this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
天使が瞳をひらくとき
1
2
3
4
5
…
13
つぎへ >>
◆
朝露が、九夜山に茂る枝葉を濡らす頃。
細く、軽く、小刻みに、一定のリズムを保って聞こえてくるのは、呼吸の音と足音と。
天動 記士郎
が、緩やかに山道を走っていた。一息ごとに、冷たく澄んだ空気が肺を満たす。
山道を行く彼の耳に、がさがさと葉のこすれる音が届く。足を止め、目を向ければ向こうへと去っていく小動物。
その姿に、ふと思い出したのは。
「そういえば、狐さんたちは元気でしょうかね……」
気にはなる。けど、野性動物にはなるべく接触しないほうがいいという方針に、変わりはない。ただそれも、自分が思うだけ。人に押し付けるつもりはないけれど。
「秋で山に十分食べ物があれば、人間がいるところまで出て来ることはないでしょうけれど……」
結局どうにも気になって、そっと山道の脇道に踏み出す。湿気った小枝が、足元で湿った音を立てた。近くにあった、手頃な大きさの枝を一つ手に取る。
記士郎の視線が、枯れ葉に覆われつつある地面をせわしなく動く。目に留まるのは、辺りに転がる木の実たち。ざっと見た程度だけれど、特に病気だとかおかしなところは見当たらない。
それと一緒に、探知機みたく枝を地面にかざして進む。枝の先に手応えがあれば、全部きちんと確認する。万が一、違法な罠があったら一大事だ。
幸いにして、そんなものは一つも見つからなかったけれど。
そうして歩いていくうち、目の端に一つ人影が。
「人?」
ぎょっと慌てて、近くの木の幹に身体を隠す。いや別に、悪いことはしてないのだけれども。狐が化けたものだろうか、と落ち着いて向こうを見てみると。
その人影には、羽があった。
正確に言えば、人ではなく天使の像。
ホッ、と小さく息をつく記士郎。像に近づいて見てみれば、そこは小さな教会だった。もっとも、生い茂る白い野薔薇に覆い隠される様にひっそりとした、廃墟ではあったけれど。
ここに来たのも何かの縁か。お祈りでもしようかと思ったが、さて何を祈ろうか。
考える間にも、足元にちらほら咲くコスモスたち秋の花を集めて、そっと像の足元に添えて。
ぽつりと漏れた、祈りの言葉は。
「……どこかに良い人、居ないでしょうかね」
ゆっくりと、自分と同じ時間、同じ景色を見つめられて。同じ速度で歩いてもらえるような、そんな人。
この人、という誰かが居るわけではないのだけれど。
「誰か」が居るなら、「どこかに」なんていい方はそもそもしない――漏れるのは、小さな苦笑。
その時、小さく鳴き声が聞こえた気がして顔を上げた。
ぐるりと見回す視界の中、こちらを見ているもふもふした影が一つ、二つ。
その姿に小さく手を振って、ぽつりとつぶやく。
「狐さんたちのほうが、逞しくて強いだろうな……」
仲間がいるのが、少し羨ましい。
1
2
3
4
5
…
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
天使が瞳をひらくとき
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月18日
参加申し込みの期限
2015年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!