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【お三夜】まじかる・りりかる・人助け☆
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商店街での買い物で、
白 真白
はそのキーホルダーを手に入れた。
「黒猫かぁ。お三夜さまモチーフなんだね。結構かわ……」
可愛い、と言いかけて、ことんと首を傾げる真白。
「……かわいいかなぁ?」
悲しいかな、お三夜さまキーホルダーはちょっぴり不細工な作りなのである。
「まぁ、せっかくもらったんだし、何かにつけようかな」
なんて言いつつ、真白はキーホルダーを指でくるくる回す。すると、
『や、やめるにゃ、目が回るにゃ~!』
と、どこからかはわからないが声がした。
辺りを見回すも、商店街の外れには真白ひとりきりだ。
『だーかーらー、くるくるは駄目にゃ、今すぐやめるにゃ~!』
声はまだ聞こえている。真白は、ふとキーホルダーを回す指を止めた。
奇妙な声が、頭の中に直接響いているような気がしたのだ。
「……もしかしてこのキーホルダーから?」
『ご名答にゃ!』
やっと指でくるくるの刑から解放された黒猫はそう応じて、魔法少女になって人助けをしてほしいと真白に訴えた。
「ふむふむ、魔法少女に……魔法かぁ、ちょっと面白そうかも」
真白の瞳が、好奇心にきらりと光る。
「よし、変身するよ!」
待ってましたとばかりに黒猫が謎の呪文を唱えれば、真白はあっという間に魔法少女に大変身!
フリルがたっぷりとあしらわれた純白のロリータ調コスチュームの裾を摘み、真白は満足げに顔を輝かせる。
「お~、これはこれは、なかなかかわいらしいじゃん。私、結構好きだなぁ、こういうの」
『それはよかったにゃ』
「それで、魔法を使うにはどうすればいいのかな?」
『あ、魔法は使えんにゃ。自力で人助けを頑張るにゃ』
え? と瞬間フリーズする真白。
「魔法は使えない? ちょ、ちょっと、それどういうこと? もしもーし、おーい」
『……』
へんじがない、ただのぬいぐるみのようだ。
「くっ、都合が悪くなったらただのキーホルダーに……!」
またくるくる回してやろうかと寸の間思って、やめた。
どうしてこうなった……と真白はよく晴れた空を仰ぐ。
「あう、魔法目当てで変身したのに魔法が使えないなんて、こんなの絶対おかしいよ!」
魂の叫びは、空しく虚空に消えるばかり。
けれど、アンニュイな時間はそう長くは続かなかった。
真白、元より立ち直りが早い性格なのだ。
「……まぁ、衣装は普通にかわいらしいし、いつまでも気にしててもしょうがないよね」
私らしく行こう、私らしく。
そう自分に言い聞かせて、真白は黒猫の言葉を再び思い出す。
「えーっと、人助けをしてほしいとかって言ってたっけあの猫ちゃんは」
すっかり魔法に気を取られていたが確かそんな話だったような気がする、うん。
「じゃあ早速人助けを……あ~、でもそしたらこの衣装も元に戻っちゃうのかな?」
魔法が使えないというのは至極残念だが、この衣装は気に入っている真白。
「なんだかもったいない気が……とりあえず写メっとこ」
パシャリ! と写メを撮って早速チェック。うん、やっぱり可愛い。
満足したところで、さあ、人助けの時間の始まりだ。
「……でも、人助けって何をしたらいいんだろ? 無償でレアカードばら撒いたりとかそういう? いや、なんか違うよね、それ」
うーん、と考え込む真白の耳に、「ジブンより小さい子を虐める悪い子はトワ許さないデスヨー!!」と勢いのある声がとび込んできた。
そちらへと視線を遣れば、特撮ヒーロー風のコスチュームを身にまとった少女――
トワ・E・ライトフェロゥ
が悪ガキたちを追い払い、泣いている小さな子供に手を差し伸べている姿が目に入る。
「……鬼面タイガー? で、頭にねこ耳?」
トワの格好に首を傾げる真白だったが、同時に、頭に渦巻いていた謎が晴れた。
「そっか。あんなふうに困ってる人がいたら手助けしてあげればいいんだ」
そうと決まれば困っている人探しだと、
「さて、どこかに困ってる人はいないかな~」
なんてひとりごちて、真白は機嫌よく魔法少女服の裾を翻して歩き出す。
「せっかく魔法少女の衣装になったんだし、楽しまないと損だよね!」
魔法は使えないけれど魔法少女な一日は素敵なものになりそうだと、そんな予感が真白の胸をくすぐった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月10日
参加申し込みの期限
2015年10月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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