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寮生の日常 ~星~
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◆ナイトパーティー編
きっかけは
丑都渡 紗姫
の思いつきだった。
「はい。加瀬です」
「ちょりーす。ウチのギャルサーでそろそろイベントとかやってみたくね?」
「おや。どんな?」
「うちの寮でナイトパーティーでも開こうと思ってる。とりま、深くは考えてないけど」
ある日いきなりかかってきた電話。
加瀬 礼二
は所属するプリティーキャッツの先輩からのざっくりすぎる提案を聞いて、ふむふむと思案した。今は5月。星ヶ丘寮は一般の生徒からすると敷居が高いうえに、寮のひとつひとつが独立しているため意外と交流が少ない。PK事件……は、交流イベントとは言えないし、紗姫の提案はほかの生徒からも需要がありそうに思えた。
「楽しいイベントで交流を深めたいですねぇ♪ 俺もプリキャのメンバーですし、お手伝いしますよ~」
「あとーんす! じゃ、あたしはエレナに協力頼んで女子とホスト部にも声かけとくわ」
「なら俺は理事長に企画書を提出しておきます。パーティーは慣れているので、雑事はお任せください~」
話しながら必要なアクションを考える礼二。
企画書の他に、HPやポスターでの宣伝、招待状の用意も欠かせない。同じクラスの高嶺の花、
弘明寺 能美子
を誘ったら、どんな反応をするだろう。
「星ヶ丘、もっと知ってもらえるといーよねー。イメージアップっつーの?」
「あっは、いいですね~。楽しいひと時を過ごしてもらいましょう」
紗姫のアイデアを聞いて、礼二がうまくまとめていく。
場所は星ヶ丘寮の展望スペース。海の見える場所で夕日を見ながらの開催である。星ヶ丘らしさをアピールするため、当日は『おしゃれ』をしてもらうことにする。
「つっても、気軽に楽しんでほしいじゃん?」
堅苦しいと人が集まらない。紗姫の提案で、開催サイドで貸衣装・メイクの準備もすることにした。勿論参加費は無し! 美味しい食事も食べ放題である。
礼二の宣伝効果もあり、パーティーの話はまたたくまに寝子高生徒の間に広まった。
星ヶ丘寮の住人・
獅子尾 優華
の朝は早く、規則正しい。
華族の血を引く家の出身ということもあり、優華の部屋は古めかしい内装と調度品であふれている。祖父母からゆずりうけた家具も混ざっているのだろうか。柱時計はゼンマイ式である。
時間通りにパチリと目を覚ますと、肌襦袢姿で畳の床を歩き洗面所で顔を洗う。朝食……今日は大根の味噌汁と焼き鮭……を自分で作り、食後は新聞を見ながら本日の予定を確認するのが日課であった。
もっとも、今日の予定に限っては確認せずとも覚えているが。
「私に似合うドレスなんてあるのかしら……」
読み終わった新聞を畳んで、ぽつりとつぶやく。
生徒主催のパーティーに誘われた優華は、初め、『着て行くものがないから』と言って断ろうとした。が、同じクラスでホスト部の
八十八旗 信彦
に『この信頼と実績の学級委員でお馴染みの信彦さんにお任せあれ!』と言われて、なし崩し的に参加が決まっていたのであった。
信彦と午後からシーサイドタウンに行って衣装選びを手伝ってもらう。ただ、それだけなのだが。
「なんだか」
ちょっと、デート、みたいだ。
……。
せっかくの早起きは服を考える時間ですぐに過ぎて行った。
指定された時間、信彦は黒塗りの外車で颯爽と優華の建物に現れた。優華が寮の前にいるのを見ると、運転手がドアを開けるより早く自分で外に出る。
「おお。普段の凛々しい君も素敵だけれど、可憐な君も素敵だよ。せにょりーた!」
「……ありがとう」
悩んだ末に、優華はレースのついた淡い水色のワンピースに、やわらかい素材のベージュのジャケットを合わせた。足元はリボンのついたパンプスである。
信彦は優華の服装と様子を見て、多少なりとも自分と出かけるために服を考えてくれたのを察した。学校では怒られてばかりだが、可愛らしい一面もあるのだな……。エスコートにも気合が入るというものだ!
「優華ちゃんは、服装の希望はあるのかい?」
「露出が激しいのは、ちょっと……。羽目を外しすぎないものがいいわ」
信彦が車中で問いかけると、優華は困ったような上目づかいで答えた。いつもと違う様子にグッとくる。もし、ホスト部として依頼を受けていなかったら迷わず口説きにかかるところだ。
「スタイルが良いから選びがいがあるね。さぁ、店に着いたよ」
「いらっしゃいませ、八十八旗様。さぁ、奥へどうぞ」
店員が恭しく頭を下げてVIPルームに案内をする。すわり心地のいいソファーのある特別な試着室だ。
「え。あの、八十八旗さん……少し大げさではないかしら」
「いいからいいから! あ、そこの君。早速彼女にドレスを何着か持ってきてくれたまえ。色は紫で、マーメイドラインのものを頼む」
「はい。かしこまりました」
すぐに店員が何着ものドレスを用意してくる。信彦はドレスと優華を交互に見ながら、店員とあれこれ相談を始めた。露出が高いものはNGとのことだから、胸元や背中が大きく開いたものは避けたほうがいいか。
「ポートネックもいいがビスチェタイプも捨てがたい……優華ちゃん、次はこっちを着てみて!」
「は、はい……!」
いつになく真剣な様子の信彦に気おされて、着せ替え人形のようになる優華。何着もの候補の中から、彼女はどれを選ぶのだろうか……?
パーティー前日、
添木 牡丹
の建物――。
学校帰りの制服姿にエプロンをつけた牡丹が、何もないところで転んだり、材料をキッチンに並べたりちょこまかと動いている。
「はわわ! 紗姫さん主催のパーティーなのですぅ!」
牡丹は同室の紗姫からパーティーの案内を聞くと、何ができるかあわあわと考え出した。プリティーキャッツのメンバーとして、何より大事なルームメイトのためにパーティーを盛り上げたい。
張り切る姉とは対照的に、弟・
添木 千唐
は少しふてくされたような表情で壁にもたれかかっている。久しぶりに姉の様子を見に来てみれば、パーティーのために今忙しいと来たもんだ。千唐のところにも招待状は来ているから、パーティーの存在は知っている。
姉が参加するなら止めはしないが……男とケーキを作るって、何?
今日はそいつとケーキを作るから忙しいって、何?
「チカ君ー。いつまでそこにいるのですぅ! 手伝ってくれないんですかー?」
目の前の作業に夢中な牡丹は弟の不機嫌に気付いていないようだ。仲よしの
戌井 創
がくるまで時間が……あ、今チャイム鳴った! キター!
「チカ君ー。出てくださいぃ~」
「はいはい」
ズボンのポケットに手を突っ込んで猫背でドアに向かう千唐。相手がロクデナシなら実家の社員を総動員して社会的に終わらせよう。つーか、片目くらい、えぐってもいいよね? ふたつあるんだし。
アイスピック、フォーク、親指、自分で? 相手に? だれかに?
未来プランを膨らませながらドアを開ける。
しかし、だれもいない……。
「……あ。こっちこっち!」
視線を下げるとちっちゃいのがいた。
「やあ、これは失礼。君が戌井クン?」
作り笑顔で尋ねると、邪気のない笑顔で『うん!』と返事が来る。
「はじめまして、だよね。
戌井 創
です。弟さん? よろしくねっ♪」
……ナンカカンガエテタノトチガーウ。
こういう犬いるよな……なんつったっけ。ポメラニアン?
毒気の抜かれた千唐は面倒くさくなったので帰ることにした。
「こんにちはー。牡丹せんぱいー!」
「あれっ。チカ君は一緒じゃないのですぅ?」
「用事はすんだから帰るって。えへへっ、明日は弟さんにもおいしいケーキを食べてほしいねー」
用事なんてさっき言っていたかな?
不思議に思った牡丹だったが、パーティーのケーキを担当するという大仕事が待っている。残り時間は24時間を切っていた。
「戌井君もケーキ作りを考えていてよかったですぅ。ひとりで作るより、ふたりで作ったほうが楽しいですぅ」
「今日はいちごのケーキとー、チョコのとー、チーズケーキとー。ケーキでおなかいっぱいになれるくらい、たくさんつくろーね♪」
創にエプロンをつけてやりながらゆるい笑顔で話す牡丹。卵を割り、計量をすませてスポンジケーキを焼きだした。これを作ったらその次はタルト。大きさはホールから一口サイズまで様々である。
創は慣れた様子で冷蔵庫に向かうと生クリームを取り出す。ボウルの底に氷水を当てながらカカカ、と気持ちのいいリズムでクリームを泡立てはじめた。時々泡だて器を持ち上げて具合を確かめる。
「あ、戌井君。クリームついてますぅ」
「ほんと? ありがとう、せんぱいっ」
牡丹が創の鼻の頭に付いたクリームをぬぐってやる。お返しに、と、創は先ほどできたばかりのベリーのタルトを持ち上げた。イチゴ、ブルーベリー、ラズベリーが乗ったひとくちサイズのタルトである。
「せんぱい、これ味見してみて? はい。あーん」
「あーん♪」
「なんちゃって……ぱくっ」
「あぅぅ、ひどいです~」
フェイントにひっかかった牡丹は創のほっぺを人差し指ぷにぷにつつく。
「えへへー、じょうだんだよー。もう一回あーんっ」
「あーん……ん、おいしいですぅ!」
数時間後――キッチンにはショートケーキ、フルーツケーキ、シュークリームなど様々な美味しそうなお菓子が並んだ。
「ウフフ……手伝ってくれてありがとう戌井君♪」
「明日、楽しみだね~! えへへ」
牡丹に頭をなでられ抱きしめられると、創はくすぐったそうにしながらなすがままにされていた。明日は創がボタンをエスコートして会場に向かう。ケーキはメイドに届けてもらうので安心である。
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担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月03日
参加申し込みの期限
2013年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月10日 11時00分
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