慄しつつ、これはチャンスかもしれないと夏夜は思う。
「……わかった」
夏夜が頷くと、るちるは満面の笑みを浮かべ、
「オッケーです! それでは『劇場版 魔法少女☆マジカルカヤにゃん』撮影開始なのです!」
と、すぐ準備を始めた。
「……魔法……少女……だと……?」
夏夜にまた戦慄が走った。そんな話は聞いてなかった。
「はい、まずは自己紹介シーン! 今回は脚本もるちるさんなのです。しっかり演技してくださいね!」
脚本をるちるに渡され、夏夜は逃げ場がなくなる。
(やるしか、ない……!)
夏夜は覚悟を決める。
「……っ、ぼ、僕の名前はカヤ=エミーナ?」
「もっと可愛く! あとなんで疑問形なんですか!」
「……ッ、僕の名前はカヤ=エミーナ! ある日、白いドまんじゅうと契約して、魔法少女になったんだ……!」
「あ、そこは決めポーズで! あと、語尾は『ニャン』で!」
「――僕の名前はカヤ=エミーナ!! ある日、白いドまんじゅうと契約して、魔法少女になったのニャン☆(キラキラッ」
最後の方はもうヤケクソだった。
そうして、マジカルカヤにゃんの撮影は滞りなく(?)進んでいった。
やがて、物語もクライマックスに差し掛かろうというときのこと。
バタッ、と世界の扉が開き――その奥から大勢のメカナマズ軍団と
骨削 瓢
が現れた。
「にしし! ここが最後の世界ですかねぇ? それじゃあ、可愛いメカナマズ軍団、気合を入れて暴れてくださいねぃ♪」
「あれれ? こんな展開聞いてないですよ。スタッフ? スタッフー?」
るちるがスタッフに文句を言っている。彼女はこれも演出だと思っているようだ。
しかし、突然の襲撃に混乱したスタッフはもう誰も聞いていない。
瓢は瓢で「朝だよぃ~、さっさと起きな~! コケコッコォォオオ!」と意味のわからない言葉を叫びながら、メカナマズとともに破壊活動を繰り返している。
世界をカオスが支配していく。
「――いまだっ!」
それが夏夜が待ちに待った瞬間だった。
夏夜は魔法少女服を翻し、世界の支配権を掴むべくその手を伸ばす。
刹那、世界の法則が書き換えられていく。
「えひゃひゃひゃ、ひゃ?」
瓢はピタリと破壊活動をとめたメカナマズ達に目を見開く。
次の瞬間、メカナマズ達はどこからともなくサブマシンガンを取り出し、その冷たい銃口を一斉に瓢に向けた。
「……へ? メカナマズさん、おたくらのご主人様はこのあっし――ていうか、そのサブマシンガンはどこか……ぎぃやああああああ!?」
直後、瓢はサブマシンガンによる魔力の銃弾の斉射を浴びて――爆発した。
「なるほど! ここで白いドまんじゅうが登場するんですね!」
「いや、悪いが、白いドまんじゅうの出番は――ない!」
夏夜が世界の支配者的動きで手を振るうと、メカナマズ軍団の銃口が今度は白いドまんじゅうに向けられた。
「え……ちょ……!?」
るちるは慌てるが、夏夜は動じない。
「やれ」
「いや、ちょっとそこから撃ったらるちるさんも巻き添えに――いぃやぁああああああ!?」
メカナマズ軍団のサブマシンガン射撃は白いドまんじゅうを爆発させ、るちるもそれに誘爆させられた。
撮影のストレスで、どうやら夏夜さんはブチギレ寸前の状態らしい。
「邪魔者は排除した。あとは世界をあるべき姿に戻す」
夏夜が指をパチンと鳴らすと、メカナマズは一斉に自爆をし、荒廃していたシーサイドタウンはゆっくりと自己再生を開始していく。
(これでいい。これで世界はあるべき姿に戻る。あとは残された力で、神魂で悪さをする連中に対する結界を)
夏夜は淡々と作業を続ける。
世界はもうほとんど元通りになっている。
(そして――)
「――これが、最後の調整だ」
もう一度だけ、パチンと夏夜は指を鳴らす。
すると、さながら魔法少女の変身シーンのように、彼女のつま先から全身までが光の帯になって解け、消え始める。
(最後に消えるべきは――この僕だ。今の夏朝には寝子島の仲間達がいる。だから、僕はそろそろ消えなくてはいけない。一時の、忌わしい記憶や、黒い感情とともに――)
迷いがないと言えば――嘘になる。
だが、こうするべきだと思ったのも事実だった。
ただ、
「……消えちゃだめだよ、夏夜ちゃん!」
――え……?
薄れゆく意識の中、最後に聞いた夏朝の声が、はたして現実の彼女の声か、それともこの世界が作りだした幻聴なのか、
ただそれだけが最後のたった一つの気がかりだった――。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
俺様の前にひれ伏せ! 第一回世界支配者大会、開催!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月30日
参加申し込みの期限
2015年11月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!