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寝子島高校
道すがら ――秋、11月の頃――
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校内に響き渡るチャイムに追い立てられるように生徒達が正門へと吐き出されていく。
閉門前のチャイムが鳴るまで放課後を私部活で過ごし、帰り支度を終わらせた
浅山 小淋
に同じく部活動で残っていた
千鳥 雅人
と
御剣 刀
とが今日も遅いし桜花寮まで送って行くと声をかけた。
「こういう時はエスコートするのが男の務めだって父さんが言ってた!」
これから夜になるのに女の子一人暗い中歩かせるのは危険だからと雅人は主張し、刀も同意見と頷いた。お二人が送ってくれるのは心強いと小淋はではよろしくお願いしますと頭を下げる。
学校を出た所で雅人が買い物の予定があることを思い出し、急遽キャットロードへ寄ることになり、それならと二人もそれぞれに済ませたい事があると伝えた。
「それなら俺は最後が良いだろうな。先に千鳥と部長の用事を済ませてしまおう」
そして、言う刀の一言に文房具店、100円ショップ、ハンバーガーショップと寄り道ルートが決まる。
文房具店で新しい日記帳を選ぶ小淋の隣で「部長はペンとかスケッチブックとか筆記用具が沢山必要だもんな」と色々な種類のシャープペンシルやノートを珍しそうに眺めながら刀が一言。そうですねぇ迷いますと仕草で小淋。
100円ショップに着くと雅人は目的のコーナーへと直行する。
「携帯の充電器が壊れちゃって、ここだと安く手に入るんだよ!」
「ほう」
雅人に興味深げと刀。
「実家の近くにはこういうお店無かったし便利で助かってるよー!」
「千鳥は100円ショップで買い物か、充電器がないと困るよな……」
便利なのは良いことだよなと刀が気持ちはわかると頷く横を過ぎて別コーナーへと移動した雅人は買い物カゴにポイポイと商品を投げ込んでいく。
「ついでに収納ボックスも買って、スリッパもボロボロだったから買い換えて~……」
「おい千鳥、確かに商品は100円だけど流石に買いすぎじゃ無いか?」
刀の指摘に、
「しばらくゲームセンターに行くのは我慢……!」
こんなに安いと財布の紐も緩んじゃうねとレジへと向う雅人は自嘲気味に笑った。緩める所あれば、締めなければならない所もある。自己管理は大切だ。
「うん買い過ぎだと思ったよ。
ほら荷物少しよこせ、重たいだろう?」
刀だけではなく、小淋も雅人が抱える荷物の多さに驚きつつも『私も手伝いましょうか?』と筆談で申し出る。
二人からの申し出に自分が両手に提げているショップのロゴが入ったビニール袋を見下ろし、あははと笑った。袋の一つを刀にお願いしますと雅人は渡し、三人はハンバーガーショップへと移動を開始する。
ハンバーガーショップではトレーを三つ丸テーブルの上に並べ軽食を広げた。刀がセットを平らげ追加に注文したハンバーガーに手を伸ばした頃、楽しい雑談はこれから始まるお三夜まつりに話題が移る。
『私も聞いた事がないお祭りですから、どんなお祭りなのか興味があります』
「どんな感じなんだろう? 話を聞いただけだと、イマイチよく分からない……」
「お三夜祭りってどんなのだろうね~。みんなで猫の仮装するとか? だったら俺、また張り切って衣装作っちゃうよー!」
『そうですね。支援部で何かお手伝いできることがあるといいのですが』
「だな。支援部として手伝える事があれば手伝いたいよな」
ひとつでもふたつでも。
ほんの少しでも。
ちょっぴりでも何かの誰かの助けになっていれば幸いだ。
「刀ちゃんは今日も修行なのだ? って違うみたいなのだ」
キャットロードを向こうから走ってくる
後木 真央
に刀は問われるも彼女の視界に雅人と小淋の姿が入り、彼が団体行動中と知る。長話も失礼だろうしそもそも自分はこれからアルバイトがあるからと真央は三人に手を振ってキャットロードの雑踏に自ら突っ込む形で去っていた。
『お二人には、色んな部分で助けられてばかりですね』
しみじみとした面持ちで筆を走らせる小淋。夕暮れ時の空を背景にスケッチブックを両手にする少女は青い目を緩く細め二人を見詰める。
部活では何かと一緒に動いてくれていて、活動が少なくなった時でもこうして動いてくれている。小淋は改めて感謝に二人に頭を下げた。
足を止めていきなり何を書き込むのかと小淋の手元を見ていた雅人と刀は互いに見合った。
刀が小淋に両肩を竦めてみせた。
「部長、水くさいぞ。俺達仲間なんだ、これからも一緒に頑張っていこうぜ。
なっ?千鳥。」
ぽふっと雅人の頭に手をおいて、刀は言う。促された雅人も大きく力強く頷いた。
「そうだよ、どんと任せて!」
頼りにしてくれるのが良いと胸を張る。
それからは桜花寮へと続く帰り道はとても楽しいものだった。
寮が見えた頃には辺りはすっかりと暗くなっており、やはり小淋を送ってきてよかったと男二人は自分達の判断に満足していた。
『それではまた明日』
ではこれで今日はお別れですねと挨拶を書く小淋に雅人が「また明日ね」と返す遣り取りを眺めていた刀はふむと唸る。
「もうおまえ等付き合っちゃえよ」
提案に、雅人と小淋はそれぞれに驚きの表情で息を飲んだり、きょとんと目を瞬かせた。
「お、お付き合いは、そんな軽はずみにしていいものじゃないと思うんだよー!」
先に反応を返したのは雅人。
「いやぁ? お似合いだと思うぜ?」
刀の目からは、とてもお似合いの二人に見えたのだ。爽やかで穏やかに表情豊かで、見てる者の方が心和んでしまうような、そんな雰囲気を漂わせていてむしろ羨ましいとすら感じさせてくれる。
「えっと、そういう事は考えてなかったから、あの、その……」
素直な声音で述べられ、雅人はあわあわと言葉を探す。
(うー、恥ずかしくて小淋ちゃんの事、ちゃんと見れないよー……)
そんな心の声を押し殺しつつ、しかし動揺は隠しきれず、もうなんて唐突に物凄い爆弾を投げて寄越すんだと刀に抗議の視線を向ける。
『確かに楽しそうですが……まだよくわかりませんね』
雅人ほど慌て方はしなかったものの――文字を書くという過程を挟む為に雅人よりは冷静になれたのかもしれない――苦笑いを滲ませて小淋は心根を明かす。
『では、今日はありがとうございました』
「また明日ね」
「おう。明日もよろしく」
終わってしまう今日を惜しみつつ挨拶を交わす。
小淋の姿が寮の玄関へと消えたのを確認して雅人と刀は示し合わせたように歩き出した。
「で、どう思う?」
「思うってそんなのすぐに答えられないよ!」
話題を掘り返す刀に答える雅人の顔は日が落ちた薄闇にぼんやりとして良く見えなかった。
これからは男同士の話ということで。二人の帰り道はまだ終わりそうにないようだ。
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あとがき
担当マスター:
保坂紫子
ファンレターはマスターページから!
皆様初めまして、保坂紫子です。
今回のシナリオはいかがでしたでしょうか。皆様の素敵なアクションに、少しでもお返しできていれば幸いです。
アクションを頂き拝読した瞬間保坂は地図が読めない女だったことを思い出した事を思い出しながらあとがきを書かせていただいております。
が、特に何かお伝えすべき重大な事柄も無く、強いて言うのなら一行のみ友情出演している方が何人かいるので出現箇所だけ確認していただけたらなあと思います。
また、推敲を重ねておりますが、誤字脱字等がございましたらどうかご容赦願います。
では、ご縁がございましたらまた会いましょう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
保坂紫子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月27日
参加申し込みの期限
2015年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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