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黒い指先 ――透明な檻――
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「単なる愉快犯なのか、それとも何か目的があるのか。犯人に直接会って、話を聞いてみたいところだな」
手近な椅子を引き寄せ。
後からやって来た
八神 修
は、目ざとく見つけた埃を、ハンカチで几帳面に払ってから腰をかけた。
修は先回のセブン事件で、爆弾対策班として
新井 すばる
と共に、セブンと
ワースト
の
草薙 龍八
が製作した
時限爆弾
を解体処理し、被害を食い止めた功労者でもある。
「そうね。私も、ねこったーで交わされている会話と、襲われたって言う人の噂を辿ってみるわ」
被害者と噂元を見つけたら、出来れば直接合って話そう。
アリーセは携帯の操作を始める。
「奇しくも、同じタイミングで変質者の噂もある。
現状、まだ関わりがあるか分からないが。念のため、あちらに関わるメンバーとも連携しよう。
事件の関連性を調査し、背景を推理する。目指すは早期解決だ」
「おー! 皆で頑張って、偽者のセブン……と、いつか本物もとっちめるのだ。
真央ちゃん、どっちも赦さないのだ!」
ふんす!
「あ、修ちゃん。校内新聞、借りたいのだ! 真央ちゃん、警察に行くのだ!
説得力のあるニュースを持っていって直訴すれば、有用な情報を漏洩してもらえるかもしれないのだ!」
「漏洩、ね……。ああ、構わないよ。腕章も使うか?」
軽く肩をすくめた修は、
新聞部
の部長でもある。
「助かるのだー! よろしくお願いしますなのだー!」
「なんなら、入部するか? 歓迎するぞ」
情報交換の手はずを整え、すっと立ち上がった修に、真央がほてほてと追いかける形で。
教室を連れ立って出て行く二人と、入れ替わりに現れたのは。
天野に呼ばれてやって来た、
吉祥寺 黒子
。
「なんだよ、大勢集まって。またこそこそ良からぬ相談してんのか、おい?」
特徴的な褐色の肌と、白い髪。
しかし何より彼女のインパクトを強くするのは、その舌に踊る『幸運』の文字の刺青。
挑発的な言葉を吐く彼女の、視線は鋭い。
黒子は自覚のないもれいびだ。
大好きだった両親の命を奪った事故。それを引き起こした原因を、ろっこんだと思い込む。
ゆえに彼女はもれいびでありながら、もれいびを憎んでいる。
「来たね、吉祥寺先輩。子供を狙った変質者が出るそうだ。
先輩もさとみの事が気になってるだろうと思ったから、誘ったんだよ」
さとみというのは、少し前にあった
九夜山の夫婦の変死体事件
の被害者の娘だ。
さとみのろっこんにより、死した肉体に魂を封じられた母は、去る前に天野達に言ったのだ。
彼女らの死亡の原因となった、車の水没事故の直前に出会った不審な男性が
怪人セブンがどうとかしきりに繰り返していた
と。
その話は、現場に居合わせた黒子も、直接耳にした。
だからセブンを さとみの両親の仇、そして友人である
芽森 菜々緒
を困らせた元凶として、絶対突き止めてやろうと決意していた。
それに、小学校にあがったばかりのさとみは、変質者の格好のターゲットに成りかねない。
「会いに行くんだろう? さとみに。なら、一緒に行こう」
天野は黒子が事件の後も頻繁に、さとみに会いに出かけているのを知っていた。
「ああ。でもその前に……桜庭、あんたセブンを覚えてんだってな? 特徴とか、教えてくれよ」
「セブンの事?」
問うた黒子と、問われた円。
二人の視線が交差する。
二度目の出会いでは、セブンはろっこんを使わなかった。
だが。セブンはフルフェイスのヘルメットを被っていたから、結局、セブンを見たと言えるのは円だけだ。
「今? どうして……?」
「聞いてたろ、俺達これから 知り合いの子供に会いに行くからよ。
どんな野郎に気をつければいいか、教えてやりてえんだ。
関わったとはいえ、俺はセブンを『ののこ至上主義のカルト野郎』って事しか知らねェから。
いや、その前に。今噂になってる奴は、本物のセブンだと思うか?」
「その事、皆ともずっと話してたけど。多分、偽者だと思うよ」
セブンは手段を選ばない。しかし同時に自己顕示欲が強く、何の予告もなしに行動を起こすという事は、これまでになかった。
「その上で話すなら。
セブンは……うーん……最初会ったときは、オレンジのキャスケットに、スプリングコートを着てたよ。
少し、線が細い、かな? 身長も……そう、逆巻くんとあまり変わらないかも?」
「僕と同じなら、160センチくらいだね」
天野が円の言葉を補足した。
「何だよ、随分漠然としてるじゃねぇかよ。服なんて、着替えりゃどうとでもなるだろうが」
「そんなこと言われても」
円が軽く、唇を尖らせる。
「こっちだって、いつも必死なんだよ」
「すまねぇな、桜庭後輩。俺らが覚えてねぇばっかりに、一人で背負い込ませちまってよぉ」
やり取りに肩を落とす骸に、円はかぶりを振った。
「そんなことないよ! 屍せんぱいのお陰で、ボクは今こうして生きてるんだし。
他の皆も、アリーセちゃんの癒しも!
情報統括や爆弾の処理、調査だって……ボク一人では、とても無理だよ」
名を出されたアリーセが、優しげな微笑を見せた。
「あら? 誰か来たわよ。如月さんと……」
「あ、そうだ。飯田さんも呼んだんだ、話を聞こうと思って。飯田さーん!
こっちだよ、来てくれてありがとう」
如月 庚
を伴って、
飯田 幸
がやって来た。
「ごめーん、お待たせ。庚くんも一緒なんだけど、同じ話みたいだからいいよね?」
幸にとっては、円も庚も、そして天野も
雨の日の教会立てこもり事件
で、自分を助けてくれた恩人であり、既知の仲である。
目が合うと、庚は「よお」と手を上げた。
庚もセブン事件には、ずっと関わっている。断る理由はなかった。
「なんか話逸れてきたみてぇだし、俺達は行くぜ。分かった事があったら、教えてくれよな」
黒子と天野は、ここで離脱。さとみの元へ向かった。
残ったのは、円、アリーセ、骸、庚、そして幸だ。
アリーセは先ほどから、ネットの噂の主、そして被害者とコンタクトを取るため、出所を探っている。
それぞれのアカウントの主に、ダイレクトメールを送って返事待ちだ。
今のところ、まだ返事は返ってきていない。
「俺も、もれいび狩りは恐らく、もれいびで間違いないと思う。
……だが、実際に被害にあった奴の情報自体が少ない。……行方不明にでもなってるんじゃねぇのか……?」
庚の言葉に、一同はぎょっとした顔をした。
「例えば、ろっこんを使って拉致ってるとか。転移か、隔離系のろっこんで」
「そいつぁ、腐れやべぇな。しかしもしそうだとしたらよぉ、もれいび狩りの噂自体が、立たねぇんじゃ?」
「ああ、言われてみればそうだな……」
「一人で居るところを狙われているなら、目撃者も居ないはずだものね」
アリーセが言うように、拉致されているなら、もれいび狩りを外部に広められるのは、狩っている本人だけだろう。
「誰かが行方不明になってるってんなら、それこそニュースになるはずだしよぉ」
「……噂自体がガセって線は?」
「それなら、有り得ない話じゃないわ。もっともその場合、飯田さんが会った男の子は、噂を信じて親切で声を掛けてきたという事になるのかしら?」
「まあ、その話は一旦置いとこう。
飯田さん、シーサイドタウンで会った男の子の話。詳しく聞かせてもらえるかな?」
円は先を促した。
「えっと。感じは何ていうか、凄く普通の男の子だったよ? 雰囲気も、服装も。
あ、そう言えば帽子被ってた。黒のドゴールキャップ」
円は最初に会った時、セブンがキャスケットを被っていた事を、ふっと思い出した。
しかしキャスケットもドゴールも、昨今流行したものだ。
誰が被っていても、何らおかしくない。
「あと、犬を連れてたから、散歩かなって思ったんだけど」
「犬か、犬種は?」
「白っぽいラブラドールだよ」
ラブラドールレトリバーはテレビで人気に火がついて、よく見かけるようになった犬種だが、元々人気が高く、飼育する家庭は少なくない。
果たしてその少年は、本当にもれいび狩りと、関係あるのだろうか……?
少なくとも、口にした以上、ろっこんの存在は知っているようだが。
「場所は……寝子ヶ浜海浜公園(J-11)……あたり、かなぁ? 木がいっぱい生えてる、薄暗い所だったよ」
「かなって何だよ? 覚えてないのか?」
庚の指摘に、幸は頬をぽりぽり掻いた。
「迷って偶然着いただけだから……。私も犬の散歩ついでに、ちょっと新しく出来るキャンパスを、見物しようかなって思って」
「そっか。なるほど、ありがとう」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月22日
参加申し込みの期限
2013年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月29日 11時00分
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