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寮生の日常 ~星~
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星ヶ丘寮、
ブリジット・アーチャー
の部屋――。
「ぶりちゃーん。遊びにきたよー」
「いらっしゃい。まあ、適当にくつろいで」
今日は友人の
小山内 海
、
桜庭 円
、
御剣 刀
が遊びに来ている。3人はブリジットの家に来るのは初めて。星ヶ丘寮、豪華な場所とは聞いていたけど……ブリジットの部屋は、部屋というよりは家に近かった。何もかもが広いのである。玄関に飾られている花も花瓶も高級そうで、廊下を歩くだけでも少し緊張してしまう。
女性の部屋に入るのが初めての刀は、ブリジットの家に来てから妙に落ち着かない気持ちだった。家具の配置ひとつとっても、男の部屋とは違う気がする。学校で会うときは友人のひとりなのに。
「刀。あんまりきょろきょろしないでよ。少し狭い部屋で、私もちょっと心苦しいんだから」
「えっ、これで狭いのか?」
『ひろい』
軽く唇をとがらせて言うブリジットに驚く刀。刀が困ったように海に視線をやると、海はスケッチブックで刀に同意してくれる。
今日の海は白いパーカーにデニムのショートパンツをはいていた。瞳の色と同じリボンをしている。活動的で、かわいらしい服装だった。
「だよな……これ、お土産だ。299のベイクドチーズケーキ。特別にホールで買ってきた」
刀が持参した白いケーキ箱を持ち上げる。
「あら、悪いわね。そんなに気をつかってもらわなくてもいいのよ?」
「いや。この前、店に来てくれた時に雰囲気壊しちゃったみたいだしな。その詫びだ」
「詫び、ね。じゃあ、給仕もしてもらおうかしら。ちょうど、今日はメイドがいないのよ」
ブリジットが冗談のつもりで言うと、刀はふむと考えてこくりと頷く。
俺はバイトで、本職と比べたらお粗末すぎるが。
「まあ、いいか……かしこまりました、お嬢様。紅茶はこちらにあるものでよろしいですか?」
テーブルに置いてあった高級ブランドの紅茶缶を手に取る。よろしくってよ、という返事を聞いて刀はキッチンに向かっていった。
刀くん、ひとりじゃ大変じゃないかな?
ふたりのやりとりを見ていた海は、てとてとと刀の後ろについていく。声を失っている彼女は物静かだが、周りの状況をよく見て動ける女の子だ。円は茶虎のにゃーくんと一緒にくつろいでいて、あんまり頼りにならなそう。いや、確かに適当にくつろいでとは言われていたけど。
『てつだう?』
首をかしげながら尋ねる。
気をつかってもらったことに気づいた刀。確かにひとりじゃ時間もかかる。
「お言葉に甘えてお願いしよう。このケーキを人数分切って、皿にのせてくれるか?」
わかった、という風に海は頷いてスケッチブックを壁に立てかける。包丁を持って、慣れない手つきでケーキを切った。
刀はお湯を沸かしている間、なんとなく海が危なくないか目で追いかける。スケッチブックを持っていない彼女は、なんとなく見守らないといけない気がした。声を失った彼女は、何かあったとき叫ぶことができない。こんな平和な時間帯に何か起きるわけもないが、大事な友人だ。無意識に心配したのだろう。
さて、先ほどからセリフのない円だが、彼女はブリジットの寮に着いた時からにゃーくんと一緒にのんびりごろごろくつろいでいる。家主の本棚から面白そうな推理小説を選んで、我が家のようにくつろいでいた。
テーブルにあったチョコレートも勝手に食べる。噛むと、中からカリッとした飴が出てきた。もうひとつ食べる。こちらはブランデー入りだ。
「わー。これ、おいしいねー。どこのチョコ?」
「それはベルギーのものね。私のお気に入りなの」
本当は、だれもが知っているベルギー王室御用達のチョコである。1粒がそれなりのお値段。そんなことなど知らない円は、おいしいなーと自由にもぐもぐ食べていた。
飼い主が構ってくれないため、にゃーくんはちょっと退屈。1匹でお部屋の中を探検しだした。
とてもひろい、たんけんたんけん!
子猫のにゃーくんは遊びたい盛りだ。カーペットのにおいをかいだり、狭いすきまを探したりと忙しい。
あれあれ? これはなんだろう?
部屋のすみに奇妙なオブジェを発見したにゃーくん。これは、階段? でも、人間が使うには小さすぎる。この柱、爪をとぐのにちょうどいい。ガリガリしても、怒られないかな?
後ろをちらりとふりむく。金髪のおねーさんが、小さな階段の上にニボシを置いてくれた。ここで遊んでいいみたい。初めてのキャットタワーに、にゃーくんは大喜び。嬉しそうに登り始めた。
「それ、にゃーくんが気に入ったのならまどかにあげるわ。」
「え。くれるの?」
半分体を起こして尋ねる円。ブリジットは、ええ。と軽い調子で返事をした。
「組み立て式よ。あとで宅配で送ればいいわよね」
円は考える。猫を飼っているから、あのオブジェがキャットタワーなのだとすぐに気付いた。てっきり、ブリちゃんも猫を飼っているのかと思ったけど……にゃーくんのために、用意しててくれたのかな?
「ありがとう。次はうちに遊びにおいでよ!」
「あら。楽しみにしておくわ」
頂上のカップで丸くなっているにゃーくんから目を離して、ブリジットは円に微笑んだ。
「……ところでまどか。海ちゃん、刀を妙に気にしていない? 刀、見た目はイケメンだものね」
「えー?」
そうかなー。と、円。キッチンを見ると刀と海が一緒にお茶の準備をしている。仲は良いけど、別に特別な雰囲気もないような……?
「ボク、そーいうのよくわかんないや」
「そう……あ、まどか。くつろぐのはいいけど、チョコのついた手でページはめくらないでね」
「はーい」
ブリちゃんの推理は、滅多に当たらないからなー。
小説のあとがきをパラ見しながら返事をする円であった。
少しずれて切り分けられたケーキは、刀が淹れた紅茶と共にテーブルに並んだ。怪人セブンや遠足の話で盛り上がる。
「そういえば、テレビゲームもあるのよ。格闘ゲームもあるわよ。まどかや刀は好きでしょう、そういうの?」
65インチの液晶テレビには先日発売されたばかりのテレビゲーム機がつながっていた。
「ゲーム? いや、普段はやらないよ。時々友達に付き合うくらいだけ」
「ボクやるー。シャイニングウィザードできるキャラいる?」
「じゃ桜庭、対戦するか」
「まっけないよー!」
海はふたりの対戦を見ながら説明書に手を伸ばした。赤いボタンがパンチ。下のボタンがしゃがむ……これなら私もできるかな?
きょうは、きいろのおねーさんのおうちに行ったよ。
へんなもんみっけ。タワーであそんだ。
ぼさぼさのおにーさんが、ゲームでぼこぼこ。
あっぱーかっとからの、じゅーろくれんこんぼ?
りぼんのおねーさんが、ねこじゃらしであそんでくれた。のどをごろごろ。
きいろのおねーさん。タワーありがとう。
あたますりすり。いっぱいあそぶね。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月03日
参加申し込みの期限
2013年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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