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鳥さんとのひととき
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(今日も鳥さん達に会いに行きましょう。どんな話ができるのか楽しみですね)
『TABE=TYA=DAME』の小鳥達と仲良く話すのを楽しみに、ほのぼのとした気分で
御巫 時子
は店に入った。彼女の顔を見ると、店主の
小鳥遊 風羽
がすぐに笑顔を向けてきた。
「あら、いらっしゃい~」
「こんにちは」
風羽の肩には、ボタンインコが乗っていた。彼女が飼っている中でも一番のパートナーだという。名前は『ぼたもち』だ。何度もこの店を訪れている時子は、ぼたもちとも顔見知りだった。
「こんにちは、ぼたもちさん」
「ぴぴぴっ(こんにちはっ)」
時子がろっこん『鳥の囀り』を使って話しかけると、ぼたもちは鳥語で挨拶した。言葉が喋れないわけではないが、言葉が通じる相手にわざわざ日本語は使わない。ものぐさなのではない……と思う。多分。
「新しく、バイトさんが入ったんですね」
「はい。森宮さんっていいます。時子さん、今日も個室でいいですか~?」
「はい、個室でお願いします。新しく入ってきた鳥さんとかいますか?」
「……ああ、1羽いますよ~。ペットショップで売れ残った子を引き取ったんですー。すっかり大人になっちゃって、売れなくなったので~。今、ちょっと元気がないんですよ。ホームシックみたいです~」
「大人になると、売れなくなるんですね……」
「せっかく買ってもらっても、成長した分だけ一緒にいられる時間が短くなっちゃいますからね~。お客様も、なるべく長く一緒にいたいと思って来店されますし~」
聞いたわけではないが、過去にペットショップに勤めていたかのような言い方だった。
「じゃあ、その子と、あと……」
何人もとい何鳥かの鳥を指名して、時子は告げられた番号の部屋に向かう。慣れているので、案内はいらない。
個室に入って少しすると、風羽が指名した鳥をまとめて体にくっつけて連れてきた。セキセイインコ1羽だけが籠に入っている。ほにゃんとした顔をしているが、どことなく落ち込んでいるようにも見えた。
風羽の体にくっついていた鳥はめいめいに好きな場所へ飛んで行く。テーブルに鳥籠を置くと、風羽は次に注文の品を持ってきた。麦茶と、サラダ2皿だ。ドレッシングありは自分用。ドレッシングなしは鳥用である。
鳥を待っている間に、肩にはハンカチを乗せていた。そこに、オウムが乗ってくる。少し重いが、
ヨタカさん
よりは軽い。
「びゃびゃびゃ、びゃ」
オウムも、時子に言葉が通じることは知っている。慣れた様子で話しかけてきた。
「そうなんですかー……。新しく発音できるようになった言葉があるんですね」
話しているうちに、インコ達がテーブルに降りてきて好きなように過ごし始めた。サラダの野菜を食べたり(特に小松菜や人参が好きらしい)、時子の手に頭を持ってきたり。
「ぴよ(掻いて)」
と声が聞こえた。図々しいのか甘えているのか。何となく前者のような気がする。
人差し指でインコの頬を優しく掻きながら、時子は籠に入ったインコに話しかけた。
「元気がないですね……。良かったら、話を聞きますよ?」
「ぴぴっ?(君も?)」
「私も? ……そう、私もです」
柔らかく笑うと、セキセイインコはぽつぽつと事情を話し始めた。鳥はほぼ常にほっぺたがかゆい(と思われる)。頭を指に持ってくるインコ達を順番に掻きながら、時子は新顔セキセイの話を聞いた。
話し終わって少しすっきりしたのか、新顔セキセイはぷちぷちとごはんを食べ始めた。他のインコやオウム達も、それぞれに寛いでいる。皆、この部屋で過ごすことにストレスを感じていないようだ。過ごし方を見ているとそれが分かる。
欠伸していたり、寝ていたり。そんな姿も、ずっと見ていたい。
自分と一緒にいる時間が、鳥さん達にとって安らげる時間であればいい。
時子はそう思った。
「あ……もうこんな時間ですね」
気が付くと、カフェに来てからもう数時間が過ぎていた。一度来ると、話が長くなって長居してしまう。インコ達と帰りの挨拶をして、時子は個室を出た。
(今度、ヨタカさんも一緒に来たいですね)
「楽しかったですか~?」
「はい。あ、鳥さん達に風羽さんに伝えたいことがあるか聞いたんですけど……」
「はい?」
風羽は少し、首を傾げる。
「皆、『風羽ちゃんのことが大好き』って言ってました」
「それは嬉しいですね~」
「森宮さんのことも聞いてみたら『ちょっと暑苦しい』って言ってました。後、絵が下手だって……」
「え!」
森宮 檎郎は、びっくりした顔でこちらを見る。
「私は味があって好きですけどね~」
「そうだ風羽さん、生まれて間もない雛とかいますか? 会ってみたいんですけど……」
「あ、いますよ~。見ます?」
案内された奥の部屋で、雛達は育てられていた。まだ毛が生え揃っていない雛達が、チップの敷かれた虫かごでぎゅうぎゅうと重なり合って眠っている。
時子はしばらく雛達を見守ると、店を出た。
いつもながら、帰る時は名残惜しい気持ちになる。
「また会いに来ますね……」
一度店を振り返り、彼女はそう呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月30日
参加申し込みの期限
2015年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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