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「トワはお腹が空きマシタ、甘いモノをゴショモウするデスヨ!」
掌をぱんぱんとリズミカルに打ち合わせるトワに急かされて、皆はテーブルの上に完成した料理を並べていく。
「華やかねー!」
康子の感嘆に同意するように、誰ともなく拍手が沸き起こった。さて、最初の試食は楓……と、トワ作の二つのクリスマスクレープだ。
一つ目は食紅で赤くした生地に、プレゼントに見立てた正方形のフルーツ、先に綿に見立てた生クリームがのった『サンタの帽子クレープ』。
二つ目は抹茶で緑にした生地で、クラッカーや白玉を巻き、らせん状に生クリームで飾り立てて先に星型のクッキーを飾った『クリスマスツリーのクレープ』だ。
「食べやすさや味を気にしてないから細かい調整は必要だが、お嬢様の要望はこんなもんでよろしいですかね」
楓にサーブされたものを目を輝かせて出迎えたトワは、口いっぱいに料理を頬張って満足げだ。
ただ実際に採用する場合の問題は、少々問題がある。ミルクホールでは通常のメニューはキッチンで作るが、デザートは予め作られたケーキなどを、カウンターキッチンで皿に盛り付けて出している。クレープをメニューとして出す場合、予め作ったものを冷凍保存し、注文を受けた都度解凍して、先ほどの飾り付けをしての完成になる。
「調理時間も考えてみないといけませんね」
時子の意見に康子が頷き、クレープをメニューとして登場させるかは、一旦保留となった。
次に試食したのは、誉の作ったシュトレンだ。
砂糖が表面にまぶされて雪が降ったように白いパンをナイフで薄く切り分けて皿にのせ、ミックスフルーツをラム酒に漬け込んだものを飾ってデコレーションする。
白いシンプルな皿が、上品にデコレーションされて華やかな印象に変わる様は見ていて面白かった。
「手間がかかって難しければ、先に切っておく必要があるが——」
レシピは伝統的なものを簡易的にしたものなので、味も申し分ない。難点がただ一つあるとすれば、重さだろうか。
「シュトレンて美味しいけど、重いよね。物理的にも重いけど」
レナーとが言うようにシュトレンは常温で一月以上も置いて熟成させても美味しく食べられる保存料理で、外側を覆う砂糖だけでなく、レシピによるが使われるバターの分量も多い。
重さも胃にもズッシリくる為、誉がしたように薄く切る必要があるのだが、型で作った分、カットしたものがシュトレンを知ら無いお客様に納得して貰える見た目かは、微妙なところだった。
「俺らみたいのはいいけどね。女の人とか子供さんにはどう?」
「甘すぎる訳じゃないんだけどな」
武道が首をひねっていと、エリセイがテーブルに肘をついたままシュトレンの厚みを確かめている。
「あんまり薄くするとケチっぽく見えるかな」
エリセイがそう言って康子を見る。ミルクホールで提供しているこの手の料理は、お茶請けになるデザートや、ディナーのデザートになるものが多い。店の中で、或いは店の外で食べるメイン料理の負担になるのは避けたいのだ。
(そうか、ただ美味しければ良いものじゃない。店にきたお客様がどんな風に食べるかも考える必要があるんだな)
誉は二人の感想を聞きなら熱心にメモを取って、今後の参考に役立てようとしている。
「そうねー……、んー……」悩む伯母達を見ていたイリヤが、ふと思いついて提案する。
「いっそこのまま持ち帰りにしたら? 袋に入れて」
「そっか! 型で作られてるからそのままの方が可愛らしいし! もともと日持ちするものだもの」
康子が手を叩くと、時子がこんな風に同意を示す。
「調理時間を考えると、その方が良いかもしれませんね」
そこでレナートが直ぐにカウンターから透明袋を持ってきて、まだスライスされていないシュトレンを入れ、上をくるくる捻ってみせる。
すで綺麗な形に作られているものだから、それだけで皆がおおっと感嘆の声をあげる出来に仕上がった。
「ここをリボンか何かで——」
「お花は?」
「クリスマスっぽいもの」
「柊とか?」
「星の飾りとか」
と、皆の意見が飛び交う。こうして誉が提案した型抜きシュトレンは、一週間後には他のクリスマスメニューに先駆けて、レジ前に並べられることととなった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月23日
参加申し込みの期限
2015年10月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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