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11月の★ハッピーバースデー
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☆19、20日
休日の寝子島シーサイドアウトレット。
親友の
葛城 璃人
、
高尾 日菜
、
屋敷野 梢
は、りぃこと璃人と日菜のお誕生祝いを遊びつくしにきていた。
「りぃちゃんと誕生日が一日違いで、こうしてお互いの誕生日を一緒に祝えるのって、嬉しいな」
小柄で童顔な日菜がおだやかに言えば、
「ええ。一年に一度っきりの誕生日、こうやって三人で一緒にお祝いできるのって、楽しいですねっ」
ツインテールの童顔で、見た目も仕草も可愛い女の子にしか見えない美少年の璃人も同意する。
「喉が渇きましたねー、少し休みましょうか!」
三つ編みを揺らしながら
屋敷野 梢
が明るく言う。
シーサイドアウトレットでショッピングを楽しみつくした三人は、大観覧車近くのカフェで一休みすることにした。
「私はアールグレイにします。二人は何を食べたいですかー?」
「私はダージリン」
「りぃはミルクティーを頂きますー」
注文が揃った後、梢が言う。
「今日は楽しかったです! 二人の誕生日祝いなのに、私までー」
「ううん、梢ちゃんがいてくれなきゃ寂しいもの。……ありがとう」
沈む夕陽に照らされながら、それぞれが、大切な親友との充実した時間という幸せを噛み締める。
「心まで暖まるこの感じ……えへへ、りぃは本当に幸せ者なのですっ」
璃人の笑顔に、日菜も頷く。
「私も。りぃちゃんと梢ちゃんのおかげで、すごく幸せなんだ」
二人を見て優雅なひとときを楽しみながら、梢は考えていた。
(んー……プレゼントとか言葉とか、照れくさいなー。よし、この作戦でいきましょう……!)
頃を見て席をはずした梢は、二人には言わずにまとめて会計を済ませた。
「美味しかったですー。さてそれじゃ、皆で観覧車にのりましょー!」
「あれ、お会計は……梢ちゃん、払ってくれたの? ありがとう」
慌てて梢にお礼を言いながら、日菜は璃人に声をかける。
「今度お返し考えないとね」
「ありがとうございます。ぜひ今度はお返しさせてほしいのですよ」
「いえいえー、気にしないでください。さあ行きましょう」
そのまま梢に押される形で観覧車に向かった三人だが。
二人の後ろにいる梢はこっそり進化したろっこんを使っていた。
目視した対象物……プレゼントとお手紙を蝶に変化させ、二人の荷物に忍ばせたのだ。
そして、観覧車に乗る寸前、自身も蝶に変身して消えてしまう。
(観覧車に押し込み作戦、成功です!)
「あれ、梢さん……? どこへ行っちゃったんですか」
「ほんとだ。消えちゃった……」
すでに観覧車は動き出している。
(なんだかそういう気の利かせ方をするところがらしいなー)
と思いつつ璃人は、
「降りたらぷんすか怒って文句言ってやりましょー」
と日菜に笑いかけた。
それでもやっぱり心の中で小さく、
(ありがとう~)
なんてつぶやいて、そしてバッグのポケットから出ている紙に気づいた。
「あれ、なんでしょうこれ……手紙?」
広げた紙を、二人で覗き込む。
『日菜ちゃん、りぃちゃん
誕生日おめでとーございます!
私なんかに優しくしてくれて、ありがとうございます
色々不器用でごめんね
名前入りの誕生日ケーキは用意できなかったけど、
夜景を見ながら、素敵な時間をお過ごしください!
ふ・た・り・き・り ですよ!』
「梢ちゃん……」
顔を上げれば、空はすでに夜の色に染まっていた。
二人きり。
改めて気づかされて、頬が熱くなってしまう。
(しかしまあ、サプライズまで仕掛けてくるあたりほんっとーに油断ならないのです。いつか埋め合わせはしますからね! まったくもー)
などと思っている璃人。
手紙のほかに、バッグに何か入っているのに気づき、日菜のほうを見るが。
(ありがとう梢ちゃん。……そうだ、璃人くんに誕生日プレゼントを渡さなきゃ)
感動しつつ、そう思いついた日菜の瞳が、夜景の光を映してキラキラ輝いていた。
その瞳に見とれながら璃人は。
(せっかく二人きりにしてもらったんだし……)
梢さんのプレゼントのことを言うのは後にしましょう、と思うのだった。
日菜が用意したプレゼントはアロマキャンドル。
(彼氏へのプレゼントって考えたら、変かもしれないけれど)
そっと包みを取り出す。
(淡い桃色に白い猫。首元には青のリボンを添えて――璃人くんをイメージして、私がデザインした、手作りの品。
大好きの気持ちだけは、たくさんたくさん込めたから)
恥ずかしいけど、真っ直ぐに璃人に差し出す。
「璃人くん、お誕生日おめでとう。これからも、ずっと、大好きだよ」
「日菜さん……ありがとう、僕もです。ずっと……」
普段女装しているとき、璃人は自分のことをりぃと呼ぶ。
でも今は自然に『僕』と言っていた。
「日菜さん。僕からもプレゼントです」
今度は璃人が小さな箱を差し出す。
手渡した小さな箱の中身は布花を使ったネックレス。
ピンクベージュなバラのお花に、オフホワイトなかすみ草。
愛しさと幸せを花言葉にこっそり込めて。
「……ありがとう、璃人くん」
それから二人は互いのプレゼントを開いた。
「これ、手作りですか? 可愛いです! 使うのがもったいない……」
「素敵……大切に使わせてもらうね」
ゆっくりと降り始める観覧車の中、光だけが二人を見ていた。
二人は今、誰よりも幸せだった。
二人だけの時間は名残惜しいけれど、梢に会えるのももちろん嬉しい。
「梢ちゃん、どこ行ってたの!」
「ふふ、二人きりの時間楽しみましたかー?」
いたずらっぽく梢が笑う。
観覧車から降りて、じゃれる日菜と梢を見ながら、璃人は言った。
「いつのまにかいなくなっちゃうんだもの、ぷんすかですよー。でも……ありがとうなのです。最高のプレゼントでした」
楽しい時間は過ぎるのが早い。
二人と別れた後、璃人は梢からのプレゼントを開けてみた。
箱から、
おしゃれな瓶に入った香水
が現れた。
「バーニーズ・マウンテン・ドッグ……」
瓶についている犬のデザインは、璃人のペットのショコラにそっくりだった。
『ベルガモット マリン』と書かれていて、オーダーメイドであるらしい。
蓋を開けてみると、みずみずしいフルーツのような香りがした。
「ありがとう、梢さん……」
日菜は帰宅後に、梢からのプレゼントに気付いた。
「ハクトウワシ……るーくん?」
瓶にデザインされている鳥は、日菜がろっこんで呼び出すハクトウワシのようだ。
『ピーチ アプリコット』と書かれていて、蓋を開けると甘い香りが漂った。
観覧車の中での甘い気持ちが思い出された。
「もう、梢ちゃんったら……っ」
日菜は香水の瓶を大切に抱きしめた。
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担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月11日
参加申し込みの期限
2015年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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