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天使が瞳をひらくとき
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◆
チョコレートコスモス、という名前の花がある。
甘いチョコレートの香りを放つ、赤みを帯びた黒い花だ。
野生では咲かないはずのそれが咲いているという噂を聞いて、
黒依 アリーセ
は九夜山へとやってきていた。
植木鉢ではなく大地に根付いたら、どんな綺麗な花を咲かせるのかを一度見てみたくなって。
そうして、さまよい歩くうち。一向に花は見つからず、状況は若干迷子の様相を呈し始めた頃。
アリーセは、白い野薔薇に覆われた教会に辿り着いた。
「ここかしら……?」
チョコレートコスモスが咲いているのは、古びた教会の近くだと聞いた。だとしたら、ここなのだろうか。イメージと違って、朽ちてはいるけれど。
目当ての黒い花を探して教会の周囲を歩き回るアリーセの瞳に、眩しく煌めく光が映る。吸い寄せられるようにして視線を向ければ、そこには一体の天使像があった。
「綺麗……」
ステンドグラスの光を纏う様は、まるで今そこに降り立ったかのよう。
その姿を見たから、だろうか。
アリーセの心に、告白してみようという気持ちが静かに起こったのは。
その唇が、言葉を紡ぐ。
「――私は、恋の仕方を忘れてしまいました」
中学の頃、彼女にも好きな男の子がいたりして。
始めたばかりの作詞で、気持ちを表して見たり。願望を、歌にしてみたり。
「たくさん、たくさん、恋の歌を……幸せに満ちた言の葉を、紡いでいました」
やがて自分の気持や願望だけじゃなく、友達の話や物語からも紡ぎだした。
それはとても美しい言の葉達で、アリーセの胸を幸せに満たしてくれていった。
「でも、そのうち。頭に浮かぶ言の葉が自分の感情なのか、それとも創作なのか分からなくなってきて」
言の葉を紡いでいたはずの恋心は、自分ではない誰かの心に紛れて見失ってしまった。
「今は自分を少しづつ取り戻している最中……借り物では無い、自分の言の葉を探しているところです」
手探りで、一枚ずつ、少しずつ。何処にあるのかはわからないし、まだあるのかもわからない。そんな自分でも、
「恋する心をもう一度、見つける事が出来ますか?」
問うた声に、答えたのは。
教会には場違いととれないこともない、獣の鳴き声だった。
「え……?」
思わず振り返れば、そこには数匹の狐の姿。人馴れしているのか、アリーセの姿にも特に警戒や怯えといった色は見せず、それどころか向こうから歩み寄ってきた。
そのまま、まるでアリーセを観察するように足元でくるくると駆けまわる狐達。
最初のうちは何が何だかな顔をしていたアリーセだったが、やがて小さく口元を緩ませた。
「少し、探しものに付き合ってくれるかしら?」
恋心とは、また違うけど。彼らと触れ合って生まれる言の葉だって、探しものに繋がる一枚かもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月18日
参加申し込みの期限
2015年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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