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寮生の日常 ~星~
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◆ほのぼの休日編
休日、
市橋 誉
の部屋。
星ヶ丘寮の一室。目覚まし時計が鳴る前にアラームを止める手が伸びた。
時刻は朝の6時、うーんと伸びをする。野菜ジュースを飲んでから日課のジョギングだ。
「今日もいい天気だな。おはよう八神」
知っている後姿……目の前をゆっくり走る
八神 修
に声をかける。あまり体力のない修にはすぐに追いつけた。
「市橋か。おはよう」
修は一瞬ばつの悪そうな顔をしたのちに、冷静な顔で挨拶をした。額に汗が光っている。
「ん? 八神、ウェアに白い毛がついてる。動物でも飼っていたっけ」
「……まあ、な。猫を飼い始めた。名前はまだない」
「はは。なんだそれ」
修は真面目な顔だったから、冗談を言ったわけではないのだろう。修のペースに合わせながら少し走って別れた。修はもう少し走るらしい、頑張っているようだ。
「あれ? あの人は……」
黒いポニーテールの後ろ姿。
椿 美咲紀
が庭の手入れをしているようだ。そういえば、と、誉はアルバイト先のコーヒー屋で美咲紀が花の手入れをしてくれたことを思い出した。
「おはよう、ご近所だったのか」
誉が声をかけると、美咲紀がふりむく。軍手をしていて、額は軽く汗ばんでいるようだ。
「おはよう。ジョギング中かな?」
「ああ。椿は庭の手入れか……この庭は君のだったんだな。いつも綺麗な花が咲いていると思っていたんだ」
「ふふ、ありがとう」
感心したように言われて、椿は嬉しそうに微笑んだ。あくまで寮なので庭の広さにも限度があるし、3年しかいられないことを考えると花木を育てることはできない。だから、いつも工夫して花を植えているのだ。見ていてくれる人がいるのは嬉しかった。
誉が褒めたのは玄関近くの目立つ花壇のことだろう。美咲紀は綺麗に咲いている花々を植え替えて、常に綺麗なたくさんの花が楽しめるようにしていた。
「今日は夏から秋に咲く子のお世話をしてるの。種や球根が植えつけ時期なんだ」
「ふーん。これはなんの球根?」
「その子はグラジオラス。花色が多くて楽しいの」
「こっちはひまわりか。流石にこの種は俺でも知ってる」
誉が長い指で縞模様の種をつまみあげた。
「夏が楽しみだな」
美咲紀が育てるひまわりは育苗トレーで育てる矮小種……つまり、基本より小さな種類のひまわりだ。日の光を浴びて、夏にはかわいらしい小さめの花を咲かせることだろう。
美咲紀とわかれて部屋に戻り、勉強と昼食をすませる。『将来の夢への練習』をすませると、今度はピアノの基礎練習に時間をかけた。正直、教則本は単調で面白みがない。せっかくの休みなので、後半は趣味で好きな曲を弾くことにした。
少し時間は戻って――。
美咲紀は朝からずっと庭の手入れを続けている。
「ゆっくり大きくなって、きれいな花を咲かせてね」
愛情をこめて話しかけつつ、ひまわりは育苗トレーに、グラジオラスはプランターに植えていった。太陽の光を浴びつつ庭仕事をするのは楽しい。時々ピアノの音も聞こえてきて、本当に平和な時間。このピアノはだれが練習しているのだろう。
「……椿、朝からずっとやっていたのか? もう3時だぞ」
「あれっ。市橋さん?」
夢中でやっていたら時間を忘れていたようだ。声をかけられるまで誉が後ろにいることにも気が付かなかった。
「これ、差し入れ。よかったら味見てくれないか」
誉が小さなクーラーボックスから、ガラスの容器を取り出す。中身は苺とヨーグルトのババロアだった。アルバイト先で覚えたものを作ってみたらしい。
「嬉しい。冷たいものが欲しいな、って思っていたの!」
「それはよかった」
軍手を外し、誉からスプーンと容器を受け取る。
ババロアはよく冷えており、苺の甘さとヨーグルトの酸味が庭仕事の疲れには心地よかった。
美咲紀がおいしそうに食べる様子を、誉はまんざらでもない表情で見ている。初めて作ったにしては上出来、というところか? 午後の時間は穏やかに過ぎて行った。
旅鴉 月詠
は2階建ての建物に住んでいる。1階は客間兼プレイルームとして使用されており、使用人たちとゲームをするのに使われていた。月詠は身の回りのことは自分でやってしまうため、星ヶ丘寮の住人にしては使用人の数が少ない。裕福な家系の出にも関わらず、『人を使う』という気持ちがあまりないようだ。
平日は学校から戻ると2階のアトリエに籠っている。2階には制作に使う資料のそろった書庫がある。
現在は5月ということもあり、こどもの日をモチーフにして制作をしていた。資料とデッサンを見ながら、鎧武者とこいのぼりを木彫りで制作中だ。
「……外は晴れているのか」
今日は休日。昨日も割と遅くまで起きていたが寝起きはいい方だ。赤い目は生まれつきで寝不足によるものではない。
月詠は今日をどう過ごすか考える。美術館のように改造した1階の倉庫に行っても、ラウンジに行ってみても、なんとなく創作意欲がわかない。
きっと、外があまりにも綺麗に晴れているから。
そう考えた月詠は簡単な弁当を作って、昨日作ったクッキーと一緒にろっこんで封印する。水筒と絵画道具を持って近所を散歩することにしたようだ。水筒の中身はおいしい紅茶である。月詠はお茶が大好きだ。
五月の空は綺麗に澄み渡っていた。
空を仰ぎ見ながらてくてくと歩く。白い髪が光を浴びて銀色に輝いた。
「ぶみゃ~」
「……?」
猫の声だろうか。変わった鳴き声である。
声の主を探すと、塀の上にでっぷりと太った三毛猫がいた。月詠と目が合うと、再び『ぶみゃ~』とのんきな声を出す。
「私のモデルになってみる?」
「ぶみゃ~」
「そう。じゃあ、そうしようか」
月詠はスケッチブックを広げると、三毛猫をざかざかとデッサンしはじめた。五分ほど経っただろうか。突然、三毛猫が耳をピクリと動かして慌てたように走り出してしまった。
どうしたのだろう?
不思議に思ったが、猫の考えることなど深くは分からない。猫の特徴は掴んでいたので水筒の紅茶を飲みながらデッサンを仕上げた。
「ミケさーん、どこやー?」
猫が去ったのと反対の方角から京都弁の女の子がやってきた。
鳳 飛鳥
である。飛鳥は月詠の姿を見つけると挨拶をして話しかけてきた。
「なぁ、デブの三毛猫知らんかな? ぶみゃって変な鳴き方する子やねんけど」
「この猫なら、さっきいたけど」
スケッチブックを見せる。飛鳥は驚いた表情でスケッチブックを指さした。
「この猫や! あんさん、えらい絵が上手いなぁ」
「猫はあっちに行った。追いかけてるの?」
「せやな。散歩に行っただけかもしれへんけど、うち、ここに来て間もないねん。探検ついでに探そうおもてな」
ふうん。と月詠は話を聞いていた。互いに軽く自己紹介をすませると、飛鳥はひとつ上の学年であることがわかった。わかったからと言って、態度が変わることもないのだが。
「これ、よかったらあげる。猫探しお疲れ様」
月詠はミケさんのデッサンを破ると飛鳥に手渡した。飛鳥は受け取るとニカッと白い歯を見せて笑う。
「ええのん? おおきにな!」
飛鳥は元気に手を振ると走って行ってしまった。寮は近いようだから、また会うこともあるだろう。
「……おなかが減った」
ベンチを探してお昼にしよう。
月詠の休日は自由に過ぎていく。
八神 修
は日課のジョギングを終えたあと、白い子猫を目の前にして頭を悩ませていた。普段なら勉強を始めるところだが、今日は子猫の名前をつけなければならない。先日、カラスに襲われていた猫である。
「スノウ、リリー、ライト……」
猫の名前をインターネットで検索したり、白いものに関連した単語を片っ端からメモしていく。洋風な名前にすることだけは決めていた。
「みー」
白猫は修が名前を考えているのも気にせずに、修の足に小さな頭をすり寄せている。遊んでほしいのだろうか。修が抱き上げて頭をなでてやると、気持ちよさそうに喉を鳴らした。
「あっ。こら」
白猫は修の膝の上から机の上に飛び乗ると、パソコンの画面をてしてしと叩いた。画面には名前候補が連なっている。
「自分で名前を選びたいのか?」
「みぃ」
当然、猫に文字が読めるはずもない。修はメモした単語を順に読み上げていった。が、白猫はお気に召すものがないらしい。そのうち飽きてしまったようで、ぷいっと机から降りてしまった。小さな足音をたてながら冷蔵庫の前に行くと、小さくにゃーと鳴く。
「今度は腹が減ったのか?」
牛乳をさらに入れてやると美味しそうに飲み始めた。
「……名前、ミルクはどうだ?」
「にゃん!」
どうやら、名前が決まったようだ。
ミルク、ミルクか。安直な名前だが、自分の好きな名前で呼ばれるほうがいいだろう。
「ぶみゃ~」
「今の声、ミルクか……?」
「にゃ?」
突然の変わった鳴き声。どうやらミルクの鳴き声ではないようだ。ぶみゃ~という鳴き声は外からするようだ。寮の外に出てみると、太った三毛猫がドアの前でくつろいでいた。
変わった鳴き声の猫だ……。野良だろうか。
修がどうしたものかと思案していると、三毛猫の鳴き声を聞きつけた飛鳥が駆け寄ってきた。
「ミケさん、こんなところにおったんか!」
どうやら彼女の飼い猫らしい。1年の教室では見たことがないから、おそらく上級生だ。
「八神、さん? うちのミケさんが迷惑かけんかったかな。うちは
鳳 飛鳥
。はじめまして、やな」
表札を見ながら、飛鳥がすまなそうに話しかける。修は首を軽く横に振った。
「
八神 修
です。俺なら大丈夫ですよ。先輩、猫を飼っているんですか」
「実家から連れてきた。まったく、困った飼い猫や」
からからと笑う飛鳥。猫飼いの先輩である。困ったことがあれば聞いてみるのもいいかもな、と修は思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月03日
参加申し込みの期限
2013年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月10日 11時00分
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