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【お三夜】ワッショイ! 寝子島お三夜まつり!
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いいお天気の寝子島神社は、今日はたくさんの人と個性豊かなお神輿でいっぱいだ。
それでも境内に吹く風は冷たく、
津島 直治
は首元のストールを巻き直しぶるりとした。
お気に入りの私服に、ねこ耳付きのキャスケットを合わせてきた直治である。
(猫に関する格好なんてどうしようか迷っていましたが、この帽子があって助かりました)
キャスケットのつばを弄って、直治はふと首を傾げる。
(でも、なんでこんなの持っていたんでしょう? 買った記憶がないのですが……)
思案するも、キャスケットを手に入れた経緯は結局分からず。
ずっと考えていても仕方がないと、直治は人波を縫うようにして境内を行く。
自分が暮らす旧市街のお神輿を探しているのだが、これが結構難儀だった。
途中、天辺にお三夜さまの人形を飾ったシーサイドタウンのお神輿を見かけて面白いなとは思ったけれど、なかなか自身のお目当ては見つからない。
直治の唇から、細いため息が漏れた。
(せっかくのお祭りなんだから子どもらしくはしゃいでこい、なんて叔父さんに言われてやってきましたが……そもそも、私、もう子どもじゃないんですけど……)
心中に複雑な思いもないではないが、ここまで来てしまったからには楽しんだ方がきっといいだろう。
そう自分に言い聞かせて、直治はまた、祭りの賑わいの中に目当ての神輿を探すのだった。
津島 直治
よりも一足早く、
エヴァ・ブランシェ
はシーサイドタウンのお神輿を見つけていた。
ねこ耳パーカーを着て既に気合も十分なエヴァ、美しい碧眼も相まって、その姿はまさに優美な猫のよう。
そんな彼女が常は友人知人に『おっさん臭い』なんて評されていようとはきっと誰も思うまい、である。
「やるからには目いっぱい楽しまないとねー」
そんなふうにひとりごちながら遠くからも目立つお神輿の元まで歩み寄れば――そこには、エヴァのよくよく見知った相手がすでにやる気満々で待機していた。
「あ、みっちゃん先生! 先生もここに参加?」
「わ、エヴァちゃんやっほー♪ そうそう、今日は私、気合入れて担ぐわよー!」
エヴァちゃんが一緒なんて心強い! と気さくに手を振るのは、ねこ耳カチューシャ装備の
久保田 美和
先生、エヴァのクラスの担任教師である。
「みっちゃん先生、それにしてもずいぶん早いわね。私も結構早い方だと思ったのに」
「うん? うんまあ、ちょっとねー……」
エヴァの指摘に、何故だか視線を泳がせるみわちゃん先生。
その様子に、エヴァはピンときた。
「……もしかして、参加者に配られるお守りが目当てだったり……」
「そ、そそそんなことないって! 恋愛運アップを狙ってるとかそんなことは全然……!」
みわちゃん先生、思いっ切り図星のようである。
(みっちゃん先生らしいといえばらしいわよね……後でちょっと焚きつけてみようかしら)
こっそりと、胸の内にそんなことを画策(?)するエヴァだった。
猫のイラストが描かれたTシャツの上から三毛猫パーカーを羽織った
篠原 翠響
は、境内で祭りを見物中。
「今年も色んな神輿があるなぁ。うん、面白い!」
本格的に祭りが始まる前にと、翠響はきらり瞳を煌めかせて、大きさも装飾も様々のお神輿を見て回る。
そうして彼女は、ふと、ある小振りなお神輿の前で足を止めた。
「わあ、すごい!」
土台は簡素な物だが、紙粘土で作ったらしい小さな猫や魚が沢山乗ったお神輿は、賑やかで可愛らしい。
粘土細工の精巧さに翠響が見入っていると、そのお神輿の作り手らしい少女――ねこ耳と羽根飾りが愛らしい猫天使姿の
橘 明里
が、翠響へとにっこりと笑いかけてきた。
「あかりの特技を駆使しましたなの。あかりは粘土細工が得意なのです!」
「えっ? ということはこれ全部……」
「あかりが作りましたなの! でも、色は塗る暇がなかった、済まないですなの」
「それでも十分すごいよ! 猫は鈴も持ってるんだね」
「そうですなの! きっと運んでいる時にチリチリ楽しいのよ!」
元気のいい明里の言葉に、翠響も頭の中にその様子を思い浮かべる。
お神輿が揺れる度に猫たちが鈴を鳴らす――うん、可愛い!
2人は少しの間、明里のお神輿の話を始めとする祭りの話題で盛り上がった。
「あたし、今日は祭りの見物に来たの。だからこの神輿が担がれるとこを見るの、楽しみにしてるね……って、あれ?」
しゃべっている途中で、翠響、鳥を模した粘土細工がちょこちょことお神輿の猫たちに混じっていることに気づき首を傾げる。
「ねえ、この鳥は?」
「よくぞ聞いてくれましたなの! これはウミネコですなの! 江ノ島が繁殖地だそうなのよ!」
「エノシマ?」
「宮城に陸前江ノ島という場所があるですなの!」
勢い込んで語る明里の言葉に相槌を打ちながらも、翠響の頭の中にはクエスチョンマークが一つ。
(その江ノ島と神輿にウミネコを飾るのと何か関係があるのかな? ウミネコと猫で『ねこ』繋がり?)
そんなことを考えていた、その時だ。
「ばっひゅーん☆」
と、謎の挨拶(?)と共にとんできたのは
野々 ののこ
。
どうやら、いかにも見物人らしい様子の翠響の姿を見留めてやってきたらしい。
「ねえねえ、一緒にわっしょいしようよ♪」
なんて担ぎ手に勧誘され――翠響、ほとんど迷うことなく諾の返事をした。
元々ノリは悪くない方だし、何より、見物より面白そう! という気持ちがあっという間に彼女の中で勝利したのだ。
「それじゃあ、こっちこっち! シーサイドタウンのおみこしだよ!」
ののこに手を引かれながら、翠響は明里へと振り返って声を投げた。
「ごめん! 神輿、やっぱりゆっくりは見られないかも!」
「気にせず楽しんできてほしいですなの! また三夜湖で! ですなのよ!」
明里の声に「ありがとう!」と返して、翠響はののこと共にずんずんと歩を進める。
「神輿か……担ぐの、今回が初めてなんだよね。でも」
「うん、何だかすっごく楽しそう!」
翠響の顔には、度胸満点の彼女らしい晴れた笑みが浮かんでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月24日
参加申し込みの期限
2015年10月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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