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クリスマスのあしおと
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「俺様が作った一品目は、『ポテサラツリー』っす」
望月が出した品は、皿の上に三角に盛られたポテトサラダだ。ドレッシングをガーランド、コーンや星型の人参をオーナメントに見立てているようだ。ツリートップに飾られているのはブロッコリーである。
「クリスマスにポテトサラダ食べる国もあるのよね」
ポテトサラダは良いチョイスだと康子が褒める。
「これに定番のローストチキンにそえると、一気にクリスマスっぽくなるっしょ?」
「ローストチキンって、定番なの?」
イリヤの口からぽろっと出た質問を聞いた瞬間、皆は逡巡に眉を顰めた。
「アメリカ人とオーストラリア人は、Roasted turkey(ローストターキー)とか、Roasted beef(ローストビーフ)食べるよね。日本人はチキンを食べるの?」
「クラスの奴は唐揚げつってたけどな」
「俺はチェーンのフライドチキン食うって聞いたよ」
二人の兄の意見が分かれ、イリヤは混乱した顔で伯母を見る。
「クリスマスにチキンを食べ始めたのは外国人って話よね。日本には七面鳥の肉ってあまり一般的でないから、クリスマスのお祝いの時に、チキンで済ませたって。
そこから着想を得たチェーン店が販売戦略に乗り出した結果、チキンが定番になってるの」
康子の説明を大きな目を更に大きくしながら聞いていたイリヤは、はっとまた何かに引っかかったらしい。
「Turkeyって日本語でシチメンチョウって言うんだね。
ロシアでは、индейка、インドの鳥って呼ぶよね。Turkeyはトルコなのに。シチメンチョウも何処かの国の名前? あれは本当はどこの国の鳥なの?」
「イリヤのWHYが始まったー……」
エリセイがテーブルに突っ伏し、レナートがスマートフォンを取り出して調べながら、皆に「先続けててー」と片手を振る。
サラダの結果は保留のまま、次のメニューは刀の作った『旬の鯖のカレーソテー』だ。
康子のアドバイスもあって、味も見た目も出来がよく、特にスパイシーな味は、辛いものが好きな武道の好みなようで、彼から大好評だった。
「このプレートに宇佐見くんの『ポテサラツリー』をアレンジしてのせようかしら——」
「ソテーには野菜のソースがかかっているから、サラダは価格を控えめに出来るように、野菜の種類を少なめにしても良いもしれないです」
時子の意見を聞いて、康子の中でイメージが出来上がっていく。
次に衿花と弦月の料理を試食することになった。
二人の作った『ポットパイ』は、シチューの中の野菜のオリジナリティー溢れる切り方に皆内心首をひねったものの、味は美味しく、簡単に作れる冬らしいメニューと好評を得た。
武道などは前の鯖カレーソテーを一皿分食べたにも関わらず、「作ってる時お腹すいてテヘ!」と、お代わりまでしたほどである。
クリスマスプディング風の演出は、このメニューはシチューなのでNGではあったものの、どうにかできないか検討してみるとの康子の答えだ。
もう一つのシチューは、武道が提案した『牡蠣とほうれん草のトマトクリームシチュー』である。
「おかず系で考えてみたんです。クッキーは米粉でもいいかなぁって思ってるんですが、今日は全粒粉にしました」
「おかずというよりメインねこれは」
ジンジャーマンクッキーとカッテージチーズが添えられたプレートを見て、康子は言った。
「セットのメインにしようかしら。篠原さんのクリスマスリース風の『スモークサーモンのサラダ』をもう少し軽めに作って、これと一緒にシーフードコースで」
「米粉だの牡蠣だのはヘルシーだから女性客にも人気が出そうだね」
レナートの意見を聞いて、武道本人は「それは考えてなかった!」と驚いた。
「うちみたいな店は見た目の雰囲気? 空気感? とかで選んでくる女性客が多いから特に」
「カワイイとヘルシーは重要」
とエリセイがレナートに続いたのを聞いて、康子は首を横に振った。
「だから肉しか言わないあんたたちの意見は、参考にならないのよー。
さ、女の子の作ったカワイイスイーツを頂こうからしらっ」
という訳で次は羽衣と修のマカロン、望月の二品目番だ。
「気に入ってもらえるかな……」
ドキドキする胸を両手で押さえている彼女を前に、誰も気に入らないとは言えないだろう。もっとも、羽衣の作ったお菓子は二つとも美味しく可愛らしい為、皆見た目からすでに楽しんでいた。
「あとね、例えばケーキの上に乗っけたり、他のメニューのお皿の端に添えておいたりとか、アクセント的にも使えるんじゃないかな」
羽衣の提案を聞いて、康子はふむと頷いた。
「鴇波さんのこれは市橋さんのシュトレンと一緒にレジで販売すると華やかかもしれないわね。
こっちの女子力がより高い方はクリームが入ってるから——」
「珈琲とセットとかにしてもいいかも」と武道。
「そうねー。じゃあ女性限定セットで」
康子に弄られ皆にニヤニヤと視線を向けられて、修はもう耐えきれずに両手で顔を覆ってしまうのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月23日
参加申し込みの期限
2015年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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